アントネッロとペトルゥス・クリストゥス

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只今発売中の芸術新潮11月号(表紙はルーベンスとムンク)

こちらの誌面で隔月連載中の漫画『アルティジャーニ』ですが、現在舞台は1440年台のアラゴン連合王国期のナポリ。

主人公であるシチリアの画家アントネッロ・ダ・メッシーナが絵画技法や表現など多大な影響を受けるフランドルの画家との出会いを描いています。

何ぶんフィクションですから実際本当に会ってたかどうかはわかりません。私の想像です。

でも、アントネッロはイタリア国内にいながらにして、なぜ北部の絵画技法であった油彩を習得し、その後彼を要にヴェネチアを始めイタリア国内に普及していったのか。ヴァザーリはアントネッロが北部に旅したついでに油彩を学んで来た、などと書いていますが、後世の研究でその事実は無かったとされています。

つまりアントネッロは、統治体勢がフランス・スペインと目まぐるしく変化する南部にいた為に、そこにもたらされた北部の文化に触発されるのでした。

​そんな話がこれからも暫く続きますのでどうぞ宜しく。


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by dersuebeppi | 2018-10-31 07:29

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