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WOWOWでいよいよ7月13日(金)夜10:00より、毎週2話分づつで、ROMEのシーズン1と2をあわせて一挙放映だそうですっ!!

そうか・・・なんで日本でだけ放映しないんだろうと思っていたら・・・2話ぶっちぎりで放映させたかったからなのか・・・?

こっち(ポルトガル)ではまだシーズン2、放映してないんですよ!!!
なんか焦ってきましたよ、あたくし。

しかもHBOのホームページみたら、なんとシーズン2のDVD、販売してるじゃないですかっ!!
買えってことなのか、これ!?

・・・ちょっぴ取り残された気分でございますよ・・・

それはそうと、実は先だってうちに来ていた漫画家のMRさんこと三宅乱丈から紹介していただいたコミックビームという漫画誌で、以前から描いてみたかった古代ローマ漫画(厳かな絵柄の比較文化的ギャグ)を掲載してもらえることになりました(まだいつかは未定ですけど、とりあえず編集長からオッケーサインが出て作画は開始してよいということで)・・・

以前に赤い牙という同人誌でこの古代ローマ人をテーマにした、これもばかばかしいお話を載せてもらってから、HBOのROMEとちょうど時期がシンクロしてたこともあり、でもってそこに古代ローマヘビー級ヲタの旦那のまじないのような薀蓄が重なって、なんだか止め処も無くこの「古代ローマ」を軸にしたアイデアがぼこぼこ沸きだしてきていてたんですが、晴れてそれが実現することになってもう、かなり嬉しいです。
しかもコミックビーム・・・激巧い作家達の巣窟漫画誌・・・大丈夫だろうか・・・

頑張ります。
想定はHBOのローマより、かなり時代が進んだ紀元120年ごろ、古代ローマ帝国が最も繁栄していて、リッチだった時期に生きた建築家のお話です・・・(フィクションですよ!)

でもこの劇画タッチ漫画によって、また更にわたしの漫画ジャンルが混沌としてしまうことになりますが・・・もうどうでもいいや、そんなことは。

あ、そうそう、あたくしがイタリア料理コラムギャグ漫画や小説の挿絵を描かせてもらってる今発売中の講談社Bethの今月号には、上記の三宅乱丈さんが、今までと全く別テイストの漫画を掲載していますので、よろしかったらご覧になってください。
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# by dersuebeppi | 2007-05-11 22:55

仕事してます!

一週間ほど鉛筆やらペンを握ってないと、もう原稿にペン入れをしてものの数枚で手の筋肉が痛くなってしまってびっくりです。
すごいですね・・・
何事も続けてないとダメなんですね・・・
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この間取り付けたスカイプ・カメラで原稿描いてる撮ってみました。
これは6月25日に発売されるKISS13号用の読みきり40ページ。
まだまだたっぷり時間が掛かりそうです。
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それにしても・・・
このスカイプ・カメラってほんっとに便利ですよ!!
世界中どこにいても、相手もカメラを持っていればお互いの顔を見ながらお喋りができるんなんて・・・
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最初はちょっと抵抗あったんですよ、ほら、画像がスムーズに動かなかったらなんかこう、照れくさいってんですか?
昔の海外の特派員の映像見てるみたいな、あんなふうだったらちょっと恥ずかしいかもって思って、存在は知ってても買う気にはなかなかなれなかったんですが。
しかしとある方がこれでお電話をしてきてくれたのを見て、その画像の鮮明さと動きのスムーズさに感動し、直ぐに買ってしまいました。

これさえあれば久々に実際会った人にも
「うわ~、しばらく見ないうちにヤマザキさん老けたわあ~」
という衝撃的印象を与えんでも済みます。

うちの成長ざかりの息子もいちいちでかくなったことで驚かれなくても済みます。

いろいろと便利なスカイプ・カメラ、これだいたい日本円で5千円くらいだったと思うんですが、通話料はタダですからね!!

