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シリアの遺跡

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シリア暮らし時代に拾った猫のWeb漫画「アラビア猫のゴルム」、本日5話目更新されました。
私がシリアで何をしていたか、ご興味のある方はどうぞ!(旦那がアラビア語文学の研究で訪れていたんで、私は実質何かをしていたわけじゃないんですが、まあ日々のあれこれ)
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この漫画を描いているといろんな事を思い出します。
シリアは生活しているときは「ああ、もう早くここから脱出したい!」と思ってばかりいましたが、(まあ理由はいろいろあります、風呂の無い家、全く調達できない日本の食材、豚肉不足、言葉の壁、文化の圧倒的違いetc..)

でももしかしたら今、私が最も戻ってみたい国ナンバーワンかもしれません。
ブラジルもいつも思い出す国のひとつですが、シリアはなんといか、ブラジルとは相容れない別の引力で猛烈に引き寄せられてしまいます。

だってねえ、暮らしていたダマスカスから車で数時間もいけばもう、こんな様子の国ですよ?!?
こんな、まるで、いつの時代よ!?みたいな場所があっちこっちに普通にあるわけですよ。
(黒い遊牧民のような人物は私です)
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こういう場所へ行って思うのは、世界が全て同じ時間の経過の仕方をしてないってことです。
それを同一線上に並べて「今はこういう時代なんだからこういう解釈にしなさい」ってのは何かと難しいもんだよなと実感させられました。
当時、ちょうど隣国イラクではえらい事になり始めていた時期で、家財道具一式背負った車がどんどん国境を越えてシリアに入ってきていましたっけ・・・

まあ、そんな感慨深い思いで日々過ごしていたシリアに深い愛着を未だに感じてしまうのは、この漫画の猫であるゴルムと出会ったからでもあるのですが。
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それとついでに:
ずっと在庫切れになっていた「ルミとマヤとその周辺1」も「それではさっそくBuonappetito!」もテルマエの波に便乗して重版できたそうなので、是非よろしかったらどうぞ。「モーレツ!」は売り切れて今再版してるそうです。正直なところ私的には意味不明です、このテルマエの波。
(でもご存知ない方には予めお断りしておきますが、上記の漫画はテルマエとは全然絵柄が違いますんでご了承下さい)
以上、宣伝でした。
by dersuebeppi | 2010-02-25 18:19

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