旦那の見解 

息子に風邪うつされました。

まずは喉を暖めればいいはずだと思い、使い捨てカイロを日本手ぬぐいに貼り付けてそれを巻いて寝てみましたが、息苦しくなって何度も目が覚めてしまいました。
もうこれは不可抗力です。喉が痛くなった時点ではやる気満々だったのですが、今ではもうウィルスと戦う気力も失せてきました。
ただ来週締め切りが二つあるので、仕事をこのコンディションでしなければならんと思うと、それが辛いです。

ところで

さっきネットで見て知ったのですが、某国家擬人化漫画のアニメ放映が中止になったそうですね。
政治的背景が関わる国家の歴史や宗教ってのが、たとえどんなに深入りしない範囲であっても面白おかしいライトな表現で媒体されるってのは、きっと日本という国以外では通用し辛い可能性もある、ということを実感させられた一件ですが。

私はこの漫画を良く知らないのですが、ちょっと海外のネットで調べてみたら、漫画好き系のイタリア人たちの中には当然自分達の国のイメージを勝手に作り上げられてることに憤りを感じてる人もいれば(特にイタリアが弱弱しく泣き虫だという点)、「でも読んでみたい」と何気に好意的な人もいます。

歴史オタクで戦争モノに詳しい旦那に「昨今の日本にはこういう漫画があるのだけど」と促してみたらふーんと軽く受け流し、
「でも例えばうちの親戚でパルチザンで殺された人もいる。そういう家族をもつイタリア人は沢山いる。もっといろいろ調べたほうがいい。読み手がこれはフィクションなんだと思ってライトに読む程度ならいいけど、そうじゃなくて、それで世界の歴史や国家間の関係が把握できたと思い込んでしまうのなら問題だと思う」とのこと。

私もイタリア人という人種と接していると、たしかにあそこで表現されているあまりにもステレオタイプなイタリアには疑問を感じたりもするのですが、そこまで深入りする必要もないのかとも思います。結局は漫画という世界の中での作り話ですからね。

でも確かにこういった内容はデリケートに扱わないといけないだろうな、とは思いました。
漫画文化が浸透しきってる日本国内ならいいけど、そうじゃない国から視線をむけられるとどうなんだろう、と。

そしてやはり今回のような顛末に。

それともう一つ、実は旦那が激しく押し黙ってしまった漫画があります。
「これはバチカンからいづれ何か言われる時が来るのじゃないだろうか」と。

うちの旦那はバリバリの無心論者ですし、職業的にも宗教というものを物凄く客観的に捉えている人ですが、私がゲラゲラ笑いながら読んでいたその本に対して「悪いけど、自分はこの漫画は全く笑えない」とのこと。

単なる漫画であっても、政治や宗教といったあまりに質量の重たい事柄を「まあ、おもしろおかしく要約するとこんな感じ」という風にも解釈できる浅はかな媒体に乗せ、それが日本という国でウケているというのはどうなんか、ということらしいです。

私も前に同人誌で暮らしていたイスラム圏で売られている下着を題材にしてギャグ漫画を描いたことがありましたが、あれも良く考えると日本人という私が捕らえた「おもしろさ」であって、あの国の人にとっては極当たり前の日常の光景だったのかもしれないと思うと、こういう内容の漫画を描くときは結構気を張らないといけないなあと思いました。

古代ローマ人漫画も歴史の描写に関しては誤りや膨張が無いように物凄く気を使い、さまざまな文献を読んで調べながら描いてるつもりなのですが、まだ政治的背景や宗教が絡んでいないだけやりやすいです。


喉に使い捨てカイロを巻きながら、37度7分の熱でそんなことを仕事前に考えている今朝のわたくしです。
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# by dersuebeppi | 2009-01-16 18:45
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ポルトガルの年越しは地味でした。
旦那と息子と近所のAさんと、レゴで変な人間(上の蛇使いやヤバ気なハリーポッターなど)作って遊んでいるうちに2009年になりました。やはり年越し感ってのは日本じゃなきゃピンとこないっていうか・・・
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ところで我が家には日本から一ヶ月に一度ほど、日本のテレビ番組を録画したDVDが届きます。
かつてのイタリア語のお弟子さんの方が、4年間欠かさずそれを続けてくださっているのですが、本当に感謝でございます。
日本に居た頃のわたしはテレビに出るという仕事をしつつも、全くテレビを見ない人でありました。自分の出てる番組もディレクターさんが一応録画して渡してくださるのですが、はっきりいってあの仕事は自分が画面に出ているところを見たことがないからこそ、6年も7年も続けられたんだと思います・・・