イタリアで貧乏生活していた学生時代に、こんな便利なものがあったら電話代も節約できてたのにな・・・
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# by dersuebeppi | 2007-05-09 02:48

自然のにおい

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腹の具合も良くなり、雨続きだったリスボンも天気を回復して気分すっきり。

漫画家のお友達が来る直前まで4月のリスボンは毎日27度とか28度の夏日が続いておりまして、彼女にも「服は夏仕様だ!靴もサンダル!!」なんて言っておきながら、なぜか彼女が来てからは気温が10度くらい下がってしまいました。
わたしも冬服を全てしまってしまった後なので、スペインに行ってた間も薄っぺらいのを何枚も重ね着して寒さを凌ぐ有様だったんですが、やっとまた、やっと昨日あたりから気温が25度を超え始めました。よかった・・・

そう、ヨーロッパで最も晴天率の高いリスボン、やっぱりこうじゃなきゃダメですよ。
青空あってのリスボン。
薄っぺらい服を風に翻らせてこそのリスボン。

今週から2,3週間、多分みっちり仕事にとりかからなければならんので、時間があるうちにこの初夏のあったかさを心底から堪能しよう!!ということで、またも衝動的に車を走らせて南下。
大好きなアレンテージョ地方の、コルク樫の森でだらだらと寝そべって、生まれたてほやほやの元気いっぱいな虫達に取り巻かれながら1日過ごしてまいりました。
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息子が家から持参してきたビンに「クマムシを採集する!!」と意気込んでいたのですが(だいたいクマムシってなに!? 彼が言うには土中に入ってる激小さくて、冷凍庫で凍らせても死なない虫なんだそうだ。日本から送られてきたDVDの中の番組に出ていたらしい)、なんかそののほほんとした風景を目の当たりにしていたら、そこの土をえぐるなんてマネはとてもできそうになかったので、クマムシは夏に日本へ帰ったときにでも採集してもらうことにして諦めました。
男の子への虫の執着ってすごいですね。
あ、でもヨーロッパの子供は虫採集しないですね。虫への興味ゼロ。
アジアの男の子たちだけなのかな・・・
ちなみにわたしも虫、大好きですけどね。
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ああ、それにしてもなんてのどかな場所なんでしょ、アレンテージョ。
ここで育つ黒豚も牛も最高のお肉です。
で、ここの地方のワインもまた最高です。
こんな場所で育まれて不味いわけがないんだよ、と、毎回来るたびに感動するわたしたち。

息吹き始めた緑の匂いと鳥のさえずりとむちむちの牛とどこまでも青い空に囲まれて、仕事開始前のエネルギー補給完了。
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自然万歳。
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# by dersuebeppi | 2007-05-07 18:36
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もう5月なんですね。
ブログも怠けてずっと更新せずにおりました・・・

いや、あの、一応地道に仕事もしたりとかしてたんですけどね。
でもたまにはこう、心底から怠けモードに入ってみないと、次への体力やら持久力やらが蓄えられないっていうか。

10年以上仲良くしている多忙な漫画家の友達が突然やってくることになったのが4月の23日ころ。
彼女は現在連載を2つ持ってて、でもって今回は読みきりも一本あったりして、すごく忙しいはずなんだけど、スカイプで喋ってたらなんとなく「今やってるネームがもし一発OKで通ったら、4月の末に一週間くらい休めそうなんだよね~ そっちにいっちゃおうかなあ~」とだらだらと緩いノリで盛り上がり、それがまあ、さくっと実現してしまったわけですね。
あまりのさくっとしたこの段取りに、本人は熱が出たりして大変だったみたいですけどね。
ま、無事こちらについて、リスボン名物イワシやタコメシなどを食べてもらって「休み」の現実感を体感してもらいました。

で、彼女の一番の目的はバルセロナでガウディを見る、って事だったんで、いったんリスボンに入ってからわたしも彼女の付添い人としてバルセロナに同行しました。
リスボンから飛行機で2時間くらですかね。

バルセロナは前にも来てるんですが、イタリアからポルトガルに車で帰る途中に寄ったので、あんまり気合は入れずに外側から舐める程度しか見てなかったんですよ。
でも今回は、日本からガウティへの熱い思いを貯めに溜め込んできた漫画家が一緒でございますからね、半端な見方じゃ先へは進めません。
もう一生分脳裏に焼き付けていく構えでひとつひとつを見るわけです。
あとでホテルの部屋に帰って「さ、今日みてきたガウディのCasa Miraの外観描いてみ!」といわれたら、さささっとそれが描ける位見ておかねばならないような構えです。
こんっっなにじっくりと建造物を外側と内側から観察したのは人生で初めてでした。
イタリアに住んでいたときでさえ有り得なかったですが、ガウディはやっぱり意表をつく表現が多すぎて、意識して無くてもじっくり見ちゃうんですよね。
「人様の住む家や、教会でこんなボーダーレスなことことやっていいのか!?いいんだな!?」と詳細を見れば見るほど驚愕が止まりません。

