アイアンマンはしみじみ好きだ
2010年 05月 22日
外の気温は連日30度以上。
雲ひとつない快晴。
開け放った窓に海から入り込んでくるのは猛烈なリゾート臭。
いつもは駐車中の車でひしめく周辺の道路もなんだかスカスカ・・・
こんな環境で家に閉じこもり、仕事ばかりしているというのは実に過酷極まりない事だと思います。
この季節の甘美な誘惑に立ち向かうには並みならぬ精神的抵抗力を備えていなければなりません。
しかもこれがリスボンで過ごす最後の初夏だと思うと、悔しささえ滲み出てきます。
でもやらないと・・・
間もなく再び日本へ戻らねばなりませんから、その前に終わらせる事、日本滞在中にできない仕事、全て片づけていかなくてはいけません。
とはいえ、やはり限界は来るもんです。
昨日の午後、ついに我慢ならなくなって仕事を途中放棄、外へ出てしまいました。
ところが運動不足と日光に長い間直接触れていなかったせいで、少し歩いただけでもう眩暈。午後3時の気温は33度。とても海になど行けるコンディションではありません。
でも家には帰りたくないし・・・ということで、息子を連れて近所の映画館へ行きました。
涼しいし、みんな海に出かけていて誰もいないし。
見てきたのは「アイアンマン2」です。
いやあ~
前回見たときも興奮しましたが、やっぱりこの映画の素晴らしいところは若者がほとんど全くメインで出てこないってところでしょうかねえ。
従来の正統派ヒーローものとは裏腹な、世の中の毒気をいっぱい吸収してきてしまった、そこそこいい年の発明家のおっさん達が鉄のロボット武装を身につけて大騒ぎをする。いや、もう、ほんとに実にすばらしい!
原作ではもっと主人公の想定年齢も若いはずなんでしょうけど、これ、ダウニー・Jrがやってるおかげで本当にいいダシの出た雰囲気の仕上がりになっていると思います。
しかも今回の「2」にはライバルに、もうダシも出来切ったコンブみたいなおっさん、ミッキー・ロークが出ているわけですね。
去年見た「レスラー」となんだか全く同じ、退廃的な哀れオーラを放ちまくって出演されています。
映画を見ながら「今に心筋梗塞が双方に起こるんではないか」というスリリングな気持ちをたっぷり味わい、前回通り、なんだかあっけない勝負で決着がついてしまってそれもまたなんともいい感じなのですが、これは絶対若い俳優にやらせてはいけない映画だとしみじみ思いました。
うちのイタリアの舅は見た目的には「お茶の水博士」なので、想像ですら彼を鉄のアーマー姿にするのは難しいものがありますが、やってることはほぼ同じです。一日中家のラボラトリーに引きこもって決して世に出ることもないであろう不思議な乗り物を懸命に作っておられる。
そんな生活の許される生き方。
男性も女性も今ではジェンダーの境界線を越え、仕事の分野においてもどっちじゃなきゃできない、というのは限定的になってきているのが現状です。
だけど、果たして女性にもうちの舅やこの映画に出てくるエンジニアのおっさんたちみたいに、こんな子供の夢の延長線上みたいなマニアックな事をやって生き生きできるでしょうか?
