仕事の障害物

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写真は私の仕事机です。
一応仕事する為の机です。
でも、この毛の塊のお陰でなんだか仕事がとてもやり難いことになってます。
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デブだから場所を取るってのもありますが、
こいつの全身から放たれるこの、怠慢な、そして幸福な、何もしないことの素晴らしさを形にしたようなオーラ。
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こんなもんが原稿を描いてる傍らにいてもらっちゃあ、もうたまんないですよ!?

それと、昨日から空き家だった下の部屋に若モノが入居してきた様子です。
昨日の夕焼け時にはクラプトン、そして夜にはムードジャズが大音量で響き続けておりました。どうやらわたくしの仕事机の真下にスピーカーがあるようです。

で、わたしたちの上の階には耳の遠い一人暮らしの寡老父が住んでいて、毎晩遅くまで、これまた大音量でニュースだのドラマだのバラエティー番組だのがかかりつづけています。
クレームしたくても、耳が遠いということが突っかかって何も言い出せないで3年経ちました。どんなに遅くても12時には寝てくれるので、まあ許せる範囲です。

そんなわけで、12月になってしまった焦りは募るのに、仕事をする集中力はどこからも沸いてきません。

日本ならこんなとき、温泉などにでも行って気晴らしできんでしょうけどね。
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# by dersuebeppi | 2006-12-02 02:42
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うちの旦那はモーレツな007ファンです。
なので、今公開されたばっかりのこの新しい007シリーズ「カジノ・ロワイヤル」は去年からずっと心待ちにしていたようです。
なんせ今回からは今までのピアーズ・ブロスナンに変わってニュー・ボンドが登場。
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ピアーズが大好きなアメリカでは交代が発表された当初大騒ぎ、この新しいボンド、ダニエル・クレイグに対するボイコット紛いなことまであったそうですが、しかしこの映画が公開された途端それまでブーイングしてたはずの人たちが皆声をそろえて「今までのシリーズで最高の出来!」「グレイグ最高!」だのと大絶賛し始めたわけです。
写真で見る限り、確かに今までのセクシーエレガントなボンド慣れした目には「なんだ、このオヤジ」としか感じられません。首短いし。
まあ、とにかく見てみるのが一番でしょう、ということで旦那と子供と、やりかけの仕事をほっぽりだして三人で楽しく映画鑑賞に出かけました。

感想:
007だって言われて見なかったら、単なる何の変哲もないアクション映画。
だって、007らしい超越した想像力の産物的秘密兵器とかが全然出てこないんですもの・・・
しかもボンドガールが、なんか今ひとつだったっていうか・・・根性曲がりみたいな雰囲気の女性なんですもの、エヴァ・グリーンって。目玉が妙に生々しい女優さんです。キレイですけどね、私はやっぱりウルスラ・アンドレスみたいなのが好きです。
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あとイタリア人女優カテリーナ・ムリーノも今回はちょい役で出てました。彼女の方がむしろらしかったような気さえします。
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(ちなみにダニエル・グレイグが私生活でお熱を上げているのはこのブラジル人モデルです。映画にもちらっと出てます)
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確かにシリーズごとに激しさばっかり増して、ショーン・コネリー当時の粋なエスプリみたいなのが全然感じられなくなってきてるな、とは思ってたんですけど、今回も本当に激しいシーンばかりで耳が難聴になるかと思われました。
そんな中、ヴェネチアの館が崩れて海に沈むシーンでは隣にいた旦那がニヤニヤ笑ってみてました。地元が舞台になったので嬉しかったのかと思って聞いてみたら「この発想が笑える」と一言申しておりました。なるほどね。

でも最初のメインタイトル・シーケンスはめちゃめちゃかっこよかったです。
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カジノにちなんだトランプ・シンボルと人間のシルエットだけのアニメーションなんですけど、今までの007のねっちりしたエロさがすっかりとれて(これはこれで好きでしたが)、すごくスマートになってて。これだけはもう一度見てみたいです。