本当はバルセロナだけが目的だったんですが、「やっぱりプラドも見たい」ということになって、バルセロナから飛行機で日帰りマドリッドという無謀な試みも実現させました。
時間がないから最初の美術館でピカソのゲルニカを見て、そのあと本望のプラドへ。
観光シーズンだったもんですから、2時間並ばせられましたけどね☆
でも日帰りで行った手前、死んででもも見て帰ってやる!という意地でお互い飲まず喰わずのまま目的をまっとうしました。
帰りの飛行機に乗る前は、お互いの手足に血が巡らなくなってて痺れまくってましたっけ☆

ま、そんな感じであっと言う間に10日間が過ぎて、彼女は日本へ帰っていきました。
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写真は彼女があたくしの息子にお土産で買ってくれた組み立て式「サグラダ・ファミリア」完成体の模型と、もひとつのもっと細かい模型を創作中の彼女です。

今日はわたしも普段モードにきりかえて、彼女がいた頃と打って変わって好天気で暖かくなったリスボンの空気を感じながら仕事しております。
ガウディやピカソやゴヤやベラスケスから「もっと作家魂炸裂させろや!!」と渇を入れられてきた気分がしてならないのは、一緒に見てたのが同業者の友達だったからなんでしょうね。

あ、そうそう
お別れの前の日にリスボンの魚介屋でカニやらカニミソやらエビやら貝やらのテンコ盛りを腹いっぱい食べたら、わたしだけあたっちゃいました☆
腸の中になんかこう、未知の生物が入り込んだ感じっていうんですかね。
ああ、なんかあたしの体のなかに生き物入ってるなああ~と、腹の痛みの合間に感じながら過ごしてやっと昨日あたりから調子いいです。

そんな締めくくりも含めて、なんかこうパンチの効いた日々だったなあ・・・
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# by dersuebeppi | 2007-05-07 00:01

ブラジル

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今まで結構いろんなところ行きましたけど、一番私が心置きなく馴染める国といったら、もう文句なしにブラジルですね。
十数年暮らしたイタリアよりも、生まれた日本よりも、断然ブラジル。

日本だけではなく、イタリアでさえ疲れ知らずのエネルギー炸裂女と見られがちな私が、ブラジルへいくと極一般的な、いえ、むしろしおらしいくらいの女性に見られるのは大変ポイントが高いですね。
この国に居る間は信じられないくらい体調が良くなり、ふだんでは考えられないような病気知らずの健康体になることからも、私がブラジル馴染み体質であることが判断できます。
多分まあ気候だとか、食べ物だとか、人々のライフスタイルだとか性格ってのが、ストレスの要素に全くならないからなんでしょうね・・・
確かにここポルトガルも穏やかで良いのですが、皆あんまりはしゃがないんですよね。
ポルトガルの女の人って基本的に静かだし。
それに比べてブラジル女のエネルギーたるや、さすがいろんなところの血が混じってるからかしりませんけど、際限なし!!
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(あ、これはサンパウロで居候させていただいたお宅です。プールつきペントハウス。隣はアイルトンセナの住んでいたマンションです)

ある日日本から飛行機に20何時間も乗ってサンパウロへ行った、その到着日に迎にきてくれたブラジル人の友人が組んでくれたスケジュールをちょっとここに書いてみますと、

11:30 日本からサンパウロ着
13:00 イビラプエラ公園で一時間ウォーキング(というか、他の友達たちと合流)
14:00 友人宅でご両親を含めてのウェルカム昼食会
16:00 やっと部屋でくつろぐ
17:00 友達が「友達たちが待ってるから」と街中のビール&ピザ屋へ我々を連れ出す
19:00 盛り上がる。さっき食べたものが消化してないのにもうピザを食べる。しかしそうこうしていると、とつぜん友達が「あ、いけない!はじまっちゃう!」と焦りだし、再び我々を車に乗っけて移動。
(はっきり言って日本を発ってから寝ていません)
20:00 ライブハウス着。 サルサナイト。 激しく踊る。
22:00 盛り上がっていると、いきなり友達が「あ、いけない!! はじまっちゃう!」と再び我々を車に乗っけて移動。移動先、でっかいイベント会場。
23:00 バイーアの人気グループ、Chiclete com Bananaのライブコンサート。オールスタンディング。しかも皆片手にビール。これで飛んだりはねたりするから全身ビールまみれ。ふらふらだが、周りの盛り上がりに煽られて一緒になって両腕を振りながら、サルバドールのカーニバル踊りを踊る。 

