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「銀座百点」の対談。
漫画の話から政治、日本の出版業界のありかた、ルネッサンスに古代ローマからSNSについて、2時間の制限時間いっぱいお互いに喋りまくりました。特にパオロ・ウチェッロがどれだけ変な画家かという話で爆笑盛り上がり。年内に山田さんもそういう内容の面白そうな本を出版される予定だそうです。楽しみだ。

「銀座百点」は祖母の部屋の引き出しに何十年も前のやつがしまってあったのを読んだりしておりましたが、銀座の印象はと聞かれ、他の商業地域に比べて時代に譲れないハイグレードな職人的空気感が沈殿しているところじゃないかというのが私の答え。

対談の掲載号をどうぞお楽しみに。

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パオロ・ウチェッロの聖母子像を見てうけるマサッチオの図(芸術新潮7月号)


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by dersuebeppi | 2017-06-29 15:43

谷口ジロー特集

只今発売中の芸術新潮7月号
表紙はアルチンボルトです。

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そしてもう1つの特集は今年亡くなられた漫画家谷口ジローさん。
大友克洋さんと並んで私も「漫画家から見た谷口ジロー」というテーマでエッセイを寄稿しております。

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写真に谷口さんと一緒に写っているのは特集の中でも県談をされている元双葉社の佐藤俊行さんご夫妻ですが、実は私がまだ漫画家になることなど全く考えてもいなかった1980年代末、一時帰国していた日本からイタリアへ戻るアエロフロート機で隣に座られたのがこのご夫妻でした。

当時のフィレンツェのボロ屋にもご招待したり、その後日本へ帰国した際にはご飯を御一緒したりしたのですが、その頃は佐藤俊行さんが谷口ジローさんの編集者だったことなど全く知りませんでした。

それから後、佐藤夫妻とは音信が途絶えてしまいましたが、2011年に開催されたイタリアのルッカ・コミックフェスティバルに谷口ジローさんとともに招待された折りに、谷口さん経由で夫妻と20年ぶりに再会したのでした。


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ルッカ・コミックフェスティバルのサイトより



アエロフロートでお会いした時はちょうど「坊っちゃんの時代」を担当されていたとのこと。そんなこと全然仰ってなかったですよね、と驚くと「ヤマザキさんはあの頃、まったく漫画に興味が無さそうだったじゃないですか」と佐藤氏。確かにあの時は自分が漫画家になる日がくるなんて想像すらしていませんでした。
不思議なご縁です。


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静かで謙虚で決して自我を表に出すことも無くこつこつと丁寧に素晴らしい作品を生みだし続けてきた作家谷口ジローさん。
この特集を読んで谷口さんの漫画家としての世界観にあらためて感慨深くなりました。

そして:
とりマリの連載漫画「Gli Artigiani」。今回は私の大好きなパオロ・ウチェッロの過去話。(和名:とり・パオロ)
幾何学模様と遠近法は大好き、だけど人物が不得意だった奇天烈なこの画家は次回も登場予定。

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by dersuebeppi | 2017-06-28 08:44
今週の毎日新聞のお悩み相談はこちら:


これまでの人生で最愛の男性と結婚できず、結果的に独身で出産も経験していません。そんな私に「日本の人口が減るのは自分のことしか考えない女が増えたせいだ」と言って引け目を感じさせようとする人がいます。「女は産む機械」と発言した政治家もいました。出産・育児以外の仕事で多少は社会に貢献しているつもりなのですが、たいして好きでなくても誰かと結婚するのが正しい生き方なのですか。(47歳・女性)

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by dersuebeppi | 2017-06-28 07:32

更新されました:

ハッスル日記第129回目は『閲覧注意!』








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by dersuebeppi | 2017-06-27 22:27
ほぼ日にて糸井重里さんとお会い致しました。ヤマザキさんはいつも怒ってる(外国にいる人ははっきり何でも言うという意味で)、というイメージがあったそうです。確かにツイッターではなんとなくそうだったかも...