最近どうも何を見ててもこのタイトル・シーケンスとやらにばかり意識を奪われている私ですが、まあちょっと物は試しで映画の様子を知りたいという方はこちらをどうぞ。Casino Royale
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# by dersuebeppi | 2006-11-30 05:41
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壮絶な終わりだった・・・
はあ~あ・・・
一日経ってやっと仕事ができる気分になってきた・・・
(こんな悠長なこと言ってる場合じゃないのですが。まじで)

しかしつくづくこんなに凄いドラマなのに日本で放映しなっていのはどういうことなんだろうねえ!? え!? なんで? 何がダメなの? 下半身がたくさん出てくるから? んなもの、古代の時代には豊饒のシンボルだもの、仕方ないじゃないの。 
ダメならカットすりゃいいのよ、カット。
つ~

ほんと、おかげさまで、あたくしの中でただひたすら排出されることなく溜まりまくった興奮と感動がガスになって膨張し、今にも爆発しそうでございますよ。どばーんと一発。

語りあいたい・・・このドラマについて・・・語らせて・・・お願いよ・・・

さすがに海外のファンのブログなんかはありますけどね。
でもほら、日本人の視点から見て語りたいってんですか?
うちの旦那も所詮は先祖のドラマっていう扱いで見てるわけですから、なんかこう義理人情の世界観を持った私と感動する箇所が違ったりしてですね。

そうこうしているうちに来年早々ステージ2がアメリカあたりで放映開始らしいです。
いっそHBOの見られるチューナー買おうかと思うくらい中毒症状が抜けません。

ところで冷めやまぬ熱の煽りで私がこれまで訪れた世界の古代ローマ遺跡をご覧下さい。
(中東編の一部分)

ヨルダン:ペトラ遺跡
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シリア:パルミラ遺跡
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シリア:アパメア遺跡
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シリア:ドゥラエウロポス遺跡(古代ローマ帝国東側国境・後ろはユーフラテス川)
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シリア:ボスラ遺跡(世界で最も保存状態の良いと言われる半円劇場)
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レバノン:バールベック遺跡(世界で最も保存状態の良いと言われる神殿)
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今まで全く自覚したことなかったんですけど、今回のこのドラマ中毒症状といい、そして今までこんなマニアックな場所にまで足を運んでいた事実といい、旦那もあたくしも、間違いなく古代ローマオタクの何者でもありません。

ちなみに旦那からもらった婚約指輪は古代ローマ時代の瑪瑙のカメオ(某考古学者からこっそり購入)のはめ込まれたものです。
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# by dersuebeppi | 2006-11-24 00:08

引き続き「ROME」

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うう・・・とうとう最後のエピソードになってしまいました。
いよいよシーザー暗殺です。
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でも明日見ます。
今見てしまったら間違いなく明日まで寝れないでしょう。
眠れなくどころか、きっとどっかでしこたま飲んで過ごさねばならなくなるかもしれません。

というわけで、原稿用紙をしっかりと机の上にひろげ、湧き上がる欲求を抑え込むわたくし。

で、日本では放映される予定すらないこの傑作ドラマですが、ドラマのイントロ部分《タイトルシーケンスとか言うんですかね)が素晴らしいCGで、これは是非みなさんにもご覧になっていただきたく思い、原稿用紙のことを忘れていろいろ探してみたらありました、映像の見られるサイトが。
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是非これだけでもご覧になって、このドラマの完成度の高さをお察しくださいまし。
動く落書き

http://www.animationartist.com/articles/viewarticle.jsp?id=34946#
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# by dersuebeppi | 2006-11-20 06:16

「ROME」中毒で連日不眠

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アメリカHBO、イギリスBBC、イタリアRAI共同制作。
超歴史大河ドラマ「ROME」ステージ1。
全部で12エピソードのうち、10まで制覇。
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このまま一気に見てしまいたいところだが、一話見るだけでこんなに興奮して眠れなくなるくらいだから、それはよした方が懸命。
ドラマでも映画でも、確かに凄いのを見ると考え込んで眠れなくなったりすることはあるけど、今回に至っては、DVDを買ったその日から連日不眠。
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こんな思いしたの始めてだ。