この辺まで来ると、もうハイ状態になっていて疲労感とか、眠気とか、一切感じない状態。

02:00 コンサート終了。 さあ、これでやっと帰れる!と思ったら「これから皆で一杯やりにいかない?」と友達。 日本から一緒に来ていた友達がもう完全にKO状態なので、丁重にお断りして家に連れていってもらう。
08:00 人様の家だし、と思って気を使って起きて挨拶しにダイニングに行くと、友人は既に仕事へいく準備万端。ニコニコ笑いながら「昨日あの後も盛り上がったのに、残念!」。そのまま一切寝不足感を醸さず軽やかに仕事へ。

日本から一緒に来ていた友人は熱が出てその日から二日間ほど寝込む。

と、まあ、私の場合こんな感じのたっぷりな1日をブラジルへ行くと一週間に3回から4回は過ごすわけですよ。書き出して見ると信じられない感じですが、意外にこれがあっさりできちゃうんですね。
自分がブラジルに行っていたときの写真を見ると、周囲への同化っぷりに驚きます。
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日本にいた時よりもこちらからブラジル行く方が近いんですけどね、ついなんていうか、近いと腰が逆にあがらなくなるというか。
でももうそろそろエネルギー補給に戻りたいところです・・・
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# by dersuebeppi | 2007-04-12 04:33

日本のパン粉

先日、只今Bethで連載している「それではさっそくBuonappetito」の担当のMさんから、立派な小型の箱の小包が届きました。

うちに荷物を送ってくれる人、例えば母などは、輸送量削減のために煎餅やらスナックも、「ゆうパック」の手提げ袋に入れて送ってくれるので、毎回私達は袋の中でばりんばりんのこっぱ微塵になったそれらの菓子の原型を拝めた試しがありません。

Mさんはしかしそんなみみっちいことはせず、小型でありながらもがっしりと頑丈な箱でとあるものを送ってくれたんでした。

「なに?なにが入ってるの!?」
と目を輝かす息子。
普段「ゆうパック」の簡易小包しか見ていないので、今回はなにやらとんでもない豪勢な物が送られてきたにちがいないという確信に満ち満ちた瞳が光っています。

厳かにテープを剥がし、中身が現れました。

「なっ・・・!?」
肩を落とす息子。
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中身はパン粉で二袋でございました~!!

パン粉は確かに「ゆうパック」の袋で送って破裂したりしたら、もう収集つきませんからね。これくらいの完全確実包装でこそ、ぱりぱりの、ふわふわの状態のパン粉がユーラシア大陸の果てまで届くってもんですよ。

そもそもなんでパン粉なのかっていうと、先日連載中の雑誌Bethの打ち合わせでMさんと電話で喋ってて、欧州には日本みたいなパン粉が存在しない!という話で盛り上がったんでした。
例えばイタリアのCotoletta alla milanese(ミラノ風子牛肉のカツ)だの、ポルトガルの干し鱈のコロッケなど、衣になっているのは確かにパン粉なんですが、粒子が極めて小さい砂のようなもので、あの日本のトンカツのようなサクサクな感触を醸せる類のものは存在しません。

一度普通のパンを乾かしてバラバラにしてパン粉作りをトライしてみたこともありましたが、それだけでもう食事を作る、という意気込みが萎えてしまって途中で諦めてしまいました。
かといってあの細かい粒子のようなパン粉のトンカツやエビフライはそんなにそそられないし・・・

なーんて事を言ってたら、Mさんがご親切に日本のパン粉を送ってくださったわけです。
あ、もちろんこれをネタに漫画を描くっていう事で・・・ははは。

で、早速つくりましたよ、倍焼造り生パン粉でサクサクのトンカツ!
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んまああ~っ!!

