ルーブルNo.9展 間もなく開催です
2016年 07月 17日
「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画された“ルーブルNo.9"。
漫画家たちに、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうというこの企画には、フランスと日本の漫画家総勢16名が参加。
私の作品「美術館のパルミラ」も出展されます。
ですが開催日は日本に居ないので、昨日早速私の作品のみが設営された場所でテレビのインタビューを受けました(これは近日中のNHKおはよう日本で放送予定)。
考えてみたら、14歳で1人で一ヶ月間欧州を旅した時の最終目的地がルーブル美術館でした。
その時は、人だかりが凄かったモナリザやミロのビーナスよりも他の作品のほうに圧倒的に関心が向いてしまったのを覚えていますが、今回私が選んだパルミラの出土品コーナーは、ルーブル美術館の中でもほんの片隅に飾られた、多くの人が多分目にとめることもない展示物かもしれません。
昨日は来日されていたルーブルの文化制作局のファブリス・ドゥアール氏からも「タイムリーなテーマを選びましたね」と言われましたが、ルーブルがコンセプトである今回の展示会ではあっても、自分の中にずっと募ってきた、嘗て暮らしたシリアと、そしてパルミラという遺跡保存に尽くした考古学者への思いを作品に託してみました。
参加アーティストは以下のような方たちです。
Nicolas de Crécy
ニコラ・ド・クレシー
Marc-Antoine Mathieu
マルク=アントワーヌ・マチュー
Éric Liberge
エリック・リベルジュ
Bernar Yslaire
ベルナール・イスレール
Jean-Claude Carriere
ジャン=クロード・カリエール
Hirohiko Araki
荒木飛呂彦
Christian Durieux
クリスティアン・デュリユー
David Prudhomme
ダヴィド・プリュドム
Enki Bilal
エンキ・ビラル
Étienne Davodeau
エティエンヌ・ダヴォドー
Philippe Dupuy
フィリップ・デュピュイ
Jirô Taniguchi
谷口ジロー
Taiyo Matsumoto
松本大洋
Daisuke Igarashi
五十嵐大介
Shinichi Sakamoto
坂本眞一
Katsuya Terada
寺田克也
Mari Yamazaki
ヤマザキマリ
“No.9”とは何かということ、こういうことらしいです。
『ルーヴルが欲しがった9番目の芸術、「漫画」。
世界最高峰の美術の殿堂「ルーヴル美術館」――1793年の開館以来、200年以上の長い歴史を持つルーヴル美術館が21世紀、「漫画」にその扉を開きました。フランス語圏には古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化があり、大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑 で技巧に富んだ作品も多く、子供から大人まで鑑賞して楽しめる側面を持っています。
そうした特徴から、フランスで漫画は「第9の芸術」とされ、近年では評論や研究の対象となっています。
「ルーヴル美術館BDプロジェクト」は、「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画されました。
プロジェクトはさらなる進化を遂げ、この度、フランスと同様、独自の漫画文化を発展させてきた日本で、展覧会が開催されることになりました。エキサイティングな演出と共に数百点に及ぶ原画や資料を一挙公開。本展のために新たに、有名日本人漫画家たちが作品を描き下ろします。ルーヴルと漫画家たちの華麗なるコラボレーションを、どうぞご堪能ください。
※フランスにおける芸術の序列。第1から8までは順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」とされる』
【日程】
2016年7月22日(金)~9月25日(日)
【会場】
森アーツセンターギャラリー
詳細はこちら
ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」
只今発売中の「MOE」(白水社)にも私のインタビューが載っております。
素晴らしい作品ばかりなのでこの機会に是非お出かけ下さい!
漫画家たちに、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうというこの企画には、フランスと日本の漫画家総勢16名が参加。
私の作品「美術館のパルミラ」も出展されます。
ですが開催日は日本に居ないので、昨日早速私の作品のみが設営された場所でテレビのインタビューを受けました(これは近日中のNHKおはよう日本で放送予定)。
考えてみたら、14歳で1人で一ヶ月間欧州を旅した時の最終目的地がルーブル美術館でした。
その時は、人だかりが凄かったモナリザやミロのビーナスよりも他の作品のほうに圧倒的に関心が向いてしまったのを覚えていますが、今回私が選んだパルミラの出土品コーナーは、ルーブル美術館の中でもほんの片隅に飾られた、多くの人が多分目にとめることもない展示物かもしれません。
昨日は来日されていたルーブルの文化制作局のファブリス・ドゥアール氏からも「タイムリーなテーマを選びましたね」と言われましたが、ルーブルがコンセプトである今回の展示会ではあっても、自分の中にずっと募ってきた、嘗て暮らしたシリアと、そしてパルミラという遺跡保存に尽くした考古学者への思いを作品に託してみました。
参加アーティストは以下のような方たちです。
Nicolas de Crécy
ニコラ・ド・クレシー
Marc-Antoine Mathieu
マルク=アントワーヌ・マチュー
Éric Liberge
エリック・リベルジュ
Bernar Yslaire
ベルナール・イスレール
Jean-Claude Carriere
ジャン=クロード・カリエール
Hirohiko Araki
荒木飛呂彦
Christian Durieux
クリスティアン・デュリユー
David Prudhomme
ダヴィド・プリュドム
Enki Bilal
エンキ・ビラル
Étienne Davodeau
エティエンヌ・ダヴォドー
Philippe Dupuy
フィリップ・デュピュイ
Jirô Taniguchi
谷口ジロー
Taiyo Matsumoto
松本大洋
Daisuke Igarashi
五十嵐大介
Shinichi Sakamoto
坂本眞一
Katsuya Terada
寺田克也
Mari Yamazaki
ヤマザキマリ
“No.9”とは何かということ、こういうことらしいです。
『ルーヴルが欲しがった9番目の芸術、「漫画」。
世界最高峰の美術の殿堂「ルーヴル美術館」――1793年の開館以来、200年以上の長い歴史を持つルーヴル美術館が21世紀、「漫画」にその扉を開きました。フランス語圏には古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化があり、大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑 で技巧に富んだ作品も多く、子供から大人まで鑑賞して楽しめる側面を持っています。
そうした特徴から、フランスで漫画は「第9の芸術」とされ、近年では評論や研究の対象となっています。
「ルーヴル美術館BDプロジェクト」は、「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画されました。
プロジェクトはさらなる進化を遂げ、この度、フランスと同様、独自の漫画文化を発展させてきた日本で、展覧会が開催されることになりました。エキサイティングな演出と共に数百点に及ぶ原画や資料を一挙公開。本展のために新たに、有名日本人漫画家たちが作品を描き下ろします。ルーヴルと漫画家たちの華麗なるコラボレーションを、どうぞご堪能ください。
※フランスにおける芸術の序列。第1から8までは順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」とされる』
【日程】
2016年7月22日(金)~9月25日(日)
【会場】
森アーツセンターギャラリー
詳細はこちら
ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」
只今発売中の「MOE」(白水社)にも私のインタビューが載っております。
素晴らしい作品ばかりなのでこの機会に是非お出かけ下さい!
by dersuebeppi
| 2016-07-17 09:06