チーズ業界ギルドの名誉会員となる
2019年 03月 06日
フランスに本部のあるギルド・アンテルナショナル(正式名称:ギルド・デ・フロマジェ・エ・コンフレリー・ド・サントゥギュゾン協会」というチーズ業界組合から名誉会員に叙任されることとなりました。その式典が本日幕張であったのですが、ギルドのみなさんの服装が丁度今新潮社で連載しているアルティジャーニの時代(15世紀前半〜中半)っぽくてかっこよかった。
考えてみたら14歳の欧州ひとり旅で最初に訪ねていった母の知り合いが暮らしていたのは、サン・マルスランという町で、ここの名物チーズは世にも強烈な臭いで有名。疲れて、しかも胃腸が弱っている最中、そのチーズの臭いに思わず「おええ」となるも、言葉ができないから、このチーズを美味しそうに食べるしか私には外交力発揮の術がない!と判断して、熟成チーズの免疫を無理矢理つけたのだった。そんな過去の健気な自分を振り返ると、そしてそのサン・マルスランチーズを何個も日本にお土産として密輸(?)し、知人友人達に配ったことも振り返ると(だれひとりとして嬉しそうではなかった)、このギルドの名誉会員になれたことは良かったじゃないの、とちょっと思うのであった。
ちなみに一昨年の暮れはシャンパン協会から賞を頂いた。
まあ後にイタリアに暮らすきっかけとなったのも、そもそもフランスですから、なんとも有り難き事。
お土産に欧州数カ国のチーズを頂いたが、中にブッラータ(モッツァレラのとろけるバージョン)と、懐かしいポルトガルのが入っていたのは特に嬉しゅうございました。
by dersuebeppi
| 2019-03-06 21:52