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AERA最新号 

只今発売中のAERA(12月26日号)に先日イタリア文化会館で行われた鼎談「萩尾望都×ヤマザキマリ×ジョルジョ・アミトラーノ(イタリア文化会館館長): イタリアと日本人 文化とサブカルチャーをめぐって」の抜粋が記載されております 

実際は広告にあるように「少女漫画」に特化した話題が交わされたわけではなく、日本人作家でありながら海外を舞台にした漫画を手がける萩尾先生や私は、日本の読者に対して、どんなことを意識して作品を描くか、そしてよしもとばななさんや村上春樹氏など日本文学の翻訳を手がける日本文学者アミトラーノ館長も交えて、それぞれの国で表現される自分たちの国についてどう感じるか、なぜイタリア人には他国に比べてよしもとばなな作品を嗜好する傾向があるのか、といったような内容の話が交わされました。

全体的な鼎談の内容は来年中に、早稲田文学(私の責任編集号)で掲載する予定です。

アミトラーノ氏が間もなく文化会館の館長のお仕事を終えてイタリアへ戻られるということもあり、「じゃあせっかくだから思い出になるような面白い話を3人でしよう!」と思い立って実現した今回の鼎談ですが、このような素晴らしい機会を設けて下さったアミトラーノ氏には心より感謝いたします。そして4年間日本でのお仕事ご苦労様でございました。

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by dersuebeppi | 2016-12-19 15:38

晴れた夕方と夫の実家

アレッポを訪れた時の写真が見たくなり、
シリア時代のアルバムを取りにバッサーノの実家に立ち寄る。

庭の影には霜が
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天気はよい。足も長い。本日はドロミティ方面がよく見える
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しかし舅のコレクションポンコツ車が寄せてあるガレージではレモンが収穫季を迎えていた
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久々の姑の雌猫、寒さで太っている
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ピアノの上には姑が飾り付けたミニPresepio(クリスマス時季に飾るキリスト生誕のジオラマもどき)
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えっ、待って! 
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幼子キリスト教の誕生を見守っているこのちいさな置物の後ろ姿は私が以前日本からのお土産で持って来た...干支.....

帰り際 姑の祖父が創った猫の置物を頂く。
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わー! かわい...

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クリスマス仕様のクッキーも頂くが、何を模しているのかよくわからん
口に入れると上質なの石鹸のような味がした

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by dersuebeppi | 2016-12-19 01:40
「ヤマザキマリ・北村一輝と旅する あなたの知らないイタリア」


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12月27日火曜
NHK総合1 午後10時00分~ 午後10時49分

ダ・ヴィンチなどイタリア美術展が次々と開催された今年、日伊修好150周年の最後に贈るのがこの番組。テーマは、古代ローマやルネッサンスを生み出したイタリアの、どこがそんなにすごいのか?人気漫画「テルマエ・ロマエ」の作者・ヤマザキマリさんが、その秘密を解き明かすために、ローマ・フィレンツェ・シチリアを巡る。旅の相棒は俳優、北村一輝さん。目からうろこの発見!美あり・謎あり・グルメありの贅沢紀行だ。

【出演】ヤマザキマリ,北村一輝,磯野佑子

 番組告知 NHK HPより


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by dersuebeppi | 2016-12-16 18:01

プリニウス、世界へ!

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『プリニウス』の海外版が続々と刊行されています。すでに台湾、香港版(繁体字中国語版)は9月、スペイン語版は10月に第1巻が刊行され、来年1月には韓国語版、フランス語版が刊行される予定です(各国版のカバーは、下の画像をご参照ください)。
また、フランス語版刊行を記念して、来年1月下旬にフランスのアングレームで行われる「アングレーム国際マンガ祭」に、ヤマザキマリ&とり・みきが公式ゲストとして招待されています。同祭は、ヨーロッパ最大級のバンド・デシネのイベント。古代ローマの博物学者を日本人が描いた「プリニウス」が、ヨーロッパでどう評価されるのか、非常に楽しみです。

 プリニウスHPより
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by dersuebeppi | 2016-12-16 17:13
更新されました:
ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第105回 「離婚騒動を繰り返しても〝家族〟を絶対壊さない姑の執念」

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by dersuebeppi | 2016-12-13 19:06

