メールボックスになにやら緊急気味な空気を放つメール発見。
しかも差出人「さとなお」。
先日リスボンで半日観光をご一緒させていただいたご家族のご主人だ。
(詳しくはこちらがご本人のHPです:さとなお

あら?もうポルトガルのどこぞでPC接続できちゃったの?さっすが・・・と思って読んでみると、

「い、頂いた電話番号がつながらんのですが!」

え?

その文の下に私がメールで送った電話番号が貼り付けられています。

「ここに掛けてもつながらんのです!」

こ、これ・・・・ち、ちがうじゃないか。
思いっきり番号間違ってる。
だれだ、こんな偽電話番号を書いたやつは!

あたしだ。

あたし、自分家に電話かけないんで、よく知らないんですよ、自分家の番号。
・・・なんて弁解になりません。
なんせお別れ前に「何かあったら必ず電話してくださいよ、どんな些細なことでもいいから電話ね!!絶対ですよっ!!」とお節介ババアのように口をとんがらせて叫んでいたにもかかわらず、何たる失態であろうか!!
あせってさとなおさんの携帯に電話をすると

「ち、ちょっと待って!いまもうちょっとしたら掛けなおして!」
と、なにやら大変お焦りの様子。

何があったんだろう・・・

「え!?車ぶつかったって!?」と縁起でもない憶測を堂々と口に出しながら旦那が駆け寄ってくる。

「いや、なんかそんな雰囲気ではないけど、なんかこう、でも何かが起こってるような声色だった」
「は、早くもう一回かけてごらんよ!どうしたんだろう!?」

もう一度掛けなおしてみると、さきほどより幾分落ち着いたさとなおさんの声が受話器の向こうに聞こえた。その途端、必要もないのに大声で「大丈夫ですカーっ!!??」と叫ぶ私。「ごめんなさいーっ、あたしーっ、大バカものでしたーっ!!!」とのたまう私。傍らから「あんた声でかいよ、ちょっと怖いよ」とささやきかける旦那。

「いや、あの、実は妻がおなか痛くなっちゃって・・・ははは」

「ええーっ!?」

ははは? 笑ってるゆとりがあるように一瞬聞こえるが、実際はかなり引きつってる可能性もある。手に汗が滲み出す。

「いや、今とりあえずレストランのトイレに・・・」

ここからじゃすぐに駆けつけられる距離じゃないしな・・・でももっと深刻な事態になったらすぐに行ってあげねばと心の準備を決める旦那と私。

お腹か・・・

でもね、そういえば優子夫人ったら、リスボンでの半日観光の時も最初に訪れた市場のチーズ売り場で「ああっ。あたしこれ!あたしこれ味見する!」と、私でさえ買ったことのないフレッシュ系のチーズを指差して興奮なさってたんですよね。差した人差し指の先っぽにはガラスのショーケースに食い込まんばかりの力が込められてました。

で、それを注文していると、隣のおばさんが注文していた辛そうなサラミにいち早く視線が釘付けになり「あっ、あれもおいしそう、あれも味見したいな!」ということで、私も盛り上がってチーズと一緒にそのサラミも購入。
で、近所の公園でカードゲームで盛り上がるおっさんたちを眺めながらもりもり試食会をしたんでございますが、

「おれさ、フレッシュチーズをそうやって食べる人見たこと無い」と、フレッシュチーズを鷲掴みで頬張る妻に向かってさとなおさん一言。
わたしも「ああ、ほんっとーにチーズがすきなのね、きっと優子夫人の血はチーズで出来ているんだわ」と思って惚れ惚れその食べっぷりを見つめていたのですが・・・

ま、まさか腹痛を催されてしまったなんて!!
っていうか、どこへ行ってももしかしてあんな調子で試食会しまくりだったりしたんじゃ!!