まあ、その方がこちらに送って下さるDVDの番組は毎度いろいろなのですが、必ず入れてもらっているのが「水戸黄門」と「新日本紀行」、そして昨年までは「篤姫」、そしてミステリー物など。
「新日本紀行」は子供のころからも欠かさず見ていた大好きな番組なのですが、現代版になっても表層的に流動する日本の社会の底にある澱のようなものを感じられて、見ているとほっとします。日本全国のいろんな人々の人情や職人気質的な繊細な執着が垣間見えて、それを見ていると日本ってのは本来はこんなに魅力的なんだよな、と再確認できます。
これがなかったら、私の日本へ対する見解は刺々しくなる一方かと思われます。

そんな中、先日2008年度の「紅白歌合戦」と、「行く年来る年」が録画されたDVDが届きました。
やっぱり何はともあれこれを見ないと年越しした気分になれんというか。

いやあ、実は結構興奮して3回ほど見てしまいました・・・・知らない人か、凄く知ってる人か、その極端な出演者の入り混じりが刺激的過ぎて・・・
っていうか、NHKももう変に聴衆に媚びるのは止めて、司会者もほとんど出番はないけどベテランの年寄りのアナウンサーを使うとかして、あの年を重ねるSmapの面々をいちいち出すのはやめてもらいたいと思いました。
それが一番気になった部分です。何かある度にSmap。もういいよSmap。っていうか私、ぜんぜん好きでも何でもないので・・・

私が出演者の中で気になった人たちを上げて見ます。

男子;
布施明
水谷豊
ジェロ(会場の母を含む)
氷川きよし
森進一(顔の膚が薄皮みたいに張ってて怖かった)

女子;
Perfume

ジェロさんってのは初めて見ましたけど、おばあちゃんの顔をプリントしたシャツ、そして会場から号泣寸前で感極まって見つめるおっかさん。ほんっとに打たれました。
でもって頭のキャップにカタカナで「ジェロ」って書かれてるのを見て、なんだか切ないというか、いとおしい気持ちに見舞われました。

なんかこう、内在する美しい感情に対して正しく清い雰囲気を放ってる人ってのはいいもんだなあ。あたし、どんなに才能豊かでステキでもスカしてる野郎ってのが駄目なんですよ。中田英寿みたいなのとか。深い情緒感や清楚さが肌の上に露出しない男子は好みじゃないです。
基本的に1960年代くらいの男子が好きなんで、あの時代に共通する雰囲気を放ってる人にはハッとしますね。
だから氷川きよしも好きですねえ~ 今時礼儀正しく情緒豊か。謙虚。
布施明の朗々とした声とあの雰囲気も昔から好きだったけど、オリビア・ハッセーが惚れたのも分かるわ・・・
水谷豊はまあ昔のままだし。演技以外のことは本当に苦手なんだなあ、というあの粗忽さがたまらんですねえ。

私が思うに、堪え切れなかったきよしの涙とおばあちゃんプリントシャツで登場したジェロの涙、このあたりが白組の勝利に繋がったんではないかと。

で、女子は特にこれと言って印象に残ったのはなかったですね。
Perfumeを除いては。
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やっぱりYMOやらあの辺の音を感受性豊かな時期に聞いてきた私くらいの世代で、Perfumeいい!って言う人結構いるんじゃないですか!?
テクノは耳に付きますね・・・
プラスチックスだのジューシーフルーツだのを思い出してしまいます。今こうしてテクノやってくれると新鮮でいいなあ。

というわけで、すんません、ポルトガルで見た紅白の感想を述べてみました。

布施明のベストアルバムとPerfumeのアルバム買おうかどうか迷っている私です。

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# by dersuebeppi | 2009-01-14 06:14
明けましておめでとうございます。
2009年がどうぞ皆様にとって幸せに満ちたりた一年でありますよに。