トンカツ大好きな息子も大満足で、「夢がかなうならトンカツにまみれて暮らしたい」とか言ってるし、揚げ物が苦手な旦那もトンカツだけはあっという間に平らげてしまいます。

たかがパン粉、されどパン粉。
しかも「倍焼造り」ときたもんですよ。凄いな、日本の製品製造技術って半端じゃないな。
ありがとうMさん!

で、関係ありませんが、今日のおやつはブラジル名物「ポン・ディ・ケージョ」。
作りすぎて食べ過ぎて胸焼け炸裂。
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でもこれが食べたしたら止まんないんすよ。

ここ数日間の摂取カロリーについては考えないようにしよう。

ああ、そうだ、それと!!おいしいものついでに今ポルトガルでオンエアされているコカコーラのCMです。
「イワシに愛されて」
これをご覧になっていただくと、いかにポルトガル人が「イワシ、ラブ」かがお分かりになられると思います。
コピーはズバリ「彼らを引き離すな!」
イワシとコカコーラ、意外なかんじで結構いけそうです。
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# by dersuebeppi | 2007-04-08 21:13

ポルトガル北部

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只今子供の学校が「復活祭休み」中です。

復活祭休みってのはつまり、日本で言うところの「春休み」ってところなんでしょうけど、長いですね、2週間。
それだけの時間があるのだから、いっそ飛行機に乗ってブラジルだとかアフリカだとかに行きたかったんですけど、そうこうしているうちにイタリアのお姑さんから案の定「あら、そんなに休みがあるのなら、こっちにいらっしゃいよ」攻撃も掛かりだし、「い、忙しいんで!!」という咄嗟に出てきた口実上遠くへ行くことは諦めねばならなくなりました。

で、結局車で今まで行ったことのないポルトガル北部、Douro川付近やポルトガルで一番高い山のEstrela山脈やらを訪ねてみよう、ということになったのでした。
リスボンから車で3時間くらいですかね。
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Douro川沿岸地帯はポートワイン等の葡萄が収穫されるところで有名で、山の傾斜が一面見事な葡萄棚状態。イタリアのチンクエテッレよりもダイナミックで、まさかこんなに規模の大きいものだとは思っていなかったのでびっくりしました。
泊まったホテルの窓の外の景色も、部屋に飾ってある絵もこの葡萄棚斜面に覆われた山。
こんなところになる葡萄を収穫するのは相当な気合入れないとダメなはずです。
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いや、実際Douro川沿岸の葡萄収穫の過酷さはかなり有名なものらしいですね。
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で、この川を3日間くらいかけて巡るクルーズもあります。
調度私達の前を、そのクルーズ船が通り過ぎて行きました。ここに生きるのは過酷でも、眺める分には確かに最高の景観であります。

我々の泊まったLamegoという街も、時間の経過が齎す様々な物質的現象をそのまま残してある、赴きたっぷりのところでした。
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教会の外観も中もなんとも強烈な重みを醸すものがたくさんです。イタリアの教会なんかでは感じられない、ちょっとこう、スピリチュアルさが深めの空気っていうか・・・
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街をゆく買い物帰りのおばさんも気合入ってます。
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あと、世界的にも有名なポルトガル産ワイン「マテウス」の街も訪れました。
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ボトルのラベルの描かれているお館、ここにあったんですね・・・ へえ~
っていうか、この街はこの建物とあと数件の家があっておしまい、って感じのこじんまりしたところでした。世界に名だたるマテウスの生産量を考えると、随分謙虚なたたずまいの街です。

それから、ポルトガルで一番高い山脈エストレラ。
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ここはポルトガル屈指の絶品チーズで有名なところですが、冬はポルトガル人憧れのスキーのメッカ。実際頂上付近まで行くとまだ雪が残ってました。
細くて長いピンカーブがセーターの網目のようにいつまでも続き、普段酔わないわたくしも終いにはストップを掛けてしまうほどでしたが、とりあえず国で一番高い山をたずねた安堵感には見舞われました。
エストレラ制覇!(って歩いて登ったわけでもないのに・・・)
でも、なんで高い山があると登ってみたくなんでしょうね・・・

帰りに窓から外を見たら、猫みたいな雲を発見。
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最初はクマに近かったんですけどね。
で、この後首がどんどん伸びて引き千切れてしまいました。あっけないですね、雲の形って。

