いい風呂の日・・・あれから一年
2010年 11月 26日
テルマエ・ロマエのⅠ巻が刊行されたのが、去年の11月26日、「良い風呂の日」でした。
素っ裸の石造をモチーフにした表紙のあの本、本屋で「なにこれ!?」と弾き飛ばされたらどうしようと物凄い不安が募っていたのを思い出します。でも奥村編集長の「とりあえず俺とあんたがおもしろければいいんだって!!」という言葉にしがみついて、頑張って一年なんとか乗り越えてきましたが・・・早いですね一年。
私にとっては人生で最もワケのわからんかった一年でした。あれから突然テルマエが定期連載になり、表紙になり、マンガ大賞と手塚治虫文化賞の短編賞を頂いたり、テレビとかに何度も出たり、インタビューをしたり、イタリアで旅行会社がコラボでポンペイツアー企画したり、ゲームになったり、・・・と、本当にどれだけの事が展開されたことか。
そしてそれは今もなお続行中なんでございますよ・・・
前もブログで取り上げましたが、箱根のユネッサンで展開中の「テルマエ・ロマエ風呂」。
ローマ式の浴槽の中でテルマエ・ロマエの一話目を読めるようになっているそうですが、ローマ浴槽の中でローマ風呂マンガを読む、一体どんな感覚になるもんなのか自分でも体験してみたいところです。だって今、世界中探したってローマ風の浴槽をわざわざマネして新しく設置しているのなんて、日本の温泉地くらいですよ。笑ってしまいますよ、ほんと。そりゃ海外でもローマ時代から続いている温泉やら、こじゃれたスパリゾートなんかでローマっぽくしてるのありますけどね、水着きてなきゃダメだし。日本の温泉や公衆浴場は欧米人にとっての「療養」的な意味合いだけに限定されてませんからね。その辺の感覚は悪いけどやっぱり日本人がいちばんローマ人と近かったのではないかと私は胸を張りたい。
この箱根ユネッサンのテルマエ・ロマエ風呂は12月31日までだそうです!! 行けそうな地域に居る方は是非私のかわりにローマ風呂に浸かってきてください。
こちら「旅の発見」のプランをお申込みいただくと、なんと非売品のお土産もついてくるそうです! 私はこの入浴剤ってのを送って頂きまして、シカゴの狭くて浅い浴槽にこの入浴剤を入れたお湯を張り、すっかり体温以下になるまで意固地で浸かりました。
箱根…行きたいなあ…シカゴは今日はマイナス7度です…箱根…
それと、最近私、コミックゼノンという雑誌で北条司先生作品のトリビュートやらせていただきまして、お題は「古代ローマ風キャッツ♡アイ」。ポンペイの壁画風に来生姉妹を描いてみまして、それが吉祥寺にございます「カフェ・ゼノン」で展示されております。
キャッツ♡アイは、私がイタリアで画学生をしていた時にアニメが絶賛放映中でしておりまして(イタリア語でOcchi di Gatto, 私、主題歌も歌えますよ、未だに)何だか毎回見てしまっておりました・・・ この三姉妹のセクシーさがイタリア男性陣の嗜好のドツボだったらしくて大人気だったんでございますのよ。当時チビッコだったわたくしの夫も「将来はこんな女性と付き合いたい」とキャッツ♡アイを見ながらワクワクドキドキしていたそうです(それがこんな嫁を貰うことになるだなんてね・・・申し訳ないわね)。
夫にポンペイ壁画のトリビュートを見せたら「・・・こんなマニアックなの、誰にもわかりゃしないよ・・・」って冷たく笑われました。でもあの三姉妹はギリシャ・ローマで言うならば完璧な三美神。これを古代壁画風にアレンジしなくてどうするのでしょうか。コミックゼノン、創刊2号ただいま発売中でございます。付録の冊子にも他の大先生たちと一緒にポンペイキャッツを載せて頂いておりますので、是非ご覧ください。
というわけで、未だにテルマエがらみでいろんなことやらせて頂いております。
単に自分が風呂ナシの生活に辛さを極めていた結果出来た欲求不満疑似体験作品だったのに・・・
こんなにたくさんの方に読んで頂けて、こんなにしていただいて本当に感無量です。
来年春には3巻が発行予定です。