ハードワークホリデーを避けてポルトガルでまったりお正月を迎えられた私達ですが、旦那は今日の早朝4時に起きてシカゴへ帰ってゆきました。
ごくろうさんです。

年末からリスボンはずっと雨続きですが、気温は比較的暖かいままだったので、これから激寒の土地へ向かわねばならぬ旦那は相当にへこんでおりました。

でもそれよりも何よりも、あんなにアメリカの教育水準の高さを賞賛してかの地に赴いた彼が、今回の久々にリスボンゆっくり滞在で、今更この両国のギャップのでかさに相当のショックを受けていたのが興味深かったっす。

だってねえ。違いすぎるもの。いろんな意味で
180度かけ離れているといっても過言ではないでしょうよ。

というわけで、今回私と息子もかなりの面倒で腹立たしい様々な手続きを経てようやくアメリカへのビザを取得したのですが(この一件に携わったいろんなみなさま、本当にお騒がせいたしました)、はっきり言ってわれわれの渡米の予定は当分無くなりそうです。

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シカゴの激寒気候をはじめ本当に冗談じゃないほど深刻な治安問題、リスボンで私達がしているレベル(決して贅沢はしていない)の生活をアメリカでしようと思うとおそらく今の2倍の生活費は覚悟しなければならんだろうということ(半端じゃない保険料の支払いとか)、あと息子デルスの教育問題、そして何よりも今私と子供がクソ忙しくて家に帰るのは寝るだけという旦那のところへ身を寄せるのはどうよ!?という問題。

わたしにもしなければならぬ仕事があるのでこの辺はかなりシビアに考えてしまいます。
リスボンでの生活に慣れてすっかり安泰な日々を過ごしている今だからこそ、私はアホなネタの漫画も描けているんだという気がするわけです。
なもんで、アメリカ行ったら多分そういった意味でも仕事が今のような調子で続けられなくなるんじゃないかという懸念は避けられません。
行くならもっといろんな意味で条件が良くなってから、って感じですかねえ。

ま、何も確定ではないのですが、とりあえず旦那は「リスボンってほんっとほんっとににいいところだねええ~!世界で一番いいところだよう~!」と毎日目に涙を浮かべており、私達がここに暮らしているということを拠所にしてシカゴで頑張りたいと言い残して帰っていきました。

確かにここを完全撤退するのはなあ~
私も辛いわ。

というわけで哀愁と長閑さの街リスボンにはまだ当分暮らしそうです。

家族バラバラはきっついと言やあきっついですけど、まあ目線はもっと先に据えることにして。その分今年も仕事はじゃんじゃん頑張りたいと思います。

それではみなさま、今年もどうぞ宜しくお願いいたします!
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# by dersuebeppi | 2009-01-02 22:11

よいお年を~

旦那が10日間の休みを利用して22日にシカゴからやって来て一週間、3ヶ月ぶりの再会で久々の水入らずかと思いきや、イタリアのミラノからは彼の妹も「わたしも合流させて!」と到着。5日間こちらに滞在して帰りました。

はああ~

いや、いいんですけどね。別に。
でもなんだろう、せっかく今年はハードワーキングホリデーなイタリアでの年越しを避けられたと思っていたのに、モーレツの家族が一人増えただけで家の中の空気が一気に騒然としたものになってしまうのは・・・・

お陰で年内にやってしまうつもりでいた、ほぼ完成しかけていたネームも途中で完全に手が付けられなくなりました。
そんな切迫した状態であることを最初に認識もらいつつも、小姑は毎5分置きくらいに私の名前を呼び、あれしようこれしようと持ちかけてきます。
ミラノの建築事務所で一日10時間近く働いているので(漫画作業時間に比べたらぜんぜんいいんじゃないかと思うんですけど・・・っていうか、それくらい働くの当たり前なんじゃないかと思うんですけど・・・)、その疲れをリスボンで癒したい気持ちは分かるんですけどね。

終いには用事も無いのにとりあえず私の名前を呼んで、とりあえず私の注意を確保し、それから言いたいことを考えるという感じ。
「マリ~、えっと・・・・うーん・・・」
「なに?」
「今言うこと考えてるの」
「・・・」
「そうだ!!何でもいいからなんか面白いこと喋ってくれない?」

どわあああ!!!こっちは年内ノルマが達成できずにそのことしか考えられない状態だというのに面白いこと喋れだと!?だいたい面白い事なんか思い浮かばんわい!!

