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「007は2度死ぬ」

本日はいろんなことから気を取り直す為にDVDレンタル屋へ向かいました。

いつも誰かに借りられていてなかなか手に取れなかった念願のブツ発見。
「007は2度死ぬ」
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衝撃に打ちのめされまくるシーンの連続で見終わった後は腰が抜けたようになっておりました。

国際派俳優といえばミフネ?最近では渡辺謙?
まあ誰でもいいんですけど、この映画に出てくるこの人、これを外すわけにはいきますまい・・・
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主役のショーン・コネリーと並んでも全く引けを取らないオーラ。
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今は大霊界に行ってしまわれましたけど・・・
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それにしても、数ある007シリーズの中からマーク・マイヤーがオースティン・パワーズ1に悉くこの「二度死ぬ」の要素を取り入れたくなった意味がものっすごくよーく分かりました。

あまりの意表を衝かれまくる展開に大騒ぎしていると、隣で真面目な眼差しでじっと画面を見つめていた旦那が「この時代にしてはみんな一生懸命頑張ってたんだ、それをそんなに笑いものにするなんて酷いじゃないか!」

すっ、すまん・・・すまなかった・・・

そう、実はうちの旦那は並外れた007ファン。去年の誕生日のプレゼントもドクター・ノオのポスターと、全ポスターが閉じ込まれた日記だった。

「この映画を子供の頃に見た時から、どんなに日本で風呂に入ってみたかったことか・・・」
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彼には申し訳ないが、現実は厳しい。
# by dersuebeppi | 2006-11-13 07:01

映画で気を紛らわす日々

税関で既に一週間も放置されている私の本。
結局いろいろ調べた結果、DHLに問題があること発覚。
もう二度とこの運送会社は使いません。
騙し取った「課税」とは名ばかりの多額な金は、誰の懐に入るのでしょうか。
ポルトガルのネットを覗いただけでも、このアマゾン注文DHL委託便で不条理な思いをした人数知れず。ああ、許せない。
というわけで、いまだバトル続行中。

私は別にもう、受け取り拒否にしてもらって、さっさと注文しなおして普通の郵便で送り直してもらいたいところなんですけどね、旦那が冷静な見かけによらず、すぐ熱くなるんですよ。「泣き寝入りという言葉はオレにはない」と断言してます。だからまあ、バトルは彼が担当してんですけどね。

自分の本もさることながら、何よりもまずそれと一緒に注文したほかの漫画本が手に入れられば私は幸せなんですよ。
他の作家さんたちの面白そうな漫画8冊。
なんせそれが仕事の機動力になるんで・・・・
なんせそれがないと頭も手もなかなか思うように動いてくれんのです・・・

仕方ないので、映画をじゃんじゃんみてその渇望感から意識を反らせることにした私。

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「40歳の童貞男」 
本当に時間つぶし。ただひたすら笑って終わり。

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「Bandidas」
サルマ・ハイエックとペネロペ・クルス、ハリウッド進出を果たした2大ヒスパニック系女優競演によるフランス版西部劇。リュック・ベッソンがプロデュース。
これも二人の可憐美に気を取られてるうちに見終わっていた。

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「Transamerica」
見たかった映画だったけど、期待してたほどの感動なし。
デリケートなアメリカ映画。

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「ティファニーで朝食を」
先日に続いてオードリー・ヘップバーン映画第二段。
これもまた20年ぶりだったが、よかった・・・
10代で見た映画は見直す必要があることを改めて実感。
カポーティの原作も好きだが(彼はマリリン・モンローを想定してこの小説を執筆したのだそうですよ)、若干内容の変えられた映画もまたよし。

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特にネコが素晴らしい。(キスする二人につぶされている猫)

うーん、どうも私は1950年代から70年代に掛けての映画のテンポが自分の思考のバイオリズムにあっているような気がします。
内容も適度に社会性があって心地よし。

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階上に暮らす出っ歯の日本人のYUNIOSHIもよし!

それにしても、くだんの本を手に取るまで、こうして私は一体何本の映画を見続けるのであろうか・・・
# by dersuebeppi | 2006-10-28 00:11
モーレツ・イタリア家族の単行本、まだ私は見ていません。
早く手にとって、表紙のつるつる感を撫で回したり、光りにあててみたり、質感を手のひらに感じたり、ぱらぱら不必要に捲ってみたり、そんなことがしてみたいのに・・・

まだ、まだ届かんのですよ!!きーっ!!

実はこんなこともあろうかと、出版元からも送ってもらったのが待ちきれなかった私は、こっそりアマゾンの国際エクスプレス便でモーレツ家族を3冊、そしてその他にも読みたかった漫画を数冊たのんでいたのでした。国際エクスプレス便だと、世界のネットワークDHLで5日で到着!!って書いてあったんで、よし、5日待てば本が届く!!と胸を高鳴らせて待っていた私。
と、そこへ一本の電話。

「あの、こちらリスボンの税関ですが、あなたがDHLでより寄せた荷物に課税をお支払いいただかなければなりません」
「え?課税・・・?」
「全部で165ユーロになります」
「は!? 165ユーロ!?」
「お支払いいただかないと、お荷物をお引取りになれません」

どういうことっすか!?え!?
165ユーロってえと、あなた、2万円以上っすよ!?
あたくしが注文した本の金額は全部で6000円程度っすよ!?
なんで3倍もの税金払わねばいかんのですか、え!?

