抽象的日曜日 スカラベ、蛇汁、アーティーチョークらしきもの、等。
2016年 06月 06日
昨日の日曜日、姑から呼び出しが掛かりました。
畑の周辺を整えたいから手伝いにきてくれないかと。
彼女は、私が職業柄引きこもりっぱなしでいるのを心配してなのか、強制的に呼びかけてきて無理矢理私を外へ引っ張り出します。
まあ、確かにここのところ大雨続きだったのに少しお天気もいいし、行かないとなると今度は向うからやってくるだろうし、基本日曜日も漫画作業をしている事がバレると家族全員から怒られるし、ということで原稿半ばで実家へ。
上写真は、うちの中庭に生えているあじさいですが、アメリカ人のお婆さんが好きそうなショックングピンク色。強烈な発色です。
実家へ向かう途中、通り過ぎようとした街で蚤の市をやっているのを見かけたので、立ち寄って物色することに。
第一次世界大戦の遺留品を売る店、ローマンコインを売る店、絵はがきや古い雑誌を売る店、あやしい屋台が立ち並ぶ中、私が惹き付けられたのは化石と虫の標本を売る屋台。
そこで調達したのはスカラベ(フンコロガシ)と、三葉虫の化石、そしてヘマタイト磁石。
そばにあった薬局のウィンドウをちらっと覗いたら昔の薬の処方箋と蛇エキスや乾燥ワニが並べられていました。屋台で調達したものも含めて何かとプリニウス的です。
蚤の市での買物を終えて車を走らせる事数十分、途中で「え!? ここ北海道じゃないの!?」という景色と遭遇。草原と青い空とホルスタインの三要素が揃うだけで、世界中どこも北海道に見えてくる、ということがわかりました。
さて実家の畑では雑草を排除して周辺を整え、芝生を刈り、諸々の作業を含めて全体で3時間程の労働。畑の中でアーティーチョーク的植物が天高く延びているのを発見しましたが(食べ物かどうかもわかない)、長い説明を聴ける忍耐力がなかったので、敢えてそれが何かを問い質す事はせずそのまま放置。
夕方、家に帰って登別温泉の湯の花入りお風呂に入った後ふたたび原稿。
畑仕事の後に漫画って、もの凄く対極にある作業のようですが、このように両立させなきゃいけない日もあるのでなかなか大変なのでした。
なんだかんだで本日もまた密度の濃い日曜日でございました。
by dersuebeppi
| 2016-06-06 13:18