007はやっぱりショーン・コネリーがいいですね
2006年 11月 30日
うちの旦那はモーレツな007ファンです。
なので、今公開されたばっかりのこの新しい007シリーズ「カジノ・ロワイヤル」は去年からずっと心待ちにしていたようです。
なんせ今回からは今までのピアーズ・ブロスナンに変わってニュー・ボンドが登場。
ピアーズが大好きなアメリカでは交代が発表された当初大騒ぎ、この新しいボンド、ダニエル・クレイグに対するボイコット紛いなことまであったそうですが、しかしこの映画が公開された途端それまでブーイングしてたはずの人たちが皆声をそろえて「今までのシリーズで最高の出来!」「グレイグ最高!」だのと大絶賛し始めたわけです。
写真で見る限り、確かに今までのセクシーエレガントなボンド慣れした目には「なんだ、このオヤジ」としか感じられません。首短いし。
まあ、とにかく見てみるのが一番でしょう、ということで旦那と子供と、やりかけの仕事をほっぽりだして三人で楽しく映画鑑賞に出かけました。
感想:
007だって言われて見なかったら、単なる何の変哲もないアクション映画。
だって、007らしい超越した想像力の産物的秘密兵器とかが全然出てこないんですもの・・・
しかもボンドガールが、なんか今ひとつだったっていうか・・・根性曲がりみたいな雰囲気の女性なんですもの、エヴァ・グリーンって。目玉が妙に生々しい女優さんです。キレイですけどね、私はやっぱりウルスラ・アンドレスみたいなのが好きです。
あとイタリア人女優カテリーナ・ムリーノも今回はちょい役で出てました。彼女の方がむしろらしかったような気さえします。
(ちなみにダニエル・グレイグが私生活でお熱を上げているのはこのブラジル人モデルです。映画にもちらっと出てます)
確かにシリーズごとに激しさばっかり増して、ショーン・コネリー当時の粋なエスプリみたいなのが全然感じられなくなってきてるな、とは思ってたんですけど、今回も本当に激しいシーンばかりで耳が難聴になるかと思われました。
そんな中、ヴェネチアの館が崩れて海に沈むシーンでは隣にいた旦那がニヤニヤ笑ってみてました。地元が舞台になったので嬉しかったのかと思って聞いてみたら「この発想が笑える」と一言申しておりました。なるほどね。
でも最初のメインタイトル・シーケンスはめちゃめちゃかっこよかったです。
カジノにちなんだトランプ・シンボルと人間のシルエットだけのアニメーションなんですけど、今までの007のねっちりしたエロさがすっかりとれて(これはこれで好きでしたが)、すごくスマートになってて。これだけはもう一度見てみたいです。
最近どうも何を見ててもこのタイトル・シーケンスとやらにばかり意識を奪われている私ですが、まあちょっと物は試しで映画の様子を知りたいという方はこちらをどうぞ。Casino Royale
by dersuebeppi
| 2006-11-30 05:41