小松左京の猫理想郷
2016年 10月 08日


という本のあとがきを書かせて頂きました。
小松左京さんは大の猫好き作家として知られていらっしゃいますけども
これを読むと彼が単なる『猫好き』だったというのではないことがじっくり判ってきます。
そう、実は小松さんご自身が、人間に化けているでっかい猫だったのです!!
とも思わせられる客観的な猫と人間の捉え方は、猫と一緒に生活したがる人間の真髄とも言えるでしょう。
猫が面白いのは(私個人の意見ですけども)
ふとした瞬間、猫も人間を見つめて何かを感じている様に思える瞬間が多々有るからです。
「この何様面の威張り腐った生き物、最低だな」などと思われているんじゃないか!? とその視線につい怯ませられることがあるからです。
思う事は全てこちらのあとがきに書いてございます。
何はともあれ小松左京ファンもSFファンも猫好きも手に取って見て下さい。
とり・みきさんの猫漫画(猫漫画は嫌いなんじゃなかったか…でも小松さんだからヨシとしたのか)も微笑ましい。
でっかい猫だったかもしれない小松左京さん。
猫好きな男の人ってなんというのか、個人的には犬好きよりも破格に魅力的だと感じてしまうのでありました。

by dersuebeppi
| 2016-10-08 17:27