古代ローマについては超オタクの旦那に影響されて私もそこそこ詳しいと思ってるのだが、このドラマに関しては突っ込みどころが無いっ!!
確かに「ん?」というところもあるけど、この際そんなことはどうでもよい!!
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しかも役者はほとんど全員英国人だが、みんな素晴らしい名演っぷり・・・
古代ローマ人なのにイギリス人?と思うのは間違いだ。そんじょそこらのイタリア人俳優の演技より、余程嵌ってて違和感がない。
今メル・ギブソンが「Passion」に続くカルタゴの英雄ハンニバルを描いた古代モノを製作しようとしているらしいけど、これもまたPassionと同じくご当地の当時の言語を実現するんだそうです。
でも私はあんまり関係ないと思うなあ、この際言葉は。雰囲気を出すっていう点ではまあ、ねえ、ほほうって感じもするけどねえ。
問題はやっぱ内容でしょ、内容。
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これ、世界中で放映されてんのに日本ではまだ。
キリスト教が発生する前の、インモラルで際どいシーンがてんこ盛りだから?(イタリアでもかなりのシーンをカットしたらしいが、イギリスでは完全版で放映)
でも逆に日本との共通点も沢山あると思うのに・・・
特に性的解釈の仕方や妻のありかたとか。

それにしても、ここに出てくる若きオクタヴィアヌス(後の初代ローマ皇帝)役のMax Pirkisがうちの旦那に妙に似ていて、見ていて落ち着かない。
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そして当の本人でさえも「オレに似てる・・・」と納得している。
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# by dersuebeppi | 2006-11-19 08:00

「007は2度死ぬ」

本日はいろんなことから気を取り直す為にDVDレンタル屋へ向かいました。

いつも誰かに借りられていてなかなか手に取れなかった念願のブツ発見。
「007は2度死ぬ」
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衝撃に打ちのめされまくるシーンの連続で見終わった後は腰が抜けたようになっておりました。

国際派俳優といえばミフネ?最近では渡辺謙?
まあ誰でもいいんですけど、この映画に出てくるこの人、これを外すわけにはいきますまい・・・
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主役のショーン・コネリーと並んでも全く引けを取らないオーラ。
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今は大霊界に行ってしまわれましたけど・・・
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それにしても、数ある007シリーズの中からマーク・マイヤーがオースティン・パワーズ1に悉くこの「二度死ぬ」の要素を取り入れたくなった意味がものっすごくよーく分かりました。

あまりの意表を衝かれまくる展開に大騒ぎしていると、隣で真面目な眼差しでじっと画面を見つめていた旦那が「この時代にしてはみんな一生懸命頑張ってたんだ、それをそんなに笑いものにするなんて酷いじゃないか!」

すっ、すまん・・・すまなかった・・・

そう、実はうちの旦那は並外れた007ファン。去年の誕生日のプレゼントもドクター・ノオのポスターと、全ポスターが閉じ込まれた日記だった。

「この映画を子供の頃に見た時から、どんなに日本で風呂に入ってみたかったことか・・・」
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彼には申し訳ないが、現実は厳しい。
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# by dersuebeppi | 2006-11-13 07:01

映画で気を紛らわす日々

税関で既に一週間も放置されている私の本。
結局いろいろ調べた結果、DHLに問題があること発覚。
もう二度とこの運送会社は使いません。
騙し取った「課税」とは名ばかりの多額な金は、誰の懐に入るのでしょうか。
ポルトガルのネットを覗いただけでも、このアマゾン注文DHL委託便で不条理な思いをした人数知れず。ああ、許せない。
というわけで、いまだバトル続行中。

私は別にもう、受け取り拒否にしてもらって、さっさと注文しなおして普通の郵便で送り直してもらいたいところなんですけどね、旦那が冷静な見かけによらず、すぐ熱くなるんですよ。「泣き寝入りという言葉はオレにはない」と断言してます。だからまあ、バトルは彼が担当してんですけどね。

自分の本もさることながら、何よりもまずそれと一緒に注文したほかの漫画本が手に入れられば私は幸せなんですよ。
他の作家さんたちの面白そうな漫画8冊。
なんせそれが仕事の機動力になるんで・・・・
なんせそれがないと頭も手もなかなか思うように動いてくれんのです・・・

仕方ないので、映画をじゃんじゃんみてその渇望感から意識を反らせることにした私。

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「40歳の童貞男」 
本当に時間つぶし。ただひたすら笑って終わり。

