Praia secreta

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何週間前か、旦那とリスボン近郊をドライブしてて偶然見つけた『イルカ湾』という浜辺。
最近まで通行止めだった山の道を行かねばたどり着けないので、ほとんど誰も知らない所みたいです。

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ここは大西洋に直接面しているわけでなく、内陸に向かって広がる湾の中の浜なので、海の様子も実に穏やかで、その名のとおりイルカも生息しているそうです。

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初めてここへ来てまずびっくりしたのがこの水の透明度!!
ここはサンゴ礁の海か!?と見まがう程の美しさ!!

本日ポルトガルは休日、しかもリスボン近辺の気温は31度。
もう海に行くしかないよ!! というわけで、本日の仕事のノルマを無視していざこの『秘密のビーチ』へ家族で出かけてきました。

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息子は透明度100パーセントの海水を見ていても立ってもいられなくなり、「泳いでくる!」と飛び込む勢いで中に入っていきましたが、その見た目には想像もつかない冷たさに悲鳴。

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そう、見た目はサンゴ礁でもまだ4月の大西洋の海は冷たいざんす・・・・

まあそれでも最終的には無理して入ってましたけどね。せっかく来たんだしってことで。
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旦那がシカゴへ経つまであと僅か。そんな中なんだかひっさびさに休日らしい休日を過ごしたという満足感でいっぱいですが、明日は今日の分の仕事もやらなきゃいけません・・・・ うう。

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# by dersuebeppi | 2008-04-26 05:55
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仕事がいつまで経っても終わらないっす・・・
日本のゴールデンウィークのせいで締め切りがいろいろ繰り上がってるせいもあるんでしょうが、なんか外が28度とかで、毎日晴天で、しかも窓から潮の香りの風が吹き込んできたりして、めちゃくちゃ仕事に集中でき難い雰囲気になってるざます!!
が、がんばらなきゃ・・・
仕上げなきゃいけないネームが2本。ファイト!!

ところで前回までのスペイン旅行の続きざます。

何が宿泊先のホテルで起こったのか、といいますと・・・

実は私たち家族はこのような小旅行に行く時、いつもペットの猫を持参していくんですが、ホテルを予約する場合は当然ペットタブーのところは避けて選んでいたわけですね。
または連絡して「子猫ちゃんが一緒なんですけどいいですかね?」と断り、承諾を得ておく(実際は大猫ですけど)。それでダメだった例ははっきりって一度もなかったんですね。

まあ今回もそんなわけで深く何も考えずに猫を持って行ったら、フロントで「ダメです」と即答。
ホテルのサイトにはペットの項目は空欄で何も書いていなかったんで「これきっと大丈夫だよ」って楽観してたんですが、そこは世界に名の知れた大型チェーンホテル。ロビーにもアメリカ人がぎっしり。ああ、これは確かにダメだなとその場で納得した我々に「猫はガレージに置かれている車に入れておいてください」と指示してくるフロント。
地下の狭い、しかも排気ガスが充満したそんなところに猫を2晩も置いておくわけにはいくらなんでもいきません。
とりあえずセビリアのペットホテルを探してもらってそこに急遽猫を連れて行くことにしました。

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                          うちの猫
 
セビリア近郊の何も無い広大な土地にぽつんとあるペットホテルに猫を預け、再びホテルに戻ってきて、そして翌日古代ローマ遺跡イタリカへ。
散々歩き回り、近所のサンティポンチェとかっちゅうイタリカの現在形のしょぼい村で死ぬほどまずい飯を食べて体力気力全て抜かれた状態でホテルへもどったのですが、2枚あるカードキーが何べんトライしても開きません。

おかしいなと思ってフロントへ「磁気がおかしくなってるみたいなんですけど」と言いに行くと「あんたたち、ゆうべ猫を部屋に入れたまま寝たでしょ。ペットホテルに連れて行くふりして、後でまた取り戻しにいったんでしょ。今朝ベッドメーキングがあんたたちの部屋で猫を目撃したというから鍵は使えなくさせてもらいました」
とエラソ~に言い放つオバサン。

・・・・
ふだんめったに他人に突出した憤りってのを感じることなんて無いんですけどね。
このときは違った。
特に旦那がヴェビオス火山の如く大噴火を起してしまいました。
でも当たり前ですよ・・・
な、なんていう言い草!? っていうか、猫見たって何!? 幽霊!? ホテルに止めてもらえなかった我らがゴルムの生霊か!?!

