obamanga
2010年 10月 25日

本日発売のKISSに「バラク・オバマとその周辺」という漫画描いております。

これから中間選挙を控えたオバマと彼を取り巻くシカゴのエッセーです。
悪戦苦闘してますが、どうなるんでしょうか・・・
アメリカ暮らしも我々は期限付きだと思って暮らしているから何とかなっておりますが、ここで一生ずーっとやっていく気合いは夫にも私にもありません、正直。
いろんな意味で保守的でオーソドックスなヨーロッパでは足りないものをここで補えるのは確かだと思うのですが、上手くやっていけるかどうかは人を選ぶと思います・・・
税金も金持ちになればなる程「サクセス恩恵」みたいな扱いを受けられるのに、貧乏人は常にもがき苦しんでいなきゃいけないだとか、なんだかねえ。
ちなみに子供は公立高校のIBプログラムというカリキュラムを取っているのですが、昼飯を食べる時間もないほど勉強させるそうです。授業受けながらスープ飲んでる生徒もいるそうです。家へ帰ってからも宿題てんこ盛り。
既に同級生はみんなハーバードだとかプリンストンだとか目指してまっしぐらだそうですが、そうしないと将来安泰な暮らしは保障されなという危機感を高校生で背負わなければならないってのも辛い話しです。確かに準備周到にしておいた方が良いとは思いますけどね。
彼の高校の環境を見ていると、アメリカ映画でよく見かけるようなふわふわした空気はどこにも漂っておりません・・・
私はてっきり「バス男」の世界が垣間見れるかと思っていたのに!!
ただ先日、ミスハイスクールみたいなのを決めるのに息子が誰かからもらってきたチラシのお嬢さんは数年前に撮影されたと思われるピンボケのオバマとツーショット写真を大きく引き延ばし
「見て!?オバマもミスは私に投票しなさいと言ってるのよ!」とアピールしているものでした。
それを見て少しほのぼのした私ですが、中間選挙の結果が悪かったら彼女の当選率も下がるかもしれません。
ちなみに私は息子にいつも
「いつでもポルトガルに帰って漁師とかタイル職人とかになってもいいんだからね・・・」
と囁いています。ブルーカラー&職人好きの私にとっては本音なのだけど、本人は「嫌だ!帰れない!」と固くなです。
まあポルトガルでは彼のやりたい勉強はちょっと無理だからな~
でも漫画をするには最高の環境でした。
彼が大学に入るころにはリスボンに戻れるといいんですが。
旦那もどうするんだろうなあ~
ああ、ポルトガル、懐かし過ぎて苦しい・・・
by dersuebeppi
| 2010-10-25 21:38