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「Bandidas」
サルマ・ハイエックとペネロペ・クルス、ハリウッド進出を果たした2大ヒスパニック系女優競演によるフランス版西部劇。リュック・ベッソンがプロデュース。
これも二人の可憐美に気を取られてるうちに見終わっていた。

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「Transamerica」
見たかった映画だったけど、期待してたほどの感動なし。
デリケートなアメリカ映画。

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「ティファニーで朝食を」
先日に続いてオードリー・ヘップバーン映画第二段。
これもまた20年ぶりだったが、よかった・・・
10代で見た映画は見直す必要があることを改めて実感。
カポーティの原作も好きだが(彼はマリリン・モンローを想定してこの小説を執筆したのだそうですよ)、若干内容の変えられた映画もまたよし。

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特にネコが素晴らしい。(キスする二人につぶされている猫)

うーん、どうも私は1950年代から70年代に掛けての映画のテンポが自分の思考のバイオリズムにあっているような気がします。
内容も適度に社会性があって心地よし。

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階上に暮らす出っ歯の日本人のYUNIOSHIもよし!

それにしても、くだんの本を手に取るまで、こうして私は一体何本の映画を見続けるのであろうか・・・
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# by dersuebeppi | 2006-10-28 00:11
モーレツ・イタリア家族の単行本、まだ私は見ていません。
早く手にとって、表紙のつるつる感を撫で回したり、光りにあててみたり、質感を手のひらに感じたり、ぱらぱら不必要に捲ってみたり、そんなことがしてみたいのに・・・

まだ、まだ届かんのですよ!!きーっ!!

実はこんなこともあろうかと、出版元からも送ってもらったのが待ちきれなかった私は、こっそりアマゾンの国際エクスプレス便でモーレツ家族を3冊、そしてその他にも読みたかった漫画を数冊たのんでいたのでした。国際エクスプレス便だと、世界のネットワークDHLで5日で到着!!って書いてあったんで、よし、5日待てば本が届く!!と胸を高鳴らせて待っていた私。
と、そこへ一本の電話。

「あの、こちらリスボンの税関ですが、あなたがDHLでより寄せた荷物に課税をお支払いいただかなければなりません」
「え?課税・・・?」
「全部で165ユーロになります」
「は!? 165ユーロ!?」
「お支払いいただかないと、お荷物をお引取りになれません」

どういうことっすか!?え!?
165ユーロってえと、あなた、2万円以上っすよ!?
あたくしが注文した本の金額は全部で6000円程度っすよ!?
なんで3倍もの税金払わねばいかんのですか、え!?

どんなに死ぬほど学芸会の娘の晴れ姿が見たくとも、そのために2万円ものムダ金を払うことは、例え愛情深き親といえどもできない相談ですよ・・・
しかもこれが導線になって夫と大喧嘩(自分で自分の本に莫大な金額かけて買うなんてどうかしている、しかもDHLで注文して失敗したのは今回が初めてではないのにそれを私がすっかり忘却していた、などがきっかけ)。

よって結論。
受け取り拒否。
届いても「お金払えませんから、そんなのいりません」と言って、配達の人に帰ってもらう。

おお、私の本はすでにもう、そんな目の前にあるっていうのに・・・・どうしてこんな不条理な思いをさせられねばならんのですか・・・とほほ・・・

腹いせに、とびきり気分がステキになりそうな映画を見ることにする。
そう、とにかくステキ過ぎて眩しいような・・・
きらきらして、今の胸のドロドロむしゃくしゃがぱあ~っと光りに変わるような・・・

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「ローマの休日」。
近所のスーパーで9ユーロ、衝動買い。

どのシーンも鮮明に思い出せるほど今までに何回も見た映画だが、なんでか今回はバカみたいに泣けた。
これが泣ける映画だとは知らなかった。
オードリーが神々しくて泣いた目に痛々しいほどだった。
グレゴリー・ペックの顔ってスケベエ面だなあ、こんなのにチューされたのかあ、と思うとまた泣けた。
古き良き時代のローマ、今はもうこんなじゃないしなあ、と思うと嗚咽が漏れた。