その場でペットホテルに電話をしてフロントとしゃべってもらい、確かに猫は夕べからペットホテルに居たことが実証されました。
一気に青ざめるフロントの者たち。
「支配人を呼びなさい」と表情一つ変えずに指示する旦那。
奥からしょうぼそーなオッサンが出てきて支配人だと名乗ります。
「あんたが、この場できちんと誤ってくれるまで、ここから動きません。さあ、謝罪してください!」

オヤジ、すぐに誤りました。
でもどこか釈然としない様子。

「あなたのお名前を伺ってもよろしいですか?」と旦那。
支配人、一瞬ためらってから自分の名前を紙に書きました。
それから旦那はフロントの女性の名前、ベッドメーキングの係りの名前を全て確認し、紙に描いてもらい、「これからこのホテルの総責任者宛に手紙を書かせてもらいます」と一言。

宿泊者アンケートに「支配人は解雇するべきです」とでっかく一言。

手紙はまだ書いてませんが、「俺は本当にやる。あんな屈辱は許せない!」と未だに憤っております・・・・

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なんていうんだろうなあ、セビリアには何度も来てますが、来るたびに著しく観光化してる様が肌で感じられるというか、地元のお店やレストランの対応も、昔住んでたフィレンツェが見る見るうちに「何もしないでも金が入ってくるからサービスには努力しなてくもいい街」的な横暴さを膨らませていった雰囲気を彷彿とさせるものがあって、ちょっとがっかりしたというか。

街中に溢れるアメリカ人の観光客の多さにもびっくり。
夕飯に食べたタパスも「うん、まずい!!」
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これからどんどんエスカレートしてくんでしょうねえ。


という苦々しさを抱えて3日目に猫を迎えに行き(ペットホテルでの待遇は最高だったらしい。日の当たる一番いい部屋をあてがわれていた)、そのままポルトガル南部の温泉保養地Monsiqueへ。

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温泉って言っても日本のソレとは全然ちがいます。
暖かい湯に使って「ああ、染みるワイ」というような場所ではありません。
でっかいプールがあって、それがジャグジーになってて、水温32度。さむいんだよ!!
広いプールなので泳いだら起こられました。「ここは保養にくるところ。激しい行動は避けてください」だそうです。
仕方ないから蒸し風呂とサウナで体を温め、ホテルの部屋に戻って蛇口から出てるのも温泉水だというのでバスタブに湯をためようとしたのに湯が出てこない!!
なんったる・・・・
「時間帯によってお湯に出量が下がる場合があるのでお待ち下さい」
って、朝まで待ってもぜんぜ湯は出ず。

苦い!!! ポルトガル初めての温泉体験にしては苦すぎる!!!
っつーか、寒いよ、体が・・・ なんで温泉でこんな思いをせにゃ・・・

でも近所の村で食べた「黒豚のヒミツ」は今までで最高に美味しかったです。
せめてそれくらいでも得した気分にさせてもらわんことにはお話にならんですからね

という、今年の我々の復活祭休暇でございました。
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# by dersuebeppi | 2008-04-04 21:08
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たった4日間旅行に行っただけなのに、何なんだ、この溜まりに溜まった仕事は!?
という状況の中で迎えた4月・・・ 今月また私は一つ年を重ねねばならんです・・・ 
時間経つの早過ぎ。

スペイン南部セビリア近郊の古代ローマ遺跡、「イタリカ」の続きです。
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イタリカはもともと、第二次ポエニ戦争で戦ったローマ人退役兵のために将軍スキピオ・アフリカヌスが設計した街なので、ここに入植したもともとの人達は皆イタリア生まれのローマ人だったそうです。
だからここ出身の2人の皇帝トライアヌスもハドリアヌスももともとはイタリア半島の血の人間。
ハドリアヌスに関してはその名前からも把握できるようにアドリア海沿岸のハドリアという街出身の家系だったようです。

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気候も温暖、海もさほど遠くなく、肥沃な大地。豊かな自然。

この素晴らしい環境の中で皇帝ハドリアヌスは10歳までのびのびと育ちますが、父は彼が10歳の時に既に亡くなってしまいます。その後同じイタリカ出身でハドリアヌスの後見人であり、ローマに暮らすトライアヌスに引き取られたハドリアヌスはイタリカとは大違いの大都会で教育をされることになりました。