ああ、どうぞ回復してくださいますように。
で、次に受け取る電話は「なんだかすっきりしたみたいです!」でありますように・・・
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# by dersuebeppi | 2007-03-26 20:33

ラブ絵葉書

昨日東京からポルトガルへレンタカー一周旅行にいらした3人家族のお客様を、リスボン半日観光にご案内いたしました(午前中のみの半日で終わらせるつもりが、結局鯵やイカのグリルだの食べてたら夕方になってしまいましたけど)。
その急ぎ足での半日観光中、ふだん通らない小路なんかに入ってみたところ、ポルトガルの昔の商品などを再現した様子の物を扱ってるお面白いお店をみつけ、そこで2枚の絵葉書を購入いたしました。

この画像では見えませんが、小さく下の方に「Para ti, meu amor」(君の為に、愛する人よ)と銀文字で印刷されております。ラブ絵葉書として用いられていたのでしょうか。
そしてもう一枚はこの続きで撮影されたものらしく、同じ登場人物で背景が変わっています。

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一枚目:
男)「ねえ、すぐそこにとってもオススメのスポットがあるんだ、行ってみないかい?」
女)「え~、あたしもう歩くの疲れたわよ、なによそのオススメのスポットって・・・」

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二枚目
男)「ほうら、どうだい。なかなかいい場所だろう?」
女)「そうね、かなりしょぼいけど、この上に乗れば見晴らしもいいわね。あんたのことちょっと見直したわ」

気になるのは女性モデルの気の乗らなさそうな表情です。ちっとも楽しいデートに見えないのですが、男性の額に波型の皺を寄せながらの必死で気を配る様子が痛々しくもあります。
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30年ほど前のものだと思われますが、巧妙なつくりの合成写真でございます。

ところでこの3人ご家族ご一行様はその後オビドスという町目指して出発されましたが、ご主人は飛行機の中でも眠れず、しかもリスボンに着いたその夜も日本から仕事の電話が掛かってきて一睡もできなかったんだそうです。
「・・・The 日本の働きマンだ・・・」と衝撃を受けるも、ご主人はその疲労感を体の細胞の中から外には放出させない術を持っているのか、見た目至って平気。私もそうだけど、ガタイのでかい人って疲労感醸せないんですよね。
でも昼飯で大好きであろうはずのアルコール摂取をかたくなに拒んでいるのを見て「かなりキてるな」と察知。見知らぬ土地での遠距離車移動、大丈夫かしらと思うも、奥様と12歳のお嬢さんが物凄い「しっかりものオーラ」でお父さんを支えている様子がわかりました。
見送った旦那も「あのシニョーラが一緒だからきっと大丈夫だね」と安心した様子。
今頃どこぞで旨いポルトガル料理でも召し上がってるころでありましょう。
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# by dersuebeppi | 2007-03-25 18:26

考察。リスボンいいとこ


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はっきり言って住み心地いいです。
ここに暮らしている日本の、特にお仕事でいらしているような方たちは不満不服で満ち溢れているみたいですけどね。
イタリアで苦労テンコ盛りの生活をこなしてきたわたくしには、ほぼ理想郷でございます。

都市なのに都市の奢りがない。
人の親切さが似非じゃない。
人の様子が表層的じゃない。
日本がさっさと排除してしまった「古き良き」光景が暮らしの中でいきいきと現存し続けている。
謙虚でありながら、尊厳を保つ人が多い。
晴天率ヨーロッパ一番。
人間至上主義&合理主義のヨーロッパにおいて、最も自然と向かいあったときの人間の儚さを自覚している雰囲気。

以前長きに渡って暮らしたイタリアは確かに全ての文化においても歴史をとっても、今に及んで全世界の人達を虜にする要素満載ですが、そのお陰で「オレ様万歳」的な横暴さが染み出てきてしまってます。「イタリアって言ったら明るくて楽しくて皆いい人でおしゃれでセンチメンタルでニューシネマパラダイス」みたいな解釈をされていることに自ら覚醒してしまって、謙虚さのケの字も感じられない場合があります。
信じられないことですが、今なんとイタリアにおいても学校の成績が悪かったので自殺してまう子供がいたりするのですよ。20年前までは有り得なかったことです。
イタリアといってもまあ地域によって差はありますけどね。
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ポルトガルは確かにいろいろ不便だったり、ボロかったり、人が頑固過ぎて困ったり、いろいろあります。でも私はどうしても日本の便利さや円滑さが人間のライフスタイルとして最高のものだとは思えないのです。
みんなそれぞれですからね、日本至上主義でも別にいいんですけど。でも一応海外に出てきてるわけだからそれなりの覚悟やら礼儀やらあっていいはずなのに。そういう人に限って基本的な礼儀作法とか全然なってないし、そんな自分に気づきもしない。たまらんです。