島尾敏雄と千歳

長期の取材が入ったり、別の本を先に読み終えねばならなかったりで、途中で中断していた「狂うひと」。

やっと最後まで読み切りましたが、後半の章で島尾敏雄が千歳とも縁があった人だったと知ってちょっと驚きました。千歳は私の母が暮らす北海道の街ですが、まさかここに教え子がいたり、ここの高校で講演をしたことがあったなんて。
後にこの教え子の方は島尾氏が執筆のために滞在していた新潮社クラブに彼を尋ねていったりもしているようで、自分と拘わりがあったり良く行く場所が出てくると何やらとても生々しい気持ちにさせられます。

ちなみに私が初めて「死の棘」を読んだのは20歳の時でしたが、ひとりでこの本の中で繰り広げられる壮絶な世界観を抱え込んでいるのがとても怖くて、日本の友達にも「御願いだから読んで、そして一緒に感想語って!」と切迫気味に訴えたわりには誰も読んでくれず、結局自分ひとりで重たく暗い読後の感慨を抱えたまま過ごしていたのを思い出します。

今週末の読売新聞で私が担当している書評欄に感想を、と思っていましたが、今は沢山の人がこの本の書評や感想をあちらこちらで上げているので、少し時間を置いてから諸々の箇条書き(今まで書評を書くのにこんなに気がついた事をメモしたのは初めてですが)を纏めることにします。

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(日本を発つ前に発売されたばかりのこの本を買って帰ってみれば、イタリアにも出版社からの献本で届いており、よってうちにはこの本が2冊あるのです)
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by dersuebeppi | 2016-12-09 19:36
ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第104回 「“ニッポンらしい情景”だった酔っ払い&疲れ切ったサラリーマン」


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by dersuebeppi | 2016-12-08 14:17

年末特番ロケ終了

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古代からのマグロ漁「Mattanza」で有名だったシチリアのエガディ諸島のファビニャーナ島、そしてセジェスタの神殿の撮影で今回のNHK特番ロケはやっと終了

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(Mattanzaの漁師 Clemente ノルマン人の血を引く男)


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(Segesta)


ありきたりの旅番組などで紹介されるのとは別の角度からのイタリア、それを皆さんに知っていただきい私の気持ちが伝わる番組に仕上がりますように。

放映はNHK総合12月27日(火)夜10時からの予定です。


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(旅行中一番幸せだった瞬間)
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by dersuebeppi | 2016-12-07 19:09
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パレルモ滞在2日目
本日の取材は市場とノルマン王宮

シチリアが文化の交差路であった軌跡を辿る度、今のシチリアもある意味で様々な人種が渾然一体化し、市場は以前よりも無国籍なムードで満ち満ちていて、かつて暮らしたシリアのダマスカスの市場の記憶を重ねながら散策しました。

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安易に笑顔になったりはしない、シチリアの渋い親父達
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市場の後の撮影場所はパレルモにおける重要建造物の1つであるノルマン王宮。
もともとは北方民族であるノルマン人がシチリアに築いた王朝がいかなるものだったのか、このビザンチンとイスラムの融合した建造物を見れば何となくイメージしていただけるかもしれません。

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イスラム建築である鍾乳石天井と、ビザンチンモザイクの融合
装飾の中に記されている言語はアラビア語、ギリシャ語、そしてラテン語。
当時パレルモの街の中で飛び交っていた言語は多種多様。

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800年前の人の方が、それぞれが異なった文化や社会や宗教を持つ世界のありかたに対して、今よりも余程成熟した考え方をしていたんじゃないかと思わざるを得ない、そんなノルマン王宮の佇まい。
この当時のキリスト教の人はこの精巧なイスラム建築技法を目のあたりにすることで彼らの文化を敬い、同じくこの当時のイスラムの人はキリスト教というものをもっと振り幅広く受け入れていたはずです。まあ、それにはそんな世界観を提唱したとある人物の存在があるわけですが……

とにかく、世界広しといえども、シチリアという土地の文化、そして歴史的経験値が他とは比類無く高い事を、15年ぶりに訪れて、改めて痛感させられました。

最後に:
ノルマン王宮で厄介になっているどなたかの形跡
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by dersuebeppi | 2016-12-04 23:59
ヤマザキの本棚紹介昨日に続き2回目:
“安部公房、ゴジラ、ジョビン…。ヤマザキマリ流、読書の仕方 ~ヤマザキマリ(漫画家・随筆家)Vol.2”
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by dersuebeppi | 2016-12-04 15:50

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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