昨日見たへんな夢とクマの話
2009年 09月 29日
リスボンのこの心地良き気候のせいでしょうか。
最近朝起き上がるのがたまらなく面倒です。
面倒というより、あまりにもベッドの中が気持ちよくて、しかも何だか妙にくっきりした夢を見ることが多く、まるで覚めてる脳で映画でも見た後のような感じ。その余韻にひたっていたいというのか。
なんなんでしょうかね、これ。
映画ならまだ作られた世界を客観的に見ているという意識がありますけど、夢は当事者となってその中にいるわけで・・・
いや、ま、はっきり言って面白い。
夢という自分の意識の合成では決して作れないシュールなお話の展開、これはヘタなドラマや映画を見るよりずっとわくわくします。
どんな夢だったかというと、私がお世話になっている某編集者が出てくる夢です。
その人は都心から離れた山の奥の、白川郷のような合掌造りの古い家屋で竹細工の職人を営む老夫婦のものとに「下宿」しているのです。
都会での暮らしが疲れたから、というのが理由のようです。
その老夫婦の家の居間の奥にある、縁側くらいの広さしかない狭い空間にその人は万年床を敷いて暮らしています。
本棚にはびっしりと本、その上にはいまどき懐かしいラジカセ、アンテナをピンと張ってラジオをふだんはそこで聞いている様子。
私が「失礼しまーす」とその家に入っていくと、お爺さんとお婆さんが「はいはい、あちらでお待ちですよ」と私を促し、私は床をぎしぎしと軋ませながらその狭いスペースでこちらに背を向けて座っている担当に「原稿持ってきました」と歩み寄ります。
するとその人は原稿を取って一枚一枚確認し、最後に「はい、確かに預かりました」と挨拶します。そして「よかったら、ここでごろ寝していきませんか?せっかくだから一緒に音楽の話でもしましょうよ」と私を誘います。
すると老夫婦も「そうそう、それがいいよ」と同意します。
一瞬躊躇はしたのですが、その家の中にこもっている暖かいまったり空気に逆らえず、「じゃ、失礼して・・・」とその人の万年床にコートを着たままもぐりこみました(・・・)。
でも眠くないのでその編集者の本棚から漫画本を一冊取って読み始めます・・・・
編集者はその漫画についての薀蓄をはじめます。
そんな私達を爺さん婆さんがにこにこしながら見ています。
たぶん引きこもりになっていたその編集者が少し開放的なそぶりを見せたからだろうな、と私はそんな爺さん婆さんを見つめながら思っています。
という流れの話です。
もちろんオチはありません。
なんなんですかね、これ。よくわかりませんけど。でも面白かったです。
今日もまたこんなへんな夢が見れたらいいな・・・
ところで先回の続きでヒグマに会った話ですが
ま、たいしたことじゃありません。
北海道の新得町から延々と何もなく続く山道をひたすらトムラウシ温泉に向かって進んでいく途中で、急に前方の熊笹からなんだか全身こげ茶の、耳と目と鼻の丸い生き物の上半身が現れたのです。
「わああー、クマだああ!!」と私が大声を上げると同時にその熊はこちらに気付き、物凄く慌ててその場から逃げていきました。
あの必要以上に大げさで慌てた様子は、まるで気ぐるみを着た人間のリアクションでした。
私の熊への印象ががらりと変わりました。
恐いどころか、情けない・・・・
でも後で温泉で聞いたのですが、その辺の熊は草食であんまり恐くないんだそうです。
トムラウシ温泉、いろいろあった場所ですが、素晴らしい温泉でした。
私の中では北海道の温泉ではトップランクかも。
しかしその夜、なんと停電。
自家発電も途絶えて夜10時から宿泊客は真っ暗な中で過ごさねばなりませんでした。息子なんて露天に入ってる最中に真っ暗。
なんでも電線がどっかでぶっちぎれになったとか。
全部で4時間近く続いた停電、もしかしたら熊がなんかしたのかもしれません・・・
ただいまリスボン午後3時。
気温は30度近くあります。
今日は朝からジョージ・ベンソン聞きまくりで仕事もぼちぼち。
Give me the nightは何べん聞いてもいいなあ・・・