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ハドリアヌスはもともと利発な少年だったので首都ローマでもそれなりに適応できたんでしょうが、この時期からギリシャ文化に執拗に入れ込んでしまい(要するにギリシャオタクという雰囲気だったんでしょう)、それを「軟弱だ」と解釈したトライアヌスによって14歳の時に再びイタリカに戻されてしまうんだそうです。

その後また17歳でローマへ戻り、以降ハドリアヌスがイタリカの地に戻ることは二度と無かったそうですが・・・

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今、実は日本から「篤姫」を録画して送ってもらってまして(突然話は変わりますが)、こう一国の要に繋がる血を引いて生まれてきた人ってのは、ほんとにある意味我々が一生感じる必要のないような決断や運命に逆らえない諦めみたいなものを強いられて本当に大変だなあ、と思って見てます。
ハドリアヌスも「後ろには戻れない一本道」を意識してその生涯を貫いたのでありましょう。

篤姫の鹿児島訛りじゃないですけど、ハドリアヌスも終生ヒスパ二ア訛りが言葉から抜けることなく、周囲から揶揄されてたそうで。

ところでハドリアヌスといえばギリシャオタクだっただけでなく、建築家としてもその才能を発揮した人ですが、ここイタリアの下水道も彼自身によって設計されたものだそうです。
1800年ほど前に既にこの下水管・・・(脇にパピルスが生えてました)。
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ハドリアヌスについてはこちらで詳しくご覧になれます。

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イタリカを堪能した我々はセビリアのホテルへ戻ったわけですが・・・
このホテルでちょっとした「一騒動」がございました。
良い気分に酔いしれて。一休みしようと思ったのに部屋のカードキーが使えない!
なんで?
磁気がダメになったのかと思ってフロントへ行ってみると、なんとそこで飛んでも無いことを言われてしまったのでした・・・・

詳細はつづく。
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# by dersuebeppi | 2008-04-01 17:09
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ポルトガルもちょうど復活祭でどこもかしこもまったり連休モードだし、仕事するにも気合を入れにくい状況・・・
(でもって案の定連休前に送ったはずの原稿が一週間も郵便局で保留状態にあったことが判明!最終的には無事に到着したようですが・・・)

子供はずっと風邪で寝込んでたし、私もいろいろと鬱憤溜まってるし、ならいっそエネルギー補給って意味を込めて近場に小旅行でも行っか!!と、急遽行き先をスペインのセビリア近郊にあるローマ遺跡「イタリカ」と、ポルトガル南部の温泉保養地「モンシーク」へ決めて出発

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イタリカはもうずーーーーーっと行きたかったところなので最高に盛り上がりました。

ここはですね~
端折って説明しますと、古代ローマ時代の歴代皇帝の中に5賢帝と称される、まあその形容詞のとおりいろんな意味で「優れた」皇帝が5名ほどいるんですが、そのうちの2人がこの古代ローマの属州であったイタリカの出身者だったんですね。
属州の出身で初めて皇帝になったトライアヌス、そしてその後に皇帝になったハドリアヌス。そしてその次の次に皇帝になったマルクス・アウレリウス・アントニウスもローマ生まれではありますが、もともとこのイタリカ出身家系の血筋を引く人です。
ま、この辺はご興味ある方はこちらでご覧ください。

私は上に上げたこの3皇帝をご贔屓ひしているものですから(特にハドリアヌス)、ここを訪れるまではイペリア半島を離れるわけにはいくまいと思っていたわけです。

で、念願叶えたり!!
リスボンから田舎道を突っ切って約4時間。

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イタリカは想像していたよりずっと「都会」だった風情です。
以前住んでいたシリアやレバノンやヨルダンでも虱潰しに国内に点在するローマ遺跡を巡り、どこもかしこもその遺跡から推測できるかつての壮大さに驚いたものですが、ここイタリカも同様にその昔はローマの属州でありながらもかなりの街だった様子。
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そうかあ、ここでトライアヌスもハドリアヌスも生まれて幼年期を過したんだ・・・と思うと実に感慨深いものが湧き上がってきます。

つづく
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# by dersuebeppi | 2008-03-28 18:43

