気持ち的な景気は良し
2009年 02月 23日
お金も無く、有名な俳優も起用せず、なのにオスカー8冠。
しかも映画に出ていたキャストが全員ステージに上がったんじゃないかと思われるほどの大人数。
映画の舞台になったムンバイでは、まさに映画のラストと同じく、スラムの人たちもみんなこの映画が賞を獲得する瞬間を期待してテレビにしがみついていたという有様。
本当にタイトル通り「ミリオネア」(お金よりも価値のある)な高揚感を世界の沢山の人に感じさせてくれる映画だと思います。
よかった。
一昨日もうちの息子連れてもう一度この映画を見に行ってしまった私ですが、今はどんな美味いモノよりも元気のモトとしては効果的みたいです。
それにしても、授賞式においても映画の中で威圧的なクイズ番組の司会者を務めていたアニル・カプールの存在感がでか過ぎ。この写真では、まるで彼が主演男優賞を獲得したような様子に見えます。
インドの俳優達って・・・なんだかみんな強烈な香辛料みたいで凄い。
今回のアカデミー賞はまあ、ショーン・ペンにしてもケイト・ウィンスレットにしても、あと見て無いけど見てみたい日本の「おくりびと」もいろんなところで評価されてきてたものだから納得行きますが、助演女優賞のペネロペは・・・・
この映画見ましたけど、単に「普段のペネロペ」がそのまま表現されているだけに感じられて、演じている感じが全然しませんでした。
アーティストでアバンギャルドなスペイン女のステレオタイプ。
そこが自然で良い、という捉え方もできるのでしょうが、私にとってはただただ見てて生々しくて、「私が男だったら、人生で最も避けたい女だな・・・」という実感ばかりを募らせられました。
あれでいいのか・・・よくわからん・・・・
まあいいや。
とにかくいろいろめでたいのは良いことです!
by dersuebeppi
| 2009-02-23 19:12