だんだん元気になってきています。
最近朝起き上がるのがたまらなく面倒です。
面倒というより、あまりにもベッドの中が気持ちよくて、しかも何だか妙にくっきりした夢を見ることが多く、まるで覚めてる脳で映画でも見た後のような感じ。その余韻にひたっていたいというのか。
なんなんでしょうかね、これ。
映画ならまだ作られた世界を客観的に見ているという意識がありますけど、夢は当事者となってその中にいるわけで・・・
いや、ま、はっきり言って面白い。
夢という自分の意識の合成では決して作れないシュールなお話の展開、これはヘタなドラマや映画を見るよりずっとわくわくします。
どんな夢だったかというと、私がお世話になっている某編集者が出てくる夢です。
その人は都心から離れた山の奥の、白川郷のような合掌造りの古い家屋で竹細工の職人を営む老夫婦のものとに「下宿」しているのです。
都会での暮らしが疲れたから、というのが理由のようです。
その老夫婦の家の居間の奥にある、縁側くらいの広さしかない狭い空間にその人は万年床を敷いて暮らしています。
本棚にはびっしりと本、その上にはいまどき懐かしいラジカセ、アンテナをピンと張ってラジオをふだんはそこで聞いている様子。
私が「失礼しまーす」とその家に入っていくと、お爺さんとお婆さんが「はいはい、あちらでお待ちですよ」と私を促し、私は床をぎしぎしと軋ませながらその狭いスペースでこちらに背を向けて座っている担当に「原稿持ってきました」と歩み寄ります。
するとその人は原稿を取って一枚一枚確認し、最後に「はい、確かに預かりました」と挨拶します。そして「よかったら、ここでごろ寝していきませんか?せっかくだから一緒に音楽の話でもしましょうよ」と私を誘います。
すると老夫婦も「そうそう、それがいいよ」と同意します。
一瞬躊躇はしたのですが、その家の中にこもっている暖かいまったり空気に逆らえず、「じゃ、失礼して・・・」とその人の万年床にコートを着たままもぐりこみました(・・・)。
でも眠くないのでその編集者の本棚から漫画本を一冊取って読み始めます・・・・
編集者はその漫画についての薀蓄をはじめます。
そんな私達を爺さん婆さんがにこにこしながら見ています。
たぶん引きこもりになっていたその編集者が少し開放的なそぶりを見せたからだろうな、と私はそんな爺さん婆さんを見つめながら思っています。
という流れの話です。
もちろんオチはありません。
なんなんですかね、これ。よくわかりませんけど。でも面白かったです。
今日もまたこんなへんな夢が見れたらいいな・・・
ところで先回の続きでヒグマに会った話ですが
ま、たいしたことじゃありません。
北海道の新得町から延々と何もなく続く山道をひたすらトムラウシ温泉に向かって進んでいく途中で、急に前方の熊笹からなんだか全身こげ茶の、耳と目と鼻の丸い生き物の上半身が現れたのです。
「わああー、クマだああ!!」と私が大声を上げると同時にその熊はこちらに気付き、物凄く慌ててその場から逃げていきました。
あの必要以上に大げさで慌てた様子は、まるで気ぐるみを着た人間のリアクションでした。
私の熊への印象ががらりと変わりました。
恐いどころか、情けない・・・・
でも後で温泉で聞いたのですが、その辺の熊は草食であんまり恐くないんだそうです。
トムラウシ温泉、いろいろあった場所ですが、素晴らしい温泉でした。
私の中では北海道の温泉ではトップランクかも。
しかしその夜、なんと停電。
自家発電も途絶えて夜10時から宿泊客は真っ暗な中で過ごさねばなりませんでした。息子なんて露天に入ってる最中に真っ暗。
なんでも電線がどっかでぶっちぎれになったとか。
全部で4時間近く続いた停電、もしかしたら熊がなんかしたのかもしれません・・・
ただいまリスボン午後3時。
気温は30度近くあります。
今日は朝からジョージ・ベンソン聞きまくりで仕事もぼちぼち。
Give me the nightは何べん聞いてもいいなあ・・・
だんだん元気になってきています。
by dersuebeppi
| 2009-09-29 23:16