今回の旅の収穫;
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べっこう飴の味のする超素朴なアメと、「世界各国で数々のメダル受賞」とどうみても80年は経っていそうなパッケージに記してあった、これまた超素朴なクッキー。
添加物一切無使用。
たいして美味しくないんですけどね、こういうものこそポルトガルくらいででしか食べれないものなんじゃないかって気がします。
今回の旅もこの菓子のように、素朴だけど歴史の深みたっぷり、って感じの旅でした。
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# by dersuebeppi | 2007-04-07 03:44

アラビアドラ猫

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うちのネコはお風呂場の、便座の向かいにおいてある木製の物干しの支え棒で爪を研ぎます。

朝、ベットから起き上がったその足でそのお風呂場のドアを開けると、さっきまで足元で寝ていたネコもささーっと軽やかに私の足元をすり抜け、すぐにその爪とぎ場へ行ってバリバリやるわけですね。

それはまあ、いいんですけど、異常なのはそれを見つめながらトイレに座って用を足す人間の言葉ですよ。

「んまああ~ うんまいねええ~ すごいねええ~ つめとぎじょんずだねええ~ いいこいいこお~ おりこうさ~ん」

今朝はこんな台詞を日本語でつぶやく旦那の声が風呂場の向こうから、ネコの爪とぎの音と一緒に聞こえてきました。

日本語を話せぬ彼がなぜ流暢にこんな脳細胞がどうかしてしまったかのような日本語のネコ撫で声を駆使できるかというと、それは明らかにわたくしから感染したからです。
耳にする機会の多い言葉ほど覚えるのも早い、というわけですね。

それから

このネコは私が仕事を始めると必ず机の上に来て横たわるのですが、それをどうしても追い払えないわたくし。
追い払えないどころか顔を彼の白い毛に覆われた腹にうずめてふんがふんが匂いを嗅ぐ。
それがもう、なんていうか、いい匂いでしてねえ~
こう、仕事なんてもう二の次?みたいな気分にさせられる、そんな覚醒作用を催させてくれるのです。

そんなことをしていると旦那も「あ、ずるい!」と走りよってきて、同じように顔をうずめて匂いを嗅ぎ、目を空ろにしながら
「おほおお~ むふうう~ 」
揚句
「これぞしあわせのにおいだ~」
とかため息ついてるわけです。
ネコはじっとしてますけどね、たまに虫の居所が悪くて頭叩かれることもありますよ。

もう完全にネコ毒にやれてますね、うちの家族は。

「もじょもじょなのねええーん」」
「こんなにもこもこに生まれたのオ~ えらいねええ~」
「んまああ~まんまんまあるいの~ いいわねええ~ すてきねええ~」

意味不明。

ところでうちのネコは4年前、シリアのダマスカスに暮らしていた時、マンションの入り口付近で車におびえてぶるぶるしているところを見つけ出され、無理やり我が家の一員になったのでした。当時は手のひらに乗るくらいの大きさでございましたから、多分生後一ヶ月とか、そんなもんだったんじゃないでしょうか。

アラビア人は犬は嫌いますが、猫は何だかんだで愛でていて、あの近辺だけでももうおびただしい数のネコが暮らしておりまして、それぞれのコロニーみたいなのも形成されておりました。みんないつも堂々と道路に備え付けの大型ゴミ箱周辺をうろつきまわり、人間が近くに来ても逃げるでもなく威張り腐っています。
多分うちのネコももれなく、そんなゴミ箱の中で生まれた猫の一匹に違いなく、多分彼の祖先から受け継いできた細胞の中には飼い猫だった記憶などは一抹もありません。
だからかしりませんけど、物怖じ一切なし!!

普通ネコって、環境変わると家の家具の下にもぐったり、隠れたり、そういうことするじゃないですか。
でもうちのネコはダマスカスの家につれて来られた時も、地面に足をつけたその瞬間からまるでそこに住んでいたかのように振る舞い、食べ物を催促し、飛行機でシリアからイタリアの実家へ移ったときも、その後に2500キロポルトガルまで車で移動した時も、それからいろんな場所へ旅行で連れて行ってホテルに泊まるときも、どんな時もまず怯えた試しがないのです。どこもかしこも、まるでそこはもともと彼のテリトリーであったかのような落ち着きっぷり。