うちのお向かいに暮らす50歳のおじさんは、私達が越してきて間もなく水道が使えない苦労を察知して、ある日私達が留守をしている間に家の扉の前に水で満たしたでっかいタライを10個も置いておいてくれてました。頼みもしないのに。親しいわけでもなかったのに。
で、お礼にってプレゼント持っていったら「絶対受け取れない」と頑固に断られてしまいました。なにもそこまで頑なに断らなくても、と思ったんですけどね。そのための親切だとは思われたくないってのがあったんでしょうね。
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ぼろいだの田舎だの言われてますけどね、本質的には寡黙な大人の国っていう感じがいたします。
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# by dersuebeppi | 2007-03-22 21:16

陶器のドアノブ

リスボンの本日の気温は25度。
ちょっと気分転換しにいつもの行き着けの浜へ出向こうと思ったら、今日はリスボンマラソンでテージョ川に掛けられた橋が通行禁止。
仕方なく急遽行き先を変更し、最西端のロカ岬のそばの浜へ。

そこで握り飯とパニーノを食し、寝そべって漫画を読んで帰宅。
(読んだ漫画は松田洋子の「文化住宅の初子」、これは映画になったそうです!見たい!!松田さんのブログ:松田洋子
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青い空と青い大西洋、すでに水着姿のポルトガル人(いくらなんでも気が早すぎ)を横目に読み込む松田さんの世界の組み合わせは大変抽象的でありながらも、なんとも心にしみる。
たぶんここんところ私は春ボケと疲れが重なって結構参ってたから、初子が改めて染み入るんだろうな・・・・

疲労感の表れとして3日前こんなことがありました。
家の男衆が出払ったのでその間に掃除を始めたわたくし。いつものように全身の力をみなぎらせて掃除機を駆使していたわけですが、我々の寝室のドアノブを握った瞬間、陶器で出来たそのドアノブが「グシャバリッ」と音を立てて粉々に粉砕。
ふとみると、ドアノブを握りつぶした私の左手が血まみれに。
さらによく見ると、親指の付け根に魚のエラみたいなものが。
さらにさらによく見ると、粉砕した投機のかけらが突き刺さっている様子。
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全身から力が抜けました。
だって、ニクが見えたんですもの。
なんだか黄色い粒粒みたな、なんだかわからないけど、よく豚肉なんかで見かけるような断層が見えたんですもの。
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しかし家には誰もいないので、「うおおおっ」と大声を上げる気にもならず、ただ黙ってしゃがんでしばらく考え込んでから、インターネットで『切り傷の処置』を調べました。
下手に消毒してはいけないそうです。ただひたすら水で流し洗うこと、と出ていたのでまずそうやって水で洗浄。でも血が止まらない。
やばい、これはもしかして病院で縫ってもらったりしなけりゃいけない傷なのか?
いや、でも縫うってのは要するに傷が動いてくっつかなくなるのを防止させるための手段でしかないはずだ。ならばこうやって押さえ続けてればくっつくだろう!
などと問答しながらトイレットペーパーで血を吸い取り続けました。
結果血は止まり、絆創膏で処置。
自分をこんなに丁重に扱ったことが、かつて今まであったでしょうか。
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しばらくして帰ってきた男衆に壊れたドアノブと私のエラ傷を見せてあげたら吐き気を催していました。男って痛みに弱いっていうけど、ダメね。

3日経って今日は傷がめでたくくっついています。人間の体の再生力って凄いもんですね。
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# by dersuebeppi | 2007-03-19 02:23
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最近では4オクターブの歌手って言ってもそう驚くことでもないのでしょうけど、この人はちょっとそんじょそこらの4オクターブとはワケが違います。
「熱帯の鳥の囀りか」と思って聞いているとたちまちオクターブが下がってドスのきいた人間の声になっていくのです。
初めてラジオでこの人の声を聞いたときはショックを通り越して怖くなりました。
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その名はYma Sumac。公的には1929年生まれのペルー人とありますが、1921年生まれという説もあります。とにかくいまだご健在です。
このYma Sumacという名前、ケチュア語のIma Shumaqからきているそうで、「なんと美しき!」という意味らしいです。彼女のポートレートも判りますが、これは真似をしようと思って醸せる雰囲気ではありません。