引き続き、みなさまどうぞご贔屓に・・・
素っ裸の石造をモチーフにした表紙のあの本、本屋で「なにこれ!?」と弾き飛ばされたらどうしようと物凄い不安が募っていたのを思い出します。でも奥村編集長の「とりあえず俺とあんたがおもしろければいいんだって!!」という言葉にしがみついて、頑張って一年なんとか乗り越えてきましたが・・・早いですね一年。
私にとっては人生で最もワケのわからんかった一年でした。あれから突然テルマエが定期連載になり、表紙になり、マンガ大賞と手塚治虫文化賞の短編賞を頂いたり、テレビとかに何度も出たり、インタビューをしたり、イタリアで旅行会社がコラボでポンペイツアー企画したり、ゲームになったり、・・・と、本当にどれだけの事が展開されたことか。
そしてそれは今もなお続行中なんでございますよ・・・
前もブログで取り上げましたが、箱根のユネッサンで展開中の「テルマエ・ロマエ風呂」。
ローマ式の浴槽の中でテルマエ・ロマエの一話目を読めるようになっているそうですが、ローマ浴槽の中でローマ風呂マンガを読む、一体どんな感覚になるもんなのか自分でも体験してみたいところです。だって今、世界中探したってローマ風の浴槽をわざわざマネして新しく設置しているのなんて、日本の温泉地くらいですよ。笑ってしまいますよ、ほんと。そりゃ海外でもローマ時代から続いている温泉やら、こじゃれたスパリゾートなんかでローマっぽくしてるのありますけどね、水着きてなきゃダメだし。日本の温泉や公衆浴場は欧米人にとっての「療養」的な意味合いだけに限定されてませんからね。その辺の感覚は悪いけどやっぱり日本人がいちばんローマ人と近かったのではないかと私は胸を張りたい。
この箱根ユネッサンのテルマエ・ロマエ風呂は12月31日までだそうです!! 行けそうな地域に居る方は是非私のかわりにローマ風呂に浸かってきてください。
こちら「旅の発見」のプランをお申込みいただくと、なんと非売品のお土産もついてくるそうです! 私はこの入浴剤ってのを送って頂きまして、シカゴの狭くて浅い浴槽にこの入浴剤を入れたお湯を張り、すっかり体温以下になるまで意固地で浸かりました。
箱根…行きたいなあ…シカゴは今日はマイナス7度です…箱根…
それと、最近私、コミックゼノンという雑誌で北条司先生作品のトリビュートやらせていただきまして、お題は「古代ローマ風キャッツ♡アイ」。ポンペイの壁画風に来生姉妹を描いてみまして、それが吉祥寺にございます「カフェ・ゼノン」で展示されております。
キャッツ♡アイは、私がイタリアで画学生をしていた時にアニメが絶賛放映中でしておりまして(イタリア語でOcchi di Gatto, 私、主題歌も歌えますよ、未だに)何だか毎回見てしまっておりました・・・ この三姉妹のセクシーさがイタリア男性陣の嗜好のドツボだったらしくて大人気だったんでございますのよ。当時チビッコだったわたくしの夫も「将来はこんな女性と付き合いたい」とキャッツ♡アイを見ながらワクワクドキドキしていたそうです(それがこんな嫁を貰うことになるだなんてね・・・申し訳ないわね)。
夫にポンペイ壁画のトリビュートを見せたら「・・・こんなマニアックなの、誰にもわかりゃしないよ・・・」って冷たく笑われました。でもあの三姉妹はギリシャ・ローマで言うならば完璧な三美神。これを古代壁画風にアレンジしなくてどうするのでしょうか。コミックゼノン、創刊2号ただいま発売中でございます。付録の冊子にも他の大先生たちと一緒にポンペイキャッツを載せて頂いておりますので、是非ご覧ください。
というわけで、未だにテルマエがらみでいろんなことやらせて頂いております。
単に自分が風呂ナシの生活に辛さを極めていた結果出来た欲求不満疑似体験作品だったのに・・・
こんなにたくさんの方に読んで頂けて、こんなにしていただいて本当に感無量です。
来年春には3巻が発行予定です。
引き続き、みなさまどうぞご贔屓に・・・
by dersuebeppi
| 2010-11-26 22:30