空港で会ったあの人は一体・・・
2009年 03月 03日
仕事はしなきゃだし、飯炊きはしなきゃだし、家はホコリだらけだし。
荒んだ気持ちでとりあえず空の冷蔵庫に何か入れる目的で外に出たわたくし。
厳しい顔でスーパー目指して歩いていたら前から来た東洋人の女の子にいきなり笑顔で「Ola!(こんにちは)」って声を掛けられました。
びっくりしつつも私も引きつり笑顔で山姥の様な髪を振り乱して振り返り、「お、おら・・・」と答え返したのですが、やはりそれは知り合いでも何でもない人です。
髪はショートカットで大きな目、オレンジのショートコートに踝丈のパンツ、はだしにスニーカー(一瞬振り返っただけでここまでチェックする私の嫌らしさ)。移民というよりは、そのこじゃれ感からどう見てもポルトガルに何かを目的で暮らしている雰囲気。
ああ、かわいかった・・・
彼女は私を誰かと勘違いしたのかもしれませんが、とにかく知らない人でもああいう可愛くさわやかな挨拶をされると、こんなに1日絶好調な気分になれるもんなんですね!?
まあ、彼女がかわいらしかった、ってこともポイントでかかったと思うのですが・・・
ところでかわいらしい人(美人)に遭遇と言えば・・・
去年の冬、仕事で日本にひとりで一時帰国した時のこと。
シャルル・ドゴール空港で東京行きに乗り換える為にパスポート検査場へ足を運んでいると、これまた正面から一人で歩いてきた女性と列を譲りあわねばならない状況になりました。
しかし私は正面から歩いてきたその東洋系女性のあまりの可憐さにちょっと度肝を抜かされ、おっさんみたいに片腕を差し出し、問答無用にその人に場所を譲っていたのでありました。
身長は高いけど高すぎず。
スラリとしているけどモデルみたいなガリ痩せではなく。
肌は透明なほど白く、場所を譲って顔を赤らめているおっさんの私に対してさりげなく軽く口元で笑んで見せる、人前での対応のプロっぷり。
そんなこともう慣れ過ぎて、いちいち大げさに礼なんて示さなそうなお高いオーラ。
それを見て、ああ、絶対この人芸能人か何かだな、と悟った私。
でっかいDiorのバック(バッタもんじゃない。推定20万)にはなんだかぱんぱんにモノが押し込まれているけど、さらさらのストレートヘアーの彼女には決して重たくも無さそう。
旅慣れしている印なのか細身のジャージを着ているけど、素材的に見てもどっかのブランドのものに違いなく、ブロンズ色のレザースニーカーにはグッチのロゴ。
ブランドに固められているので日本の人かと思っていたのですが、それが違ったのです。
パスポートコントロールを経て手荷物検査で引っかかった彼女にそこで働いていた全ての警備員達がへらへら笑って寄って集っています。みんな顔がアホみたいにでれでれになっています。
良く聞き取れなかったのですが「どこから来たのか」という質問に「カザフスタン」。
え!?カザフスタンってあなた、ぼ、ボラットの・・・ メッシュパンツのボラットの・・・
いや、まて。
この人はカザフスタンできっと何か用事があったのでしょう。いくら美人産出国の一つとはいえ、こんな人悪いけどカザフスタンには居ないはず。しかも顔も思い切り東洋人だし・・・
その後私は再び彼女をターミナル内の待合室で見かけたのですが、私の便の前に上海行きがあって、それを待つ中国人でごったがえす場所からかなりはなれたその場所で、携帯を見つめてしきりにメールを打っていました。
しばらくすると、彼女の前を通り過ぎた中国人の何人かが、にたにた笑いながら何度も行ったり来たりしています。それに気づいてまた離れたところに席替え(私が座っていたところから全てこの様子が眺められた)。まもなく上海行きの搭乗案内が入って彼女はさっさと行ってしまったのですが・・・
あれは、絶対に只者ではない。と私は思いました。
でもなんでカザフスタン!?
カメラで隠し撮りしておけばよかった・・・・
ところでこの女優さんって昨年カザフスタン映画祭で女優賞かなんか撮ったらしいんですけど、私の記憶がどうかしていなければ、これくらい綺麗な人でした。
(中国のトップ女優、ファン・ビンビン)
これくらい色がしろくて、こんな目つきで、こんな感じのオーラ・・・
こうして見ていると、どうもやはりこの人そのものだったような気がしないでもありません。
見れば見るほどこの人だったんじゃないかと思えてならないのです。
違うかもしれませんけど、どうでもいいです。とにかく凄かった。
長くなってしまいましたが、昨年の稀有的美人遭遇、いつまで経っても忘れられないので日記として整理させて頂きました。
美人って、なんていうか、いいもんですね。
by dersuebeppi
| 2009-03-03 02:37