モーレツ度が増している・・・
2007年 07月 04日

やっぱ2500キロ、山越えしながら2日日間で走行しっぱなしってのはかなり疲れます。
疲れるけど、飛行機と違って荷物をいくらでも積み込めるし、地続きだからまあ、いろんなところを見ながら目的地に向かうのはなかなか面白いものです。
今回スペインからフランスへピレネー越えをする時に、アンドラ公国という国で一泊することにしました。
アンドラ公国は紀元8世紀から存在する面積468km2のミニ国家ですが、冬季はスキー客でにぎわうヨーロッパの人気観光スポットで、壮大な山の景色が続く中、突然どこぞの都心にあるようなピカピカに磨かれた大理石の銀行やらブランドショップやらがぎっしり詰まった街が現れた時はかなり驚きました。なんか景気良さ気な国でございますこと。
到着したのが夜だったので店は全部閉まってましたが、なんかもうバーゲンとか始まってるらしくて思い切り物欲を掻き立てられました・・・
翌日早朝にアンドラ公国を出発、ハイジのような景観を眺めつつ一路イタリアへ。

しかし、アンドラからフランスの高速道路に乗るまでに3時間も山のUピンカーブと格闘しつづけ、残り1200キロの地点でもうへとへと。
結局その日の夜中1時に旦那の実家へ到着。
車から降りてもずっと車に乗ってる気分が抜けぬまま、服をきたたままベットで寝そべって我々の到着を待っていた舅・姑と再会。
「おつかれさまあ~!!」と頭蓋骨を響かせる大声で喜ぶ姑。
荷物を降ろして部屋へ行こうとすると「あ、あんたたちの隣の部屋にアメリカ人が寝ているから静かにね!!」
「え!?アメリカじん!?」
「そ。先週ブラジルから帰ってくる途中、飛行場で知り合ったの。泊まりにおいでって言ったら本当に来たもんだから」
・・・・・
翌朝、浮腫んで腫れあがった顔でこのアメリカ人のおばさんと対面。
98歳のおばあちゃん、アメリカ人を見るなり
「ジプシーかね!?」と動揺。昨日もずっと彼女をジプシー呼ばわりしてたんだそうだ。
で、我々はよれよれに疲れているにも関わらず、ずーっとこのおばさんの相手をさせられ、次の宿泊先であるトレントまで彼女を車で搬送。外は土砂降り。
昨日もろくに寝ていない上に、知らないアメリカ人のおばさんの相手をずっとさせられ、彼女を送り届けて帰ってくるのに往復300キロ運転し、もうマジで何もできませんという状態。
ちなみに姑は英語できません。
アメリカ人のおばさんもイタリア語できません。
「どうやって会話したの?」
「んなもの雰囲気でわかるってもんよ」と姑。
信じられない・・・
「あんたたちが帰ってくる日だから、この日にしてもらったの☆」
してもらったの☆じゃないってばっ!!
雨があがり、日が差し始めた家の庭を散策。
なんだか池だか川だかよくわからんものが出来てました。アヒル泳いでたんですけど、近寄ったら逃げてしまいました。

新しく出来たニワトリ用ゲージの中ではヒヨコちゃんがいっぱい生まれてました。何もしらないでこのモーレツ家族に生まれてきたヒヨコちゃん、不憫です。

トマトもどんどんなってます。

大根も植えたっていうんだけど、見つけられませんでした。明日探してみます。
でもその前にどこか誰も来ないところでひっそりと体力を回復させたいです。
by dersuebeppi
| 2007-07-04 00:45