ちょっと怒りすぎて疲れてんのかもしれません。わたくし。
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# by dersuebeppi | 2006-10-26 01:12
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                       これが名曲喫茶

前回の投稿は内容のスケールの割りにかなり大げさな演出になってしまったので、ちょっと短縮型にして進行します。(あとで読み直してちょっと恥ずかしくなった)

考えてみたら、ここのバイトが私にとっての初バイトではなかったので、履歴書持って出かけていくときはかなりでかい態度だったことを記憶しています。
なんてったって高校在学中に、ディスコに行く資金を自分で稼ぐためにアルバイト情報誌で見つけた、私の人生の記念すべき初仕事が「チリ紙交換」ですからね。これ、ものすごく一日中頑張って稼いだ金額が500円。あの、恥を恥だと思い込むとにっちもさっちも行かぬ仕事を3日間やりのけた私の肝は、かなり頑強に鍛えられていたのだと思われます。
脱線しますが、このチリ紙交換(情報誌には別の名称で募集をかけてあったので、チリ紙交換だとはそこへ行くまで知らんかった)、同級生だった弁護士のご令嬢Sさんまで引き込んでやってたところが今思うと大変恐ろしいです。彼女は「お友達のところで勉強してきます」と行って家を空けていたらしいのだが、もし自分の娘が民家の扉を次から次へとノックして「古新聞古雑誌ありませんかー?」なんてことやってたなんて知れたら・・・・それでも量が少ないからって、酒屋やスーパーのダンボール置き場で要らないダンボールを折りたたんでトラックに投げ込んでたなんてことがバレたら・・・・ ふうう・・・ 今はどこで何をなさってるかしら、Sさん。そんな過去は遠い記憶のかなたに葬って、今頃きっとステキなマダムになってらっしゃることを祈ります。

さて、名曲喫茶ウィーン面接。
立ち会った店長は石立鉄男そっくりの、これまた17歳の小娘を前にして腰の低すぎる謙虚なお人でございました。
彼を始めに20年以上経った今もなお、鮮明に記憶に浮き出てくる当時のバイト達の面立ち。
ウィーンってのはいつからあの御茶ノ水にできたんだか知りませんが(おそらく戦後直後?)、バタ臭さ満開の洋風建築4.5階建て。まあフロアー自体そんなに広くないんで、2階づつ掛け持ちで全部で6~8人くらいのバイトがいたように記憶してます。

ぽっちゃり顔で巨乳、足のスラリとした屈託の無い笑顔が魅力的な日大生Kちゃん。
市川から通っていた、サーファーカットにでっかい花のイヤリング、ピンクの口紅がつややかだった小柄なMちゃん
そのMちゃんのお友達で、同じくサーファーカットなんだけど、声がピンクレディーのケイちゃんみたいに低くて色っぽかったSちゃん。
中学卒業後、進学せずにウィーンのボーイ業に携わっていた小岩の少年かっちゃん。
そのかっちゃんにいつもボディガードのよに寄り添う中央大学の学生(留年中)松田さん。ふたりは小岩の4畳半のアパートで仲良く一緒に暮らしていていましたっけ。
フロアー長と呼ばれていた、少年隊の錦織みたいな顔立ちの名前は忘れた男。
それからもう一人、これも光GENJIみたいな輩が一人。このジャニーズっぽい二人は俳優の卵だったらしく、いつも映画やドラマのエキストラで出演しただの、オーディションがどうだのという話を誇らしげにしていてました。
洗い場では芸大を卒業したYさんと、元ボクサー(左の耳が半分しかない)のRさん。
レコード室ではリクエストの紙からレコードを選曲する知的なHさん、彼女はYさんと同棲してました。
で、あとはこの名曲喫茶ウィーンのオーナである韓国人の老年夫婦。滅多に現れませんでしたが、たまに来るとその場が急に緊張感に包まれこんだものでした。

あと特徴として、常連客の一人が俵孝太郎。(毎度彼が現れる度に誰が受け持つか、じゃんけんで決めた)