私が仕事できない様子に気づいた旦那が妹に忠告し、それが発端で大兄妹喧嘩にはなるし・・・・
イタリア人ってほんとになんていうか、出しまくりますね。鬱憤を。耐える、ってことがないんか、この人たちはほんとに。
私もここまではできんわ。

まあ、もうお帰りになられたので旦那が帰るまでのあと3日間はもう少し落ち着いて過ごせそうです。

それでは皆様、是非素晴らしき新年をお迎えください。
今年一年このダラダラ思考垂れ流しブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました~!そして来年もどうぞ宜しくお願いいたします!
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# by dersuebeppi | 2008-12-30 18:34

ええっと、年末は忙しい

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気に入りの貝殻を枕にして寝ているゴルム。

12月に自由を求めるなんて無理な話なんですね。
仕事も果てしなく終わりません。

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怠けることに身を委ねる猫の足のせいだけではないです。

しかも外に出れば壮絶な買い物誘導催眠オーラみたいなのが立ち込めていて(本当にあると思いますよ、こういうオーラ)、散歩に出たつもりで他の人に紛れて何やらいろんなもの買っちゃってるし。イタリアの実家やら何やらに送る為のプレゼントなんて選び出したらもうキリがない。
ヨーロッパにおけるクリスマスプレゼントは云わばお歳暮みたいなものなのです。

しかしポルトガルだって景気最悪なはずなのに、何で皆こんなに買い物の鬼になってんざましょ。
クリスマスのパワーは景気も不景気も関係なしか。

あーあ。つい先だって財布で辛い思いをしたばかりだと言うのに・・・

そういえば前々回、泥棒に出会った場合の対処法を次回更新しますね☆・・・とか調子の言いこといっておきながら、すっかり忘れてました。
でもある意味、泥棒にお金掏られる方が、今みたいに買い物誘導催眠でどうでもいいものいっぱい買ってしまうよりマシな気さえしている私。

最近水木しげる先生の戦記ものばかり読んでいるせいで、何をしてても自分の立場や生活がバカ贅沢に感じられてならず、こんな考え方も発生してきてしまうのではないかと思われます。

とりあえず今日は外に出ないで仕事に専念します。

そしてこれ、今アップロードした再新Youtube画像。



この自転車引っ張ってヘンな笛吹いてるおっさんの仕事は刃物研ぎと傘の修繕だそうですが、今まで一度もお世話になったことありません。
でもうちのゴルムはとってもお近づきになりたいと思っているみたいです。

不景気だけど、頑張れオヤジ!!
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# by dersuebeppi | 2008-12-20 18:27
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今回の「ルミとマヤとその周辺」は、アイヌ文様な表紙です。
なぜこんな表紙なのかは読んでくださればお分かりいただけるはずです。

でもって今回のお話はこれでもかってくらい雪のシーンを描き込みました。
ヤシの木が自生しないところには暮らせる自信がないと思っている私ですが、それでもたまに雪が見たくなるときってあるもんです。不思議です。

それにしても、財布を盗まれてからもう一週間!?(引っ張ってます・・・)
時間の経ち方おかしくないっすか!?
あと数週間で来年!?

一年っていつからこんなに呆気ないものになっていたのだろう。
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# by dersuebeppi | 2008-12-10 04:25
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先日の、人生で5回目の盗難のショックは比較的緩くてすみましたけど、考えてみたらうちの家族とか知り合いとか友達も含めると通算で十何件という盗難騒ぎに今まで携わってきました。もう慣れまくってて、因ってすんなりショックも和らいだのでしょう。

しかしこのまま盗難に対して慣用な気持ちをは育んでしまわぬように今一度、海外へ旅行へお出かけになられる方達の為にも泥棒対策を確認してみようと思います。

私が思うにヨーロッパの街中で泥棒に狙われやすい人:


*荷物をたくさん持って歩いている人
*ガイドや現地の友達や旅慣れた人に引率されているから大丈夫と安心しきって歩いている人
*道を歩いていても、隣の人と楽しげにお喋りしていたり、お店のウィンドーに気をとらわれていたり、ぼ~っと考え事をしているような、緊張感の無い感じの人
*ガイドブックを持って、バスの乗り方や道を間違えないことに必死になってる人
*体力や瞬発力のない雰囲気の人
*開けやすいカバンを持ってる人
*金持ちさをアピールしてる人(スキが出来るまで尾行される可能性あり)