なんせ彼女は「インカ帝国の末裔」なのですから。
しかも鳥と会話ができるそうですよ。
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1950年代、当時アメリカで流行っていたエキゾチカミュージックの代表的歌手の一人として人気を博しましたが(他にはブラジルのカルメン・ミランダなど)、また最近ヨーロッパでも彼女の歌がCMに起用されるなどして人気が復活しつつありそうな気配です。
ちなみに映画にも脇役として何本か出演してるみたいですね。この様子で脇役は難しかったんじゃないかと思いますけど…

とにかく、一度聞いたら一生耳に残るであろうと思われるこのインカ帝国のお姫様の声をご視聴下さい…
イマのアルバム

詳しくはこちら: Yma Sumac
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# by dersuebeppi | 2007-03-14 18:58
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往復600キロすっ飛ばして世界遺産の古代ローマ遺跡があるスペインのメリダまで行ってきました。
ここを訪れるのはポルトガルに越してからこれで2回目ですが、衝動的に思い立ってこのように遠出をするには、特に古代ローマ好き家族の我々にとってもってこいの場所。
今回は日本からお客様が来ていたこともあるのですが、自分の周りの世界が狭く感じるようになってきた時に、このような壮大な時間を遡った遺跡を目の当たりにするのは非常に良いものです。何よりもまず目先の小さな問題なぞどうでも良いように思えてくるようになります。
イベリア半島はすっかり春めいてきていて、できればここに咲き誇っていた花の下、ローマ遺跡を見ながら花見でもしたい気分でした。
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ちなみにメリダとは紀元前25年にアウグストゥスの命令で建てられたローマの属州「ルジタニア」の首都で、ローマ帝国でも重要な都市の1つだったところです。メリダはスペインの中でもっとも重要なローマ建築を残してい「メリダの考古遺産群」は世界遺産に登録されています。
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何度来てもかっちょいい街です。
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# by dersuebeppi | 2007-03-14 06:22

カーニバルの休日

只今ブラジルのリオやサルバドール等では盛大で熱いカーニバルが開催中です。ブラジルだけではなく、世界の様々なキリスト教の国々で今週の「灰の水曜日」までドンちゃん騒ぎが繰り広げられますが、ここポルトガルでもあっちこっちの町でカーニバル騒ぎをやっております。だから子供の学校も水曜までお休みです。
かさねて昨日の日曜は雨続きの不安定だった天候が一旦落ち着いたかのような青空が広がっていたので、衝動的にまた南方面へドライブへ行くことに決めました(ずっと風邪引いててストレスもたまってたし、息抜きってことで)。

目指すは前に一度行って結構気に入ってた古代ローマ住居跡のあるAlgarve地方のVidigueiraという田舎町(ここは大航海時代にインド航路を発見したVasco da Gamaの出身地でもある)。
ポルトガルは古代ローマ帝国時には最西端の属州だったわけですが、探してみるとこの国にも当時の遺跡がかなり残っています。
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で、ここのVidigueiraってとこはイタリアのガイドブックに出ていたので以前一度だけ訪れてみた場所だったんですけど、古代ローマ崩壊後も修道院として用いられていた為に保存状態がよく、当時の家屋の構造がかなり詳細まで観察できて満足できます。それと、あんまり知られていないせいか、いつも誰もいないのが素晴らしい。今回も私たち三人だけ。
しかも辺りはもうすっかり春の兆し。
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周辺には羊も放牧されてます(黒い羊かわいかった!)
現在ここにはマリアちゃんというニャンこ嬢が御住まいで、家屋の中に踏み込んですぐ「ニャオ~ン」と奥から出ていらっしゃいました。
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そして私たちに先導して歩いて下さり、最後には日当たりの良きところでごろりと気持ちよさ気にお倒れになられて、そこで我々を見送ってくださいました。
これはこの辺一帯を領地としていた金持ちの地主さん宅の浴場跡と暖房装置です。
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個人宅でこんな小カラカラ浴場みたいな設備があるなんて凄いもんです。
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紀元後120年ごろに出来たんだそうです。ローマ帝国の瀟洒な様子がこんな僻地のヴィラからでさえ感じられるなんて、その規模たるや、全く壮大なもんですよ。