どんなに死ぬほど学芸会の娘の晴れ姿が見たくとも、そのために2万円ものムダ金を払うことは、例え愛情深き親といえどもできない相談ですよ・・・
しかもこれが導線になって夫と大喧嘩(自分で自分の本に莫大な金額かけて買うなんてどうかしている、しかもDHLで注文して失敗したのは今回が初めてではないのにそれを私がすっかり忘却していた、などがきっかけ)。

よって結論。
受け取り拒否。
届いても「お金払えませんから、そんなのいりません」と言って、配達の人に帰ってもらう。

おお、私の本はすでにもう、そんな目の前にあるっていうのに・・・・どうしてこんな不条理な思いをさせられねばならんのですか・・・とほほ・・・

腹いせに、とびきり気分がステキになりそうな映画を見ることにする。
そう、とにかくステキ過ぎて眩しいような・・・
きらきらして、今の胸のドロドロむしゃくしゃがぱあ~っと光りに変わるような・・・

いつになったら手元に・・・_a0087957_122314.jpg


「ローマの休日」。
近所のスーパーで9ユーロ、衝動買い。

どのシーンも鮮明に思い出せるほど今までに何回も見た映画だが、なんでか今回はバカみたいに泣けた。
これが泣ける映画だとは知らなかった。
オードリーが神々しくて泣いた目に痛々しいほどだった。
グレゴリー・ペックの顔ってスケベエ面だなあ、こんなのにチューされたのかあ、と思うとまた泣けた。
古き良き時代のローマ、今はもうこんなじゃないしなあ、と思うと嗚咽が漏れた。

ちょっと怒りすぎて疲れてんのかもしれません。わたくし。
# by dersuebeppi | 2006-10-26 01:12
名曲喫茶ウィーン つづき_a0087957_3153597.jpg

                       これが名曲喫茶

前回の投稿は内容のスケールの割りにかなり大げさな演出になってしまったので、ちょっと短縮型にして進行します。(あとで読み直してちょっと恥ずかしくなった)

考えてみたら、ここのバイトが私にとっての初バイトではなかったので、履歴書持って出かけていくときはかなりでかい態度だったことを記憶しています。
なんてったって高校在学中に、ディスコに行く資金を自分で稼ぐためにアルバイト情報誌で見つけた、私の人生の記念すべき初仕事が「チリ紙交換」ですからね。これ、ものすごく一日中頑張って稼いだ金額が500円。あの、恥を恥だと思い込むとにっちもさっちも行かぬ仕事を3日間やりのけた私の肝は、かなり頑強に鍛えられていたのだと思われます。
脱線しますが、このチリ紙交換(情報誌には別の名称で募集をかけてあったので、チリ紙交換だとはそこへ行くまで知らんかった)、同級生だった弁護士のご令嬢Sさんまで引き込んでやってたところが今思うと大変恐ろしいです。彼女は「お友達のところで勉強してきます」と行って家を空けていたらしいのだが、もし自分の娘が民家の扉を次から次へとノックして「古新聞古雑誌ありませんかー?」なんてことやってたなんて知れたら・・・・それでも量が少ないからって、酒屋やスーパーのダンボール置き場で要らないダンボールを折りたたんでトラックに投げ込んでたなんてことがバレたら・・・・ ふうう・・・ 今はどこで何をなさってるかしら、Sさん。そんな過去は遠い記憶のかなたに葬って、今頃きっとステキなマダムになってらっしゃることを祈ります。

さて、名曲喫茶ウィーン面接。
立ち会った店長は石立鉄男そっくりの、これまた17歳の小娘を前にして腰の低すぎる謙虚なお人でございました。
彼を始めに20年以上経った今もなお、鮮明に記憶に浮き出てくる当時のバイト達の面立ち。
ウィーンってのはいつからあの御茶ノ水にできたんだか知りませんが(おそらく戦後直後?)、バタ臭さ満開の洋風建築4.5階建て。まあフロアー自体そんなに広くないんで、2階づつ掛け持ちで全部で6~8人くらいのバイトがいたように記憶してます。

ぽっちゃり顔で巨乳、足のスラリとした屈託の無い笑顔が魅力的な日大生Kちゃん。
市川から通っていた、サーファーカットにでっかい花のイヤリング、ピンクの口紅がつややかだった小柄なMちゃん
そのMちゃんのお友達で、同じくサーファーカットなんだけど、声がピンクレディーのケイちゃんみたいに低くて色っぽかったSちゃん。
中学卒業後、進学せずにウィーンのボーイ業に携わっていた小岩の少年かっちゃん。
そのかっちゃんにいつもボディガードのよに寄り添う中央大学の学生(留年中)松田さん。ふたりは小岩の4畳半のアパートで仲良く一緒に暮らしていていましたっけ。
フロアー長と呼ばれていた、少年隊の錦織みたいな顔立ちの名前は忘れた男。
それからもう一人、これも光GENJIみたいな輩が一人。このジャニーズっぽい二人は俳優の卵だったらしく、いつも映画やドラマのエキストラで出演しただの、オーディションがどうだのという話を誇らしげにしていてました。
洗い場では芸大を卒業したYさんと、元ボクサー(左の耳が半分しかない)のRさん。
レコード室ではリクエストの紙からレコードを選曲する知的なHさん、彼女はYさんと同棲してました。
で、あとはこの名曲喫茶ウィーンのオーナである韓国人の老年夫婦。滅多に現れませんでしたが、たまに来るとその場が急に緊張感に包まれこんだものでした。