・・・まだいろいろ要素はあるのでしょうが、今までの自分の行動や、友達や家族の盗難履歴を参考にするとこの辺りが特に注意しなければならないところだと思われます。

身軽に、そして気をある程度張った様子で、いつどこで泥棒に会うかもしれないという可能性を心に止めている、そんな様子の人を泥棒は狙わないはずです。
楽しい海外旅行でそんな緊張感を伴いながらサイトシーイングするのは嫌なものですが、仕方ないですね。

まずサングラスを掛けていると表情が分かりにくくなるのでこれはおススメです。
気弱でソフトな目元の方は特にサングラス必須。

そしてカバンも開けにくい感じのやつにするべきです。
何もあの、海外盗難防止用の首からぶら下げたり腹に巻いたりするような装置は必要ないと思います。ただ、カバンの中にポケットがいっぱい入っているとか、複雑な構造になっていたりするものが好ましいですね。

で、財布の中に不必要にいろんなものを入れない!!
財布の中にカード用のポケットがいっぱい入っているのでそれを見ると「ああ、これを全てカードで埋め尽くしたい」という衝動に駆られますが無視しましょう(今回の私の場合はそれで失敗した)。
財布の中にはお金だけ、しかも全額ではなく一部だけ、入れておくようにするべきですね。

で、カードとかは別な入れ物にいれておくか、ポケットに分散しておきましょう。
これでもしも財布が盗られても、カード会社に連絡をしまくるという、大変労力を費やされる作業を避けることができますし、とりあえず今回の私のように完全な一文無し、になることは避けられますからね!

で、ガイドブックも出来れば持って歩かない
これは難しいですが、持って歩くのであれば、泥棒を絶対に寄せ付けないような恐ろしい表情をつくるようにするとか。
どこへ行くのか調べたい時は、どこかに座るかバールで茶を飲みながら調べるとか。
歩きながら地図はやばいです。

で、とにかくでかい荷物は持たない!!!(今回の私の失敗はこれもあった)
泥棒は絶対でかい荷物を持っている人を選びます。
なので買い物に行ったらとりあえずそれを持ってぶらぶら歩き回るより、一端タクシーでホテルに帰るとか、お店に預かっててもらうとかするのが一番の手段かもしれません。

それでもでかい荷物を持って歩かねばならぬときは、本当に泥棒に対する警戒心オーラを出しまくって歩いてください。

自分がむしろ泥棒になったくらいの気持ちを表情に露出させるのです。
なんだかんだでこれが泥棒よけの一番のポイントかもしれません。

で、それでもやむなく泥棒に会ってしまったらどうするか!?

は次回更新します。
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# by dersuebeppi | 2008-12-07 19:01

ざんぎり頭にしました

財布盗難事件の前の日のことでした。

今やってるローマ漫画の原稿は、細かい描写など下手したら一コマに何時間も掛かるような、果てしない集中力を要するものなのですが、そんな私の首や頬に、乾燥して静電気を帯びた髪の毛が執拗にまつわりついてきます。
なのでその夜、もう我慢ならなくなってその辺にあったはさみで自分の髪の毛をじゃっきり切ってしまいました。じゃっきり。鏡もろくに見ずに。
お陰で静電気で私の集中力を邪魔する髪ではもうなくなりました。

すごいな、こんなに短くしたの、何十年ぶりだろう・・・

見た目は戦後の女子そのものです。
でも長かった時よりすっっごく楽だし、軽くなって肩こりも緩みそうだし、不潔臭い長い髪が床に落ちているのを見ることもないし、一見ワカメであれ、心身ともども大変すっきりした気分でございます。
すっきりしたけど、前のような人を寄せ付けがたい髪型(長いうねり髪というのは手入れをしないとインドで宗教味を帯びてきた人か、アンダーグラウンドなミュージシャンか、宗教画のキリストに見えるものです)と違い、今度はスリさえもウェルカムな従順な感じになってしまったのが難点です。

それにしても髪ってなんなんだろう。
人間、全員髪の毛など退化してもともと生えていなかったらどんなに楽だったろうか。

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# by dersuebeppi | 2008-12-06 08:08

見つかりました

お騒がせいたしましたが、昨日ブログに更新をした後、警察から電話が掛かってきて「あんたの財布が見つかったので取りに来て欲しい」と言われました。

はやっ!!