で、帰ろうとしたら受付の叔母さんが
「あら、調度これから町中でカーニバルのパレートあるから見ていきなさいよ!」と言うので、せっかくだから見ていくことにしました。ポルトガルのド田舎町のカーニバル。
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面白かったです。山車はトレーラー。農家のオッサン、若者総出で、全く何の調和も統一感もないめちゃくちゃなパレードでしたが、いい味出してました。
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さすが、アグリカルチャーな土地に暮らしていなければわからないような「糞転がし」という、馬糞や牛糞を丸める虫に扮装して楽しげな若者やら、女装のごっついオヤジやら、リオのカーニバルもいいけど、こういう緩くて弛んだやつも癒されていいなあ、と思いました。
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古代ローマと田舎のカーニバル、物凄く抽象的な組み合わせですが、有意義な休日でした。
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# by dersuebeppi | 2007-02-19 19:59

古今東西の風呂考察


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日本人以外に風呂好きな民族って他にいるだろうか。
中東に暮らしてた時、とある町でむりやり「ハンマーム」という公衆浴場に引きずりこまれたことがあるけど、あれは「浴場」ではなくてサウナに近いものがあった。
みんな弁当とかを中に持ち込んで、下着姿のままそこで日がな一日座り込んで過ごすんだそうだ。でもこれはちょっと日本の風呂のくつろぎ方と違う。

うーん、時代を無視していいのなら、匹敵できるのはうやっぱり古代ローマ人だろうな。無類の風呂好き。帝政期にはローマの町だけで千を越える公衆浴場があったそうだ。
形式は、まあいろんなのがあったみたいだけど、冷たい水に入るか泳ぐかして、その後にサウナみたいなので温まって、最後に高温室ってとこで40度くらいの湯船につかって、最後はまた冷水浴だったらしい。
でもとにかく風呂無しの人生なんて彼らには考えられなかったみたいで、午前中で仕事を終えたら横になって長い昼食、で、そのあと「じゃ、そろそろ行きますか~」と皆で公衆浴場に繰り出す毎日だったそうだ。
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日本の公衆浴場との違いはまあ、造りがゴージャスな総大理石だったりしたことが一番に取り上げられるだろうか。
最終的にはこのローマ風呂、今の日本のスーパー銭湯みたいな一大レジャーランドに発展していくのだそうだが(売店、レストラン、図書館、でもって風俗のお姉さん方もいたらしい)、キリスト教の発達と共に衰退。

私がかつてTVのレポーターで様々な温泉に浸からされていた時のお決まりのコメントに
「ああ、もうほんっとに日本人でよかったよ!」ってのがあったんだけど、これと同じ感慨を得たローマ人もきっと少なくはなかっただろう。
「ああ、もうほんっとにローマ人でよかったよ」と思ったローマ人、たくさん居たはずだ。

なんでこんな考察をしてるのかというと、ただ単純にうちに風呂がないからです。
家を建てるなら、悪いけど風呂を中心にした家にしたいです。
風呂中心の生活、思い描いただけでも素晴らしいです。

これ、どこぞが復元した古代ローマの風呂の様子。
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イギリスのバースにある、古代ローマ温泉。
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日本の銭湯にはこの籠ですね、やっぱり。
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# by dersuebeppi | 2007-02-14 20:48

オタク道まっしぐら☆

アメリカでは既に今年に入ってからシーズン2が放映中だそうです、HBOの大河ドラマ「ROME」。
ヨーロッパはまだまだ先だろうなあ~
シーザーが死んでからの混乱と怒涛のローマ、三頭政治やクレオパトラの企み、ローマ帝国樹立などもう想像しただけで耐え難い気持ちになります。
毎日この取り止めの無い思いを抱えたまま、HBOのHPやらYoutubeの映像を見たりして過ごしていますが、だんだん嵌り込み過ぎて、あとちょっとで「ROME」Tシャツを通販で買ってしまいそうになるとこでした。
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やばいです。こんなTシャツ、買って着て外を歩いたら周囲から完全なオタク扱いを受けるでありましょう。
平常心のボーダーを保てる、その限界にきてるということでしょうか。

ところで初代ローマ帝国の皇帝といえばアウグストゥス。
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もともとの名前はOctavianus.