あそこにいた人物だけ書き上げたら、なんだか壮大な長編小説でも一本書けそうな気分になってきました・・・いや、実際凄かったんですよ、この中の恋愛妬みの交差図が・・・いろいろとね。なんであんなに全ての人たちがドラマティックだったんだろうっていうくらい、事件や話題がつきなかったですね。ほんとに凄かった。

漫画のネタになりそうだな。
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# by dersuebeppi | 2006-10-23 03:20
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創作ノート(という程エラそうなもんでもないが)をぺらぺら捲っていたら、「今日の夢: 御茶ノ水ウィーンの皆がでてきた」という走り書きを発見。
いつの夢だったのか記憶にはないのですが、その文字を見たとたん急に目頭が熱くなりました。

本当に短い期間ではあったが、私の中に一生忘れられない記憶を作ってくれた、名曲喫茶ウィーン。

せっかくこうしてブログも立ち上げたことだから、あのしっちゃかめっちゃかなアルバイトの日々をここに記しましょう(というか、ただ単に記憶を整理したいだけ)。


今は無き名曲喫茶ウィーンとの出会い、それは・・・・1984年。私がイタリア行きを決定し、それまで通っていた某ミッションスクールを高校1年終了後にクラスメートにも内緒でこっそりと辞めて、出発予定の夏までの期間みっちりと御茶ノ水のアテネ・フランセで過ごそうと決意した時でした。
イタリアへ行くのになぜアテネ・フランセだったかは言及しないでください。
当時はイタリア語を学ぶのもそんなにメジャーなことではなかったのと、私をイタリアへ招聘してくれたマルコ爺さんがフランス語と英語べらべらだったので、とりあえず彼との必要最低限な会話をマスターする意図があったから、だったと思われます。

春にな、窮屈だったそれまでの女子高とオサラバして、大泉学園の町から御茶ノ水までの道のりを楽しく通う日々がスタートいたしました。

アテネ・フランセで振り分けられたクラスの生徒は浪人生が半数を占めていましたが、中にはこの人仕事はどうしているんだろう?と疑問を抱かせられるような働き盛りの男性や、80歳近くの爺さんや、可愛いくておしゃれで、とりあえず遊びたいから大学には行かなかった、というよな人たちも混ざっておりました。
そう、あれは今思えば日本がまさに華々しきバブルを迎え入れようとしていたころですね。

街行くこじゃれた若者の小脇には「BIGI」やら「Melrose」だのと、だいたいそこでいくらくらいお金を使ったのかが想定できるようなブランド名が記されたビニールの袋が二つ折になって挟み込まれ、ますます小型化が進むウォークマンでスタイルカウンシルやらU2を聞きながら、そこが日本であることを忘れて歩くことが可能なような、そんな時期でした。 


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                 スタイル・カウンシルのふたり

私も当時は17歳。そういった周囲から発されるスタイリッシュ誘惑に巻き込まれないわけがありません。
欲しいものもいっぱいだし、買いたいカセット(当時はCDじゃない。カセットに2500円とか払ってたなんて信じられませんが)いっぱいだし。
だけどうちの母親はむかしから清貧ポリシーまっしぐらの「暮らしの手帳」愛読者で、欲しいものがあると、「わかった。じゃ作ってあげるね」と答えてくれる人でした。
だからお小遣いも、必要ではないという理由からそんなにもらえなかった私は、アテネ・フランセのおしゃれなお姉さんたちや、御茶ノ水界隈の若者を見るたびにむなしいため息をつくしかなかったのです。

そんなある日、学校帰りにぶらぶらと御茶ノ水界隈を歩いていて、ふと目に止まった一枚の求人広告の貼り紙。
「求む。ウェイトレス。名曲喫茶ウィーン」

隣は丸善。向かいには画材屋さん。なかなかアカデミックな環境じゃなういですか

一日考えてから、どうしても「BIGI」の二つ折り袋を小脇にはさんでみたい執念に負けて、思い切ってこの張り紙の場所に電話で連絡を入れてみた私。
母には内緒でしたが、オーケストラの団員である彼女のこと、最悪「だって、名曲喫茶だよ!? 名曲が聞けるんだよ!!」と言えば許してくれそうな気がした上での決断でした。

つづく。
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# by dersuebeppi | 2006-10-21 20:21

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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