仕事が捗らなくても風光明媚
2009年 10月 05日
昨日やったことは、先週作った仕事のノルマのスケジュールを作り直すという作業。
これを私は日本から帰ってきてから多分4,5回繰り返しています。
毎回やる気を奮い起こそうとカレンダーに細かく何を何日にどれだけやる、と書き込んでみるのですが、全く思うように運びません。その度に「仕方ない、明日からやり直しだ!」と意気込むのですが、それを綿密に書き込むだけで一日が終わるのです。
要は、どんなに努力してもやる気が出てこない時はどうしようもない、という事なのだと思います。
そんな中、私は突然べレンという場所にある考古学博物館へ行ってこよう!と思い立ちました。
ここには、まあ正直しょぼいけど、古代エジプトや古代ローマ時代の発掘品もあるわけでして、そういうもののある空間の空気に触れると少しは生産性が湧くのかな、と思ったわけです。
ご近所のOさんを誘い、ポルトガルのヨーロッパ的威圧感が一切無いゆるさがいいよね、などと話しながらべレン行きの電車が通る場所まで歩いて行きました。
外務省の建物の前にあった木にこんな花が満開に咲いてて美しかったです。
天気が良いのにテージョ川には今まで見たこともないような蒸気が立ち込めています。
(手前にあるのはCosta Crocieraというイタリアのクルーズ船)
夜、冷え込んでたんでしょうか。一瞬何処かで船が燃えてるのかと思うくらい、煙と見紛う凄い靄です。
そんなわけでべレンに着いた私達は早速考古学博物館で帝国の属州Lusitaniaの素朴な発掘品を眺め、帰りはべレン名物の修道院菓子であるエッグタルト「Pastel de Nata」を買って帰りました。
この菓子、やっぱりいつ食べても美味いなと思います。
今日は店に長蛇の列が出来ていましたけど、ポルトガルに来てこれを食べずに帰るのは大きな損失になるのが解るような気がします。
他にどんな菓子が食べられなくても、この出来立ての暖かいパリパリでフワフワのエッグタルトだけは外してはいけません。
博物館の展示物は毎度しょぼいけど、タルトが美味かったのでよし。
そして明日はぜったいに仕事します。
by dersuebeppi
| 2009-10-05 04:31