ポルトガルに暮らし始めてからは、ちなみに3階のベランダから2回ほどハトを捕まえようとして落ちましたが、怪我ひとつせず、それどころかたった1日行方不明の間に裏の駐車場を我が物顔で練り歩いて周辺の人に目をつけられたほど。そのお陰で私達も人づてに彼を見つけられたのですが、今は首輪にしっかり電話番号を書き記してあります。
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こいつは多分、一度外に出てしまったら、瞬く間にドラネコに舞い戻るのでありましょう。

「爪とぎ うんまいねえ~ まあるいねええ~ん  大しゅきい~」

などとアホな声を発する飼い主のことなど一瞬にして忘れてしまうのでありましょう。

恐るべし、人間への媚を一切知らないアラビアドラ猫。
でもあと中毒になってしまった私達のために30年は生きてもらわんとね!!
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# by dersuebeppi | 2007-04-04 03:05

デルス・ウザーラ

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うちの息子の名前は彼から頂戴しました。

デルス。

イタリアでは「日本語でどういう意味なの?」と聞かれるし、
日本では「イタリア語でどういう意味なの?」と聞かれます。

でも、これは東シベリアのナナイという民族の名前なので、日本ともイタリアとも関係はありません。ちなみに日本語に訳すると「白い丘」という意味らしいです。息子が生まれた瞬間、直感的につけた名前にしては、突飛な意味のものじゃなくて良かった。これが「馬の尻」とかだったりしたら焦りましたけど。

でも、それでもデルス以外の他の名前は、あの時点での私には思い浮かべられなかったような気がします。

そしてこのDersuという名前ですが、実は日本よりも欧州の方が知名度が高い上、そのほとんどの人がこれを日本名だと思っていたりするので驚きます。

デルスとは、1973年に黒澤明監督が撮影した映画「Dersu Uzala」の主人公であり、もともとはロシア人探検家ウラディミール・アルセーニエフという人の探検記録を元にしてあります。この探検記録自体はロシアでは読む人があっても、世界的に知られていたわけではないんですが、この黒澤明監督によって一気に世界にその名前が知られることになったんでした。
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で、たまたま監督が日本を代表する人だから日本語の名前なんじゃないかと錯覚している人がいるみたいなんですね。

でもこの映画は黒澤がソビエト連邦国から招聘され、オールソ連出資、オールソ連ロケで作られたものなんです。スタッフのほとんどもロシア人で、黒澤映画の常連俳優たちは一人も出演していません。(かの三船敏郎には主役のDersu役としてオファーがあったそうですが、2年のロケは無理ということで断ったそうです) 
監督自体は、この記録書を実は助監督時代から読んでいて、ずっと映画化を考えていたそうなんですが、広大な自然を舞台とするロケが北海道ですら(!)不十分ということで、ずっと実現できないでいたそうなんですね。
そこにソ連から声がかかったと。
しかも、それは黒澤監督の精神的スランプの直後だったそうです(自殺未遂などしたらしい)。

黒澤監督の25作品目となるこの映画「Dersu Uzala」は、1975年にモスクワ映画祭で大賞をとり、その翌年にはアカデミー外国語映画賞も受賞しています。
そのわりには日本では知ってる人、少ないんですよね・・・

この作品は彼の作品中唯一「自然と人間」をテーマに取り上げたものです。
自然、というよりも、舞台となる果てしないシベリアの大自然こそが主役の映画といってもいいでしょう。Dersuという人間は、このシベリアの大自然の一部であり、その精霊といってよい存在として描写されています。
仲代達也やミフネのドラマティック演技が特徴になってしまた監督の映画とは思えない、いったいどうしたんだろう!?と思うくらい彼の一連の映画の中で最も自然でソフトな作品だと私は思います。

イタリアに暮らしていた時にテレビでこの映画をたまたま見たのですが、まず何に衝撃を受けたかって、このDersuという一切人間社会に帰属しないで生きてきたおじいさんの、自然だけから授けられた純粋さの結晶でできたみたいな深さと暖かさと優しさ、人間であることの奢りのなさ、などです。
当時フィレンツェでルネッサンスだのなんだの、人間万歳てんこもりみたいな勉強ばっかりやってた私には、このDersuやシベリアの自然ってのはかなり強烈なショックでした。