あと特徴として、常連客の一人が俵孝太郎。(毎度彼が現れる度に誰が受け持つか、じゃんけんで決めた)

あそこにいた人物だけ書き上げたら、なんだか壮大な長編小説でも一本書けそうな気分になってきました・・・いや、実際凄かったんですよ、この中の恋愛妬みの交差図が・・・いろいろとね。なんであんなに全ての人たちがドラマティックだったんだろうっていうくらい、事件や話題がつきなかったですね。ほんとに凄かった。

漫画のネタになりそうだな。
# by dersuebeppi | 2006-10-23 03:20
お茶の水 名曲喫茶ウィーン_a0087957_20105649.jpg


創作ノート(という程エラそうなもんでもないが)をぺらぺら捲っていたら、「今日の夢: 御茶ノ水ウィーンの皆がでてきた」という走り書きを発見。
いつの夢だったのか記憶にはないのですが、その文字を見たとたん急に目頭が熱くなりました。

本当に短い期間ではあったが、私の中に一生忘れられない記憶を作ってくれた、名曲喫茶ウィーン。

せっかくこうしてブログも立ち上げたことだから、あのしっちゃかめっちゃかなアルバイトの日々をここに記しましょう(というか、ただ単に記憶を整理したいだけ)。


今は無き名曲喫茶ウィーンとの出会い、それは・・・・1984年。私がイタリア行きを決定し、それまで通っていた某ミッションスクールを高校1年終了後にクラスメートにも内緒でこっそりと辞めて、出発予定の夏までの期間みっちりと御茶ノ水のアテネ・フランセで過ごそうと決意した時でした。
イタリアへ行くのになぜアテネ・フランセだったかは言及しないでください。
当時はイタリア語を学ぶのもそんなにメジャーなことではなかったのと、私をイタリアへ招聘してくれたマルコ爺さんがフランス語と英語べらべらだったので、とりあえず彼との必要最低限な会話をマスターする意図があったから、だったと思われます。

春にな、窮屈だったそれまでの女子高とオサラバして、大泉学園の町から御茶ノ水までの道のりを楽しく通う日々がスタートいたしました。

アテネ・フランセで振り分けられたクラスの生徒は浪人生が半数を占めていましたが、中にはこの人仕事はどうしているんだろう?と疑問を抱かせられるような働き盛りの男性や、80歳近くの爺さんや、可愛いくておしゃれで、とりあえず遊びたいから大学には行かなかった、というよな人たちも混ざっておりました。
そう、あれは今思えば日本がまさに華々しきバブルを迎え入れようとしていたころですね。

街行くこじゃれた若者の小脇には「BIGI」やら「Melrose」だのと、だいたいそこでいくらくらいお金を使ったのかが想定できるようなブランド名が記されたビニールの袋が二つ折になって挟み込まれ、ますます小型化が進むウォークマンでスタイルカウンシルやらU2を聞きながら、そこが日本であることを忘れて歩くことが可能なような、そんな時期でした。 


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                 スタイル・カウンシルのふたり

私も当時は17歳。そういった周囲から発されるスタイリッシュ誘惑に巻き込まれないわけがありません。
欲しいものもいっぱいだし、買いたいカセット(当時はCDじゃない。カセットに2500円とか払ってたなんて信じられませんが)いっぱいだし。
だけどうちの母親はむかしから清貧ポリシーまっしぐらの「暮らしの手帳」愛読者で、欲しいものがあると、「わかった。じゃ作ってあげるね」と答えてくれる人でした。
だからお小遣いも、必要ではないという理由からそんなにもらえなかった私は、アテネ・フランセのおしゃれなお姉さんたちや、御茶ノ水界隈の若者を見るたびにむなしいため息をつくしかなかったのです。

そんなある日、学校帰りにぶらぶらと御茶ノ水界隈を歩いていて、ふと目に止まった一枚の求人広告の貼り紙。
「求む。ウェイトレス。名曲喫茶ウィーン」

隣は丸善。向かいには画材屋さん。なかなかアカデミックな環境じゃなういですか

一日考えてから、どうしても「BIGI」の二つ折り袋を小脇にはさんでみたい執念に負けて、思い切ってこの張り紙の場所に電話で連絡を入れてみた私。
母には内緒でしたが、オーケストラの団員である彼女のこと、最悪「だって、名曲喫茶だよ!? 名曲が聞けるんだよ!!」と言えば許してくれそうな気がした上での決断でした。

つづく。
# by dersuebeppi | 2006-10-21 20:21

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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