大人のレゴ

うちの旦那も舅も息子も全員レゴが大好きです。
息子は13歳ですが、既に学校でレゴの喜びを共有できる友は居ないそうです。
しかし、大の大人の旦那や舅がレゴで未だに楽しく遊んでいる姿を見ている彼には「レゴあそびに年齢制限はない」という概念が定着しちゃってるみたいです。

そんなわけでいつまでもプレゼントにレゴを欲しがる息子に
「レゴ、いづれ卒業しないと、あんたもレゴのおっさんオタクの仲間入りだよ?」と言うと
大人でもレゴをたしなむ=オタクにはならないんだそうです。

なぜなら

「ほら、ママ、こんなのだって売ってるんだよ!?」
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レゴサイトで見せられたのがこの商品なわけです。
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対象年齢、50歳以上。

ところでそういう私も、かつて漫画家のお友達の松田さんと清田さんと三宅さんと息子のレゴで大エキサイトしたことがありました。

作ったのはZZ TOPと、そのコンサート会場です。
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写真引っ張り出して見てみましたが、なかなかいい味出てると思いました。
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こんなのを見ているうちに近々また何か作ってみてもいいかなあ~なんて思う私も実はレゴシンパなんでした・・・
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# by dersuebeppi | 2008-03-09 03:17

アレンテージョへ

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仕事がスケジュールよりもちょっと早めに片付いたんで、今日は旦那に頼んで家族でポルトガル南部のアレンテージョ地方へドライブ。
何度も何度も行ってるところなんですけど、本当に飽きを感じさせない美しさがこの地方にはありますね・・・
いやあ、もう最高だった!!

行った場所はモンサラーシュというアレンテージョワインの名産地。
状態良く保存されたお城も見事です。
何度来てもほんとにいいなあ。
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で、ここんところ溜まってたストレスも昼に食べたアレンテージョ黒豚肉のうまさですっかり浄化!

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こちらは黒豚の霜降り、「Secreto de porco preto(黒豚のヒミツ)」

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こちらは豚とハマグリを炒めた「Carne de porco a alentejana」
(このレシピは3月25日発売の講談社kissのエッセー漫画で紹介するざます)

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こちらはテーブルに着いた時に自動的に置かれるチーズ、マメ、オリーブ。
食べなければ加算されませんが、こんなもの目の前に置かれたら手をつけないではいられないじゃないですか。
うまいんだなあ、これもまた・・・

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で、その後近くの湖でリラックスし(息子はミジンコ採集中)、咲き乱れるカモミールの香りに癒されて帰宅。
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空にはコウノトリが舞い、花咲き乱れる草原には穏やかな牛やら黒豚が放牧され、もうなんていうか・・・楽園?

すっかりいい気分で満たされたのに帰ってきたらまた姑&小姑のラブコール攻撃。
「どこ行ってたの? ずっと電話してたのよ!?」だそうです。
はあ~

なんていうか、こう、1日丸々完璧楽園気分で過ごすってのは無利なんざますねえ。
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# by dersuebeppi | 2008-03-03 06:01

近況


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旦那がシカゴに出かけて今日で4日目、明日の朝にはもう帰ってきます。
早いな・・・

朝から晩まで家で常に彼とは一緒なもんですから、たまの留守の期間だけ、メシの支度も怠惰にできるし好きな時間に好きなこと詮索されずにできるし!なんて張り切ってたんですけど、結局仕事ばっかりやってしまって何も特別なことなんか出来ませんでした。
そんなもんか・・・

仕事は幸いご近所に住むOさんとAさんにアシスタント助っ人してもらったお陰で、予定より数日早く作業完了!!
あと残りのエッセイ漫画さえ終えられれば、来週の発送までにはゆとりで間に合いそうです。
素晴らしい。

・・・・ところで・・・・

旦那の留守中、毎日のようにイタリアのお姑さんから電話が来ます。

「息子から連絡きた!? 何て言ってた!? シカゴ大学以外の他の大学からの返事は!?」

迷惑だ・・・
毎日毎日こっちが仕事で我武者羅になってる最中に留守詮索&息子の情報を聞くための執拗な彼女の電話攻撃、ちょっと耐えられません。

この期間と限らず、とにかく姑は毎日電話を掛けてくるわけです。
なんで毎日電話をしなけりゃいけないんだろうか!?
365日、毎日。
しかも時によっては1日2回、3回なんてのもあり。
すごいなあ。
一生続くんだろうか・・・

