テルマエ・ロマエⅤ巻とジャコモ・フォスカリ
2012年 09月 26日
新刊が発売されましたのでそのご報告を。
既にご購入下さった皆様、本当にありがとうございます!
テルマエ・ロマエⅤ巻。
最初は読み切りのつもりで描き、
急遽それが不定期連載になり、
Ⅰ巻発売後に急遽それが定期連載になり、
2巻くらいで終わらせるイメージで描いていたのが急遽「もう少し長くならんか」になり(それは10巻でも20巻でもという意味合いも何気にあったようですが、ムリ)・・・
そして今なんと5巻。
でも、もう5巻。
もう既にお読みになられた方はお気づきかと思いますけど、フィナーレまではもうすぐです。
マイナーでニッチな作家を目指していた私としては、5巻に至るまで、ほんとにビックリな展開の連続でございました。
この感覚、例えてみればそう…
東北の、車道も通っていないランプだけの鄙びた温泉にせんべい布団一枚敷いて寛いでいたら、いきなり人が入ってきて、腕引っ掴まれて飛行機に載せられて、気付いたらはだけた浴衣一枚でネオン眩しいラスベガスのショーのステージに立たされた感じっていうのかな。
で、ラスベガスにはラスベガスというショービジネスのルールってのがいろいろあるわけで、対応もなかなか容易じゃないっつうか、いや、ほんと、『怒濤」の一言に尽きます。
で、5巻ですが。
またもや「え!?こんなところで次巻!?」という引っ張り方をしてしまいましたが、申し訳ありませんがまた半年程お待ち下さい。
健康管理をしっかりして、6巻が出るまで途中で止まらないように頑張って連載続けます!
そしてもう一冊、同日発売の「ジャコモ・フォスカリ」。
これはうちの息子に「これ、ママの同人誌だよね・・・」と言わせしめた、ほんとに何て言うか、個人的嗜好の詰まった一冊になっております。
舞台は1966年、東京。
主人公は日本で西洋史学を教えるヴェネチア貴族の末裔、ジャコモ・フォスカリ。
日本がこれから安保闘争に入っていこうとする時代。
外国人学者が日本に抱く妄想とその崩壊。
当時の文壇の文豪達との接触、
そしてイタリアにおける第二次大戦の苦い記憶。
禁断の恋愛。
という、こんな一見至極抽象的なコンセプトが折り重なった…ズバリ、マニアックな作品です。
連載掲載誌は「オフィス・ユー」というものですが、主婦の方々が読者層というこの雑誌の中でこの作品の異質感はかなりのもの。担当者の白井さんの思い切りっぷりは相当なものです。
テルマエ・ロマエでは「浴場」という概念限定で日本と古代ローマの類似性を比較していますが、それだけじゃなんだか足りない気がしてきて、描きたくなったのがジャコモ・フォスカリ。
日本と荒唐無稽なギリシャ神話や古代ローマ世界やにおける相違点をもっと多元的に捉え、彼の視線を借りてそれを表現してみようと・・・
壮大な思いを込めただけあって、これからどうしようって感じですが。でも作者にも先が見えないのは描いていても楽しいものでございます。
ま、宜しかったら是非こちらもお読み下さい!
以上新刊の紹介でした。
既にご購入下さった皆様、本当にありがとうございます!
テルマエ・ロマエⅤ巻。
最初は読み切りのつもりで描き、
急遽それが不定期連載になり、
Ⅰ巻発売後に急遽それが定期連載になり、
2巻くらいで終わらせるイメージで描いていたのが急遽「もう少し長くならんか」になり(それは10巻でも20巻でもという意味合いも何気にあったようですが、ムリ)・・・
そして今なんと5巻。
でも、もう5巻。
もう既にお読みになられた方はお気づきかと思いますけど、フィナーレまではもうすぐです。
マイナーでニッチな作家を目指していた私としては、5巻に至るまで、ほんとにビックリな展開の連続でございました。
この感覚、例えてみればそう…
東北の、車道も通っていないランプだけの鄙びた温泉にせんべい布団一枚敷いて寛いでいたら、いきなり人が入ってきて、腕引っ掴まれて飛行機に載せられて、気付いたらはだけた浴衣一枚でネオン眩しいラスベガスのショーのステージに立たされた感じっていうのかな。
で、ラスベガスにはラスベガスというショービジネスのルールってのがいろいろあるわけで、対応もなかなか容易じゃないっつうか、いや、ほんと、『怒濤」の一言に尽きます。
で、5巻ですが。
またもや「え!?こんなところで次巻!?」という引っ張り方をしてしまいましたが、申し訳ありませんがまた半年程お待ち下さい。
健康管理をしっかりして、6巻が出るまで途中で止まらないように頑張って連載続けます!
そしてもう一冊、同日発売の「ジャコモ・フォスカリ」。
これはうちの息子に「これ、ママの同人誌だよね・・・」と言わせしめた、ほんとに何て言うか、個人的嗜好の詰まった一冊になっております。
舞台は1966年、東京。
主人公は日本で西洋史学を教えるヴェネチア貴族の末裔、ジャコモ・フォスカリ。
日本がこれから安保闘争に入っていこうとする時代。
外国人学者が日本に抱く妄想とその崩壊。
当時の文壇の文豪達との接触、
そしてイタリアにおける第二次大戦の苦い記憶。
禁断の恋愛。
という、こんな一見至極抽象的なコンセプトが折り重なった…ズバリ、マニアックな作品です。
連載掲載誌は「オフィス・ユー」というものですが、主婦の方々が読者層というこの雑誌の中でこの作品の異質感はかなりのもの。担当者の白井さんの思い切りっぷりは相当なものです。
テルマエ・ロマエでは「浴場」という概念限定で日本と古代ローマの類似性を比較していますが、それだけじゃなんだか足りない気がしてきて、描きたくなったのがジャコモ・フォスカリ。
日本と荒唐無稽なギリシャ神話や古代ローマ世界やにおける相違点をもっと多元的に捉え、彼の視線を借りてそれを表現してみようと・・・
壮大な思いを込めただけあって、これからどうしようって感じですが。でも作者にも先が見えないのは描いていても楽しいものでございます。
ま、宜しかったら是非こちらもお読み下さい!
以上新刊の紹介でした。
by dersuebeppi
| 2012-09-26 23:37