デルス・ウザーラは人間によってカーヴィングされた人間ではなく、あくまで自然によって形作ら
れた、濁りや澱みのない人間とでもいうのでしょうか。
でもこんな人って滅多にいるもんじゃないですよね。今もむかしも。
やっぱり文明社会を離れないと不可能な現実逃避的理想なのかしらと思ったり。

でも、それでも彼は生きていく上で知っていなければいけない人間のかたちのひとつだと、思い続けて現在に至っております。

ちなみにうちの息子はついこの間まで、自分はこのDersu Uzalaの子孫なんだと思い込んでいたんだそうです。

違うってば。
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# by dersuebeppi | 2007-03-31 20:46
というわけで、さとなお家族ご一行様、29日朝に無事再びリスボンにご到着されました。

宿泊先のホテルまで行って見ると、外に設置されたベンチにくつろぐさとなお氏発見。

「いやあ~ どうもっ!」

青空をバックに氏の顔がつやつやしているではないですか。
そこにリスボンの強い日差しがあたって更にまぶしく光り輝いているではないですか。
もう誰かどう見ても絶好調なオーラが周辺一帯に放出されています。

それを見て、ああ、よかった、楽しかったのね!と思う私。
奥様も響子ちゃんもにこにこ顔で元気そう。

いろいろ旅の話を聞きながら、唯一食べたかったのに到達できていなかったポルトガル料理、カモご飯を食べに古さと斬新さが渾然一体となったバイロ・アルト地区にある食堂へ。

私も始めて行ったレストランですが、ポルトガルのネットで「カモご飯の旨い店」で検索したら出てきた場所で、外には目立つ看板も出ていません。
ここでカモ飯を食べ、やっと車の運転から開放されたお父さんはアレンテージョのワインを煽り、さらにまたご機嫌オーラアップ。
カモご飯の後は残りのお買い物を済ませ、旦那がランチャで迎にきて、べレンという大航海時代の港跡地を訪れた後、わたくしたちの暮らす古くてしょぼいが愛しい我が家に3人をご招待いたしました。


それにしても響子ちゃんというのは本当によくできたお嬢さんでございます。

買い物の間もお父さんお母さんが自分の世界に突入して気もそぞろになっている、そこから数歩下がった位置で静かに二人の興奮が収まるのをじっと待っている、その姿を見て感動したわたくし。

氏のPCの中に入ってるBy響子のポルトガル旅行写真を見せてもらうと、素敵な被写体がたくさんで、旦那が思わず「この写真、CDに落としてもらえないでしょうか!」と頼んでしまうほど。様々なトラブルに遭遇しつつも、結果的にはポルトガルに対する彼女の暖かい気持ちがうかがえる、そんな作品ばかりでございました。

優子夫人も最後の最後までチーズに情熱を注ぎ続け、どのくらいの荷物になったかしりませんけど大満足気味。アゾレスなどの島系のチーズまで入手できたので、とりあえず思い残すことは無いのではないでしょうか。
彼女とは、夜の食事の場で母校が同じ(彼女は西で私は東側ですが)だったこと発覚!!
私の単行本の中にちらっとでてくる、私が高校生だった時の回想シーンのコマの制服を指差し、「ね、これってどこの学校?」
思いがけないところに共通点発見でございました。

ま、そんなわけで夜はうちの近所のカタプラーナ鍋(特殊な銅の鍋で魚介を煮込む)専門点で最後の晩餐をし、たらふく食べてお開きとなりました。
カタプラーナ、量が見かけによらずたっぷりです。
「う・・・も、もう入らない!」とみんなでおなかをさすっているところに、給仕のおじさんが微笑みながら「ほら、もう少しくらいいけるんじゃないですか」とおかわりを注ごうとします。「いや、もう」と控えめな態度は効き目なし。
結局みんなで二杯くらいづつ食べた勘定になるのではないでしょうか・・・ 最後にはもう血までカタプラーナになってしまったような、そんな心地がいたしました。


リスボン、夜になると少し冷え込んで薄着のさとなお一家風邪を召さないかとちょっと心配になるも、「あ、風邪ひいたら会社休むし!」と強気。
・・・そうかあ、こんなのどかな体験の後には日本のめまぐるしいサイクルの生活が待っているのかあ、と思うと感慨深いものがございます。

でもこの一週間のポルトガル滞在が、そのための活力源となってくれてたら、私も嬉しいのですけど。

おつかれさまでございました!
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# by dersuebeppi | 2007-03-30 19:03

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