でも旦那にそれを言うと
「いくらなんでも毎日じゃないよう、2,3日に一回とかだよ」
感覚が麻痺してカウント機能が狂ってるらしい。

私の好きなハビエル・バルデムもアカデミー賞の授賞式にはママと出席して、ママも息子から感激のコメントをしてもらって涙を溢れさせ、「もうこれ以上のママとしての喜びは無いわ!」ってな具合の感無量オーラを放ってましたけどね。
誇らしい我が息子の顔をいとおしげに触れてみたり。
何をおいてもまずハビエル自身も、ママを授賞式に連れてくるのがすごいなあ~と思いました。

ラテンの男はうちの旦那みたいにその様子が薄かれハビエルのように濃かれ、ママとの間に結ばれている結束の糸は直径1メートルの手綱並にぶっといんだなあ、と実感させられました。

ラテンのママって本当になんなのかしら・・・・
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# by dersuebeppi | 2008-02-28 04:10

集中豪雨そしてフィデル

日曜から振り続けている雨のせいで、リスボン近郊、今こんなことになってます。
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昨日の朝なんてリスボンの街の信号がほとんど機能できんない状態になってました。
雨量の多い地域では車はこんな状態だし。
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10日前に海へ行ったときに感じられた春の気配がいっぺんに掃き払われてしまいました。

すごいもんだな、年間晴天率の高い場所での集中豪雨。どのニュースを見ても腰まで使った人達が水の中を悪戦苦闘して歩いている画像ばかり。
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うちの周辺は大丈夫ですが、外に出る気は起こらないですね・・・
かといって仕事もする気になんないですよ。
引きこもりでも窓から見える空にはできれば青空であってもらいたい。

今日明日には回復するらしいですけど。


ところで今朝のニュースでカストロが引退することを知りました。
何だかんだでやっぱり本人が確実に自覚するほど体の調子が良くないのでしょうね。
とうとう。そうかあ。

しみじみキューバで過ごした日々のことを思い出してしまいました。
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サトウキビ農園で「あんたベトナム人じゃなくて日本人?!」と納得行かない顔されたり。
あの当時のキューバは今ほど日本でもメジャーじゃなかったみたいですが、ライブハウスなんかでは度々「この間ここに日本の作家来てたよ」と言われました。
村上龍がキューバ音楽のプロモートを精力的にやっていた時期だったので、彼のことだと思われます。
ちなみにわたしは米が一粒も無いような極貧の15人家族の家にホームステイ(無謀だ)してたのですが、そんな困窮した状況と直面しつつも、それでも存在しつづけるキューバの優雅な部分には存分に触れさせてもらいました。
それって今思ってもすごいなと。表面的なものに洗い流されないほど確実な質感を持った文化のある国にしかなせない業だと思います。

それにしてもそうか・・・
とうとうカストロのキューバは終焉なのか・・・
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30歳で革命したのはいいものの「国を統制するってこんなに大変なこととは思わなかった」と困惑していた若者も、それでもあれから半世紀近くいろんな目にあいつつも今のポジションを維持し続けてた、そのエネルギーは相当だったと思われます。
そりゃ大変だったでしょうよ。

マイアミあたりじゃ今日はとりあえずカストロ引退万歳お祭りですかね・・・

これからどんどん加速状態で時代が塗り替えられていく気がします。
感慨深い・・・
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# by dersuebeppi | 2008-02-19 18:46

今は対応できない白痴美


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とあることを調べていて、ふと出てきた女優イザベル・アジャー二の写真。

おお・・・そういえば今も映画に出てらっしゃるのかしら、このお方?と思い立っていろいろ検索してみると、まあぼちぼちと何がしかに出演はしてるようですね。
それにしても、最近の写真を見つけてしまったのですが、今53歳?
アンチエイジング女優として名を侍らしてるそうだけど、私の見てしまった写真は多分そういった代名詞の緊張感をうっかり忘れてしまった瞬間のものだと思われます。
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やはりこの人が一番その美しさで人々をびっくりさせてたのって20代の時なんじゃないでしょうかね・・・
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私は15歳で始めてこの人の「Possession」という映画を「うっかり」見てしまって以来、美というものへの基準が完全にステレオタイプなものから屈折したものになってしまったように思います。
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Youtubeに映像があったんで、今一度久しぶりにこの「Possession」の中で、狂気をきたす美人妻を衝撃の演技力で演じている彼女を見てみたのですが、なんかやっぱり尋常じゃありませんね、この人。演技力でここまでできるだろうか!?
この人自身も実生活ではこんなんじゃないんだろうか!?
と勘ぐらずに折れないくらい激しくナチュラルに白痴美を演じておられます。