「・・で、中にお金は・・・」
「お金? ああ、入ってますね」
「え、ええええ~っつ!?」

ここで一瞬なんて奇跡的なことがありえることかと我が耳を疑いましたが、すぐに私はかつてそこにグアテマラの友達から「何の貨幣価値も無いけど・・・」と貰ったお札が一枚入っているのを思い出しました。

「お金ね、グアテマラのお札が一枚入ってました」
私の落胆のため息を聞いて、「まあ、スリもプロだからねえ」と呟く警察のオヤジ。「あ、それとね、1ユーロコインも入ってましたよ!」

き、奇跡だ・・・

でも諸々のカード(クレジットカードやキャッシュカードはブロックしてしまったのでもう使い物になりませんが・・・・)や息子の写真、息子が子供の時に作ってくれた300億円当たる宝くじはしっかりそのままあったので良かったです。

スリは財布を盗んで中からお札を抜いた後、うちの子供の写真がバーンと入ったその生活臭の染み込んだ財布を道路に捨て、それを親切なポルトガル人のおっさんが拾って届けてくれたというわけです。

とにかく財布だけでも戻ってきたのは嬉しいことです。
やはり子供の写真などを入れておくと、それをそのままゴミ箱に投げ捨てられずに済む可能性も高くなるといえそうです。

というか、今後私がスリへの良心呵責作戦として考えていること。

財布に子供の写真、自分の祖父母の写真をこれ見よがしに入れ、支払いで埋められた偽家計簿を見やすい感じに入れておく。
偽借金の督促などをお金と一緒にはさんでおく。金額は多額。

または財布を開けた途端に
「この財布を拾ったものに呪いあれ」と書いておく。

・・・

こんなことを考える前に、今後財布を盗られないように気をつけることが大事ですね。

ところで、この財布を取りに行った後、家へ帰る市電に乗ろうとステップを登ったら、なぜか一緒にいたaさんが後ろから付いてきません。おかしいなと思って振り返ると、狭いステップのところで女の子が一人後ろの列をせき止めて運転手になにか質問しています。なぜ後ろの人を通してあげないのかなあ、と思って見ていると、髪を振り乱したaさんが「ちょっとおお」といいながらやっと入ってきました。
そう、彼女もスリに狙われてしまったのです。
まず私の後にステップに上った女の子が運転手に質問するふりをしながらaさんをブロックし、うしろからグルの2人が前に進めず困るaさんのカバンに手を伸ばす。
でもaさんは「おかしい!」と察して「なんなのさ、あんたたち、通しなさいよ!」と前の女の子を押しのけて電車に入ってきました。

カバンのチャックは5センチほど開いていました。

ほんっとおおおおおおに、今のリスボンはスリだらけっすよ!!!
すごい。
まじやばい。
こんな私からも金を取ろうとするほど不景気であるという、世知辛さを実感させられる師走の慌しさでございます。

リズボンにいらっしゃる方はほんっとに気をつけてくださいねえっ!
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# by dersuebeppi | 2008-12-04 06:58

財布盗られました

リスボン滞在5年目にして初めての盗難事件。
一体どこで誰がどうやって私が見につけていた斜めがけカバンから財布を抜き取ったのか、皆目想像も付きません。
物凄いテクニックを持った泥棒です。
しかも私は一人ではなく、隣にはしっかり友達がいたにも関わらず。
肩掛けカバンも私の腹のあたりにあったので、ここに手を伸ばしてチャックを開けて中に手を入れるという至難の業を私に気づかれずにして成し遂げたとは、本当に凄い。

現金150ユーロ(キャッシュディスペンサーから出したばっかり。子供の諸々の月謝にあてようと思っていたもの)
クレジットカード
キャッシュカード
その他なんだか思い出せないさまざまなカード
息子の写真
・・・・など。

すぐに警察へ行って盗難届けを出し、その後カードも止めてはもらいましたが、なんていうか、凄まじい一日でした。

人生でこれで通算5回目だな。後の4回はイタリアです。
何度やられても、ほんっとに腹立たしく、虚しいものですね・・・

占いでは驚くほどの大金を手にする予定だったのですが。

厄払いか!?
そうか、厄払いだ!!

でも虚しい・・・・
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# by dersuebeppi | 2008-12-03 02:37

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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