リスボンの小さな公園
2016年 11月 17日

リスボンの家の近所にあるJaridm da Paradaという小さな公園
そこには午後になると、近所中の老若男女が集まってくる。


子供達のはしゃぎ声、立ち話をするお母さん達、読書する若者、カードゲームに熱中する親父達

渾然一体となった人々の開放感と幸福感が凝縮したような空気に圧倒させられる。

裕福でもなんでも無い国だけど、人々には何かであらねばらならない虚勢も自我自己主張も無く、生活も言葉も慎ましく、ほんの小さなことで嬉しさや喜びを覚えられる
長きに渡る他国との拘わりの時間の蓄積で、様々な人種が混じり合っていることに大袈裟な意識もないし、某かの問題が発生しても敢えてそこに責任追及する事も無い。
地球ってのは所詮そんなもんだという潜在意識での強い諦観と寛容がそこはかとなく感じられる。
そんなことを感じられる場所はこの世がどれだけ広しといえども、もう滅多に無い。

(ペソアさん家の外壁)
春になったらまた戻ろう
by dersuebeppi
| 2016-11-17 13:04