当時、内容がどんなに恐ろしかろうとあまりのイザベルの美しさにビデオも買ってしまった私でしたが、今はどこへ行ってしまったのか見当たりません。
いつのころからか、はたとこの彼女の「狂気美」演技に興味を持たなくなってしまたみたいなんですね・・・
老化なんでしょうか。

でも、この人の演技力にはスポーツ選手にすらなれそうな底なしのエネルギーが感じられて、それは本当に素晴らしいと思います。
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吸血鬼に愛される「Nosferatu」のイザベルも美しかったな・・・(クラウス・キンスキーも最高ですが)
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19歳の時の映画「アデルの濃い」も可愛く儚く狂ってて美しかった・・・

でも写真を見てると、やはりこの「Possession」の映画の時のイザベルは他を抜きん出て美しいように思われます。
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でもって映画の中で彼女が着ている流行と一切関わりのないような膝丈のワンピースと、美しいおみ足に短い黒いブーツという組み合わせがなんともセクシーで印象的でした(上の写真でキスしてる時の服装)。

イザベルに美の真髄を感じて傾倒していたのは、フィレンツェで電気代も払えなかったりご飯も食べられなかった極貧の画学生時代。
日本はバブルの絶頂期でしたが、完全にそれとは矛盾する自分の立場の自覚を強いられて生きていた私にとっては、これくらいの狂気は女としてあってしかるべきものとすら思えていたんだと思います。

今は・・・
どんなに美しくても狂ってるのは嫌ですね・・・
なるべく穏やかな人がいいな・・・

でもって美への基準も大きく変わりましたから、あたし。
最近では南国の腰蓑を巻いた人などを見るとつくづく心満たされます。
女の美の焦点ってのは年齢やその時の立場によってどんどん変わるものなんですね。

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パプアニューギニアの女性↑ 頭の飾りがかわいいです。
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# by dersuebeppi | 2008-02-18 01:28

2月の大西洋


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やっぱり海ですよ。

何かに行き詰ったり、パッとしない気分の時には視覚に青色を補給してやらないと!
緑と青のコンビネーションでもいいんだけど、ポルトガルに暮らしていると、なんだかこの水色と青と白という色彩に妙に癒されます。
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そんなわけでうちから車で20分の海岸、Caparicaへ。
日曜なので割りと早い時間から人影も多め。
何するでもなく海岸のバーで新聞を読み込むオッサン、海岸で犬とはしゃぐ子供、サッカーをしている褐色系の男の子達、いちゃいちゃ絡んでるカップル。
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癒される・・・

あ~あ・・・
こんないいところなのに滞在していられるのもあと一年ちょっとか・・・
どうぞ旦那のアメリカ後の就任地がまたポルトガルになりますように!!

やっぱり毎日目にしたり感じる人々の生活態度が穏やかで、みんなどことなくしっとり潤ってて、頑固だけど優しくて、ってのはありがたいもんですね。
スーパーのレジなんかではそのノロさにたまにキレそうになるけど、そんなこと考えてみれば取るに足らない問題だし。
でもって、年間晴天率の高さ。
これって影響するなあ~と思いますよ、ほんと。
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ポルトガルの、こういう沿岸部なんかに来ると、本当に他のヨーロッパには無い開放感が実感できます。
他の歴史の深いヨーロッパ諸地域との違いは、この「世界はまだこの果てに広がってる・・・自分たちの住む土地だけじゃない・・・」っていう謙虚な憧れのような、そういうものを感じさせてくれるところでしょうか。
「歴史も文化も俺様が世界一だよ、文句あっか?」みたいな横暴さを醸してる国は沢山ありますからね。
ポルトガルだって充分に歴史も深い国なんですけどね。
大航海時代という、海に乗り出した大胆さってのが他と毛色の違うところというか。
保守、じゃないんですよね。来るものを待つ、でもない。
自分たちから乗り出す。
それってすごいもんだな、と思いますよ。

今年で5年目ですが、や、も。
ほんとポルトガル好きです。ええ。
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# by dersuebeppi | 2008-02-12 18:06

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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