多分ムリです。
家族のことやら今日の飯のことやら考え始めた時点でムリです。
だから、わたしはなんだか、こういうのを見ると逆に「ああ、男らしくていいなあ」と思ってしまうわけです。
でもそれを周りに言うと「あんたはもう異性を見る目が完全に歪んでいる」と言われてしまうのですが、仕方ありません。
子供のころから今に至るまで、家族の中で一人として「サラリーマン」をしていた男性がいなかったので、そういった事情からもやむを得ない私の見解でありましょう。
そんなわけで、昨日は海辺のリゾートではなくアイアンマンのおっさんパワーで充電されてきた私。
いい感じに刺激を受けてきたこのノリで、海風になと負けずにテルマエ・ロマエ2巻の最後のエピソードになるお話のネームをこれからやろうと思います。
あ、あとこれ、目の保養。
おっさんの息切れる必死さとこの人の指で押してみたくなるむっちりボディで本当におなかいっぱいむねいっぱい。
雲ひとつない快晴。
開け放った窓に海から入り込んでくるのは猛烈なリゾート臭。
いつもは駐車中の車でひしめく周辺の道路もなんだかスカスカ・・・
こんな環境で家に閉じこもり、仕事ばかりしているというのは実に過酷極まりない事だと思います。
この季節の甘美な誘惑に立ち向かうには並みならぬ精神的抵抗力を備えていなければなりません。
しかもこれがリスボンで過ごす最後の初夏だと思うと、悔しささえ滲み出てきます。
でもやらないと・・・
間もなく再び日本へ戻らねばなりませんから、その前に終わらせる事、日本滞在中にできない仕事、全て片づけていかなくてはいけません。
とはいえ、やはり限界は来るもんです。
昨日の午後、ついに我慢ならなくなって仕事を途中放棄、外へ出てしまいました。
ところが運動不足と日光に長い間直接触れていなかったせいで、少し歩いただけでもう眩暈。午後3時の気温は33度。とても海になど行けるコンディションではありません。
でも家には帰りたくないし・・・ということで、息子を連れて近所の映画館へ行きました。
涼しいし、みんな海に出かけていて誰もいないし。
見てきたのは「アイアンマン2」です。
いやあ~
前回見たときも興奮しましたが、やっぱりこの映画の素晴らしいところは若者がほとんど全くメインで出てこないってところでしょうかねえ。
従来の正統派ヒーローものとは裏腹な、世の中の毒気をいっぱい吸収してきてしまった、そこそこいい年の発明家のおっさん達が鉄のロボット武装を身につけて大騒ぎをする。いや、もう、ほんとに実にすばらしい!
原作ではもっと主人公の想定年齢も若いはずなんでしょうけど、これ、ダウニー・Jrがやってるおかげで本当にいいダシの出た雰囲気の仕上がりになっていると思います。
しかも今回の「2」にはライバルに、もうダシも出来切ったコンブみたいなおっさん、ミッキー・ロークが出ているわけですね。
去年見た「レスラー」となんだか全く同じ、退廃的な哀れオーラを放ちまくって出演されています。
映画を見ながら「今に心筋梗塞が双方に起こるんではないか」というスリリングな気持ちをたっぷり味わい、前回通り、なんだかあっけない勝負で決着がついてしまってそれもまたなんともいい感じなのですが、これは絶対若い俳優にやらせてはいけない映画だとしみじみ思いました。
うちのイタリアの舅は見た目的には「お茶の水博士」なので、想像ですら彼を鉄のアーマー姿にするのは難しいものがありますが、やってることはほぼ同じです。一日中家のラボラトリーに引きこもって決して世に出ることもないであろう不思議な乗り物を懸命に作っておられる。
そんな生活の許される生き方。
男性も女性も今ではジェンダーの境界線を越え、仕事の分野においてもどっちじゃなきゃできない、というのは限定的になってきているのが現状です。
だけど、果たして女性にもうちの舅やこの映画に出てくるエンジニアのおっさんたちみたいに、こんな子供の夢の延長線上みたいなマニアックな事をやって生き生きできるでしょうか?
多分ムリです。
家族のことやら今日の飯のことやら考え始めた時点でムリです。
だから、わたしはなんだか、こういうのを見ると逆に「ああ、男らしくていいなあ」と思ってしまうわけです。
でもそれを周りに言うと「あんたはもう異性を見る目が完全に歪んでいる」と言われてしまうのですが、仕方ありません。
子供のころから今に至るまで、家族の中で一人として「サラリーマン」をしていた男性がいなかったので、そういった事情からもやむを得ない私の見解でありましょう。
そんなわけで、昨日は海辺のリゾートではなくアイアンマンのおっさんパワーで充電されてきた私。
いい感じに刺激を受けてきたこのノリで、海風になと負けずにテルマエ・ロマエ2巻の最後のエピソードになるお話のネームをこれからやろうと思います。
あ、あとこれ、目の保養。
おっさんの息切れる必死さとこの人の指で押してみたくなるむっちりボディで本当におなかいっぱいむねいっぱい。
by dersuebeppi
| 2010-05-22 16:53