ドラマの中ではMax Prikis君という少年がこのOctavianusの若かりし頃を演じていたのですが(以前にもこのMax Pirkisの容姿がうちの旦那に極似している云々と投稿したことありますが)、とうとう大人役の俳優と交代してしまったそうなんです。

これがMaxの演じるOctavianus.
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これが大人のOctavianusを演じるSimon Wood.
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なんかダメじゃん、似てないじゃん、目の色や肌の色を覗いて全体的な雰囲気に類似性が全く見あたらないっていうか、大体そんなに大人に変化してるわけでもないし、何よりもまず初代皇帝の貫禄が無い!!Maxの醸していた小生意気で短気で傲慢なノーブルさが受け継がれていない!!
でもってこれがローマ帝国樹立を司る三人組。
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みんなまだ高校生みたいじゃないですか。

こりゃ早速HBOのROMEのコメントページに不服の訴えを書き込まないと!
・・・・・・
いや、書き込みませんよ、もちろん。
我慢しますよ。
まだドラマ自体を見てないから書き込む筋合いなんて無いし。

ああ、ダメだ。
中学時代にカジャグーグー(・・・)というイギリスのポップスバンドに惚れて眠れなくなったことあったけど、ああいう感覚に近いです。
私の中のミーハー熱がふつふつと湧き上がってきています・・・
白い紙には気づいたら古代ローマ人のスケッチばかり書き込まれてます・・・
大丈夫かな、あたし・・・
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# by dersuebeppi | 2007-02-11 06:21

菓子描き込み過ぎ

昨日発売になった講談社の漫画誌「One more kiss」に、あの、イタリアから送って全然届かなかった読みきり漫画が載っています。
昨日の発売日にリスボンに本誌が届きました。
ほんっとにこの欧州の郵便事情って一体どうなってんだか謎ですよ、謎。まあ早く着くことには何も文句は言いますまい。

イタリアから一ヶ月掛けて届いた漫画の内容は、私が小3くらいの時を思い出して描いた、かなりベタな昭和モノです。
これを描いている最中、頭は完全に小学校時代にフラッシュバックしてしまい、食料品店の菓子売り場のコマを描くのだけで丸一日くらい費やしました。頭の中にどんどん当時存在していた菓子が浮上してきて止まらなくなり、当時の私がいかに小遣い不足で買いたい菓子も変えない欲求不満に陥っていたかが実感できるほどでした。

グリコ、でっかい箱のやつあったよな。取っ手がモールになってて。
とか
キャンディ・キャンディのオマケが入ってるキャラメルもあったよな。
とか
スヌーピーのスライドするプラスチックの箱に入った、鉄アレイ型のへんなチョコもあったよな。
あとやっぱ欲しくても買ってもらえなかったのはコカコーラのヨーヨーよ、
とか・・・・
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(スキャナー故障のためデジカメで撮ってみました☆)
日本から離れていると、こんなに素晴らしい集中力で記憶を手繰り寄せることができるんですね。
あとこんな電車とか。
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もしコンビニや本屋さんで見かけたらご覧になってみてくださいね、一ヶ月掛かって届いた漫画。デジカメ撮影じゃなんだかさっぱりわからんですね。ふふ。

ところで昨日は旦那がイタリアのパドヴァ大学というところで偉い先生を前に口頭試問された日でした。小姑から写真が送られてきました。
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彼がこんな怖い思いで頑張っている間、私と子供はこちらでジャンキーフード祭りを開催中でございます。

それと猫も目一杯寛いでます。お陰でこの仕事机全体が猫の匂いになってます。
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# by dersuebeppi | 2007-02-10 00:16

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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