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反面教師的姑考

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まず、いづれもし息子が嫁をもらう日がきたら、自分は心がけてこういう姑になろうと思います。

1)電話は1日に用も無いのに3回なんて絶対掛けない。 基本的には子供の方から掛かってくるのを待つ。
2)自分の夫に対する不平不満を言うために息子に電話なんかしない(するなら友達だろ)。
3)嫁の前で息子の自慢話なんかしない。
4)仲良しにしている息子と嫁に妬いて、息子に向かって「アタシにもひとことくらいアモーレって言ってよ!」などとヒスにならない。
5)夏休み、嫁ヌキで息子と久々に一ヶ月も水入らずで過ごし、そのくせ息子との別れ際に泣きそうなっている顔を東洋人の妻に見つめられた時「なによ、あたしにも東洋人みたいに、親子の別れなのに無感情に振舞えっての?」などという、人種差別的な発言は絶対にしてはならない。
6)夫婦喧嘩を目の当たりにしたら、息子を一方的に譲歩するような態度にでない。第三者としての立場を認識し、状況によっては当然嫁の側にも回る。
7)あくまで、あんたたちはあんたたちの家族を築いたのだから、というリスペクトを基準においた行動を取る。

あたくしってやっぱりどんなにイタリア文化吸収してても、完全に根っからの日本人なんだって改めて痛感してます。

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で、母親という立場としては以下のようなことを心がけたいです。

1)自分の野望は自分で遂げる。子供に自分の充足感や満足感を委託しない。
2)子供に対してあなたがいなければ、ママやってけないわ!・・・・的な発言はしない。
3)夫婦間で満たされないものを子供に要求しない。(一緒にそばに寄り添って話しを聞いて欲しいなど)
4)人様にやたらめったら子供の自慢話をしない。
5)どんな人とも友達になれるキャパを育んでもらうために、子供に対して全てを満たしてあげる立場(母であり、友達であり、兄弟であり、教師であり、相談役であり、みたいな)にならない。
6)死ぬほど愛していてもそれは安っぽく周辺に露出させず、だけど子供だけにはしっかり伝わるようにする。

なんかまだまだまだあるんですけど・・・

基本的に私の理想としている母親像は素っ気無くても懐の広い肝っ玉カアサンです。

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          (理想↑:クストリッツァの「Time of the gipsies」のお婆ちゃん)

母親は母親としての基本的原則さえ真っ当できればもうそれでよし!
あとはお友達や恋人でまかないなさいって感じです。

でもね、お姑様にはそれができてないざんす。

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「モーレツ!イタリア家族」みたいな本を書いておきながらなんですが。
イタリア的家族主義も過剰になるとヤバいですよ、ほんと。
まず社会性を身につける必然性が薄れて、最終的に友達作れなりますからね。誰も。

アモーレ感情を出し惜しみ無く注いでいいのは小さい子供までですね。わるいけど。でっかくなってからは精神的な不健康さを感じるだけです。

文字にしてみたらすっきりしました・・・
(画像は山で見つけた毒キノコです☆)
by dersuebeppi | 2007-10-12 18:23

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