記憶の中のキューバ
2017年 08月 05日
【ダ・ヴィンチ2017年9月号】「若林正恭✕キューバ」特集番外編
若林さんのキューバ旅行紀行本に寄せた描き下ろし見開きサイズのイラストを掲載しております。
私がキューバへサトウキビ刈りボランティアに行っていたのは1990年台の初頭から半ば、ペレストロイカがソ連で起って東側の社会主義国で旧政治体制がどんどん壊れていった時期でした。
物資の輸入を主に社会主義国に依存していたキューバはこの時代の流れの中で孤立し、貧しさを極めます。私が体験したのはそんな時期のキューバでしたから、若林さんが訪れた今のキューバとはかなり差異があるはずですし、その変化を見たり感じたりするのがちょっと怖くてなかなか戻れない国のひとつでもあります。
でも若林さんの本を読んでいると相変わらずだな、と思うシーンがあちこちにあって、とても懐かしくなってしまいました。
小学3年生のときに初めて『南京豆売り』という音楽を聴いてから虜になった国キューバ。
機会があれば、キューバがまた更なる変化を遂げる前に、もういちどだけ訪れたいものです。
by dersuebeppi
| 2017-08-05 23:10