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by dersuebeppi | 2017-06-27 22:23

支笏湖ライブ終了


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とりマリ&エゴサーチャーズ 支笏湖&丸駒温泉ライブ無事終了
大空と大自然の中で音楽を奏でるということがこんなにも気持ちのいいものだったとは知りませんでした。
夕暮れの空と支笏湖そして緑萌ゆる樹々が我々の音楽と一体化しているようだったと観客の方からも感想を頂きました。
そしてその夜に行われた丸駒温泉でのライブも帰りの電車も気にすることなく、終了後には温泉に浸かるなりダラダラするなり、とにかくリラックスしつつ皆さんに楽しんで頂けたようで何よりでした。
東京、そして京都や福岡など遠方遥々おいで下さいました皆様も本当にありがとうございました。

また来年も戻ってこれますように。

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by dersuebeppi | 2017-06-26 00:40

弁当礼賛

更新されております。

今回のテーマは「お弁当」


エッセイの冒頭部分で触れている、アニメで紹介されるお弁当、これを見ながら留学時代の私はいつも恋しさと食べたさでもんもんとしていたのでした。
しかしこの日本のお弁当が吹替えで「ランチボックス」と称されていたのは残念であった。
いまでこそ固有名詞で通じるおにぎりもかつては「パニーノ(パンのサンドイッチみたいなもの)」だったのです。


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Obentou (Pazza per il Bentoより)


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Onighiri




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by dersuebeppi | 2017-06-21 19:11

ノロウィルス疑惑

更新されております:

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ちなみにこの養蜂家ご夫婦が若い時のデートは映画でもビーチでもなく山での「ミツバチ捕獲」だったとのこと。
つまりここで作られているのはヴェスビオ火山付近のミツバチのみで作られている生粋のヴェスビオ蜂蜜だということです。

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by dersuebeppi | 2017-06-20 21:20
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写真は本文と関係ありません(葡萄にむしゃぶりつく古代ウサギ)


今週の毎日新聞のお悩み相談コーナーです

交際中の恋人が来年アメリカに帰国する際に一緒に行くべきか、遠距離恋愛をすべきか悩んでいます。結婚はまだ数年は様子を見るつもりです。アメリカの“大資本主義”が好きになれず、できればヨーロッパに住みたい私。彼とは意見の相違があります。私には小学校低学年の子供がいて、移住は無謀なチャレンジにも思えますが、「いつか外国に住みたい」という中学時代からの夢を諦めきれません。(28歳・女性)

私の答えは→こちら

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by dersuebeppi | 2017-06-14 17:50

プリニウスの伝言

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 ミラビリス貯水槽



NHKのEテレで放送されている語学講座「旅するイタリア語」
前回は“ヤマザキマリの独断美術館”と称してフィレンツェのルネッサンス絵画や絵師達等についての紹介を致しましたが、10月スタートの次期は“プリニウスの伝言”というテーマで、古代ローマの博物学者大プリニウスについてのシリーズをお送りする予定です。

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今も活発な火山活動が見られるゾルファターラ


大プリニウスについては現在私ととり・みきさんが共作で『プリニウス』という漫画を描いてもおりますが、できるだけ多くの方達にこの途方も無い知識欲と探求心、そして大胆さに満ちたおやじさんの存在を知ってもらいたく、テレビでもお話をさせていただけることとなりました。

前回と同じくカメラマンと音声さんはイタリアのみでなく欧州のテレビ局のドキュメンタリー番組などで活躍する2人。
私達が到着する一週間前にもドイツのZDFの取材で長期に渡ってカンパニア州の火山やローマ遺跡の取材をしたばかりという心強さ。カメラマンさんが私と同じ嗜好や興味を持っているというのは、いろいろ通じ易くていいもんですね。撮り方やアングルなども、細かい説明無しでイメージしているものが判るというのか。
同行のプロデューサー曰く「日本の撮影隊とはかなり違った映像が撮れている、面白い」とのことなので、皆様乞うご期待。


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考古学博物館にあるポンペイの壁画 当時の人々の食材


ナポリの国立考古学博物館では、イタリア国営放送のジャーナリストとして活躍され、作家でもあるルイージ・ネッコさんと古代ローマ談義。ネッコさんは考古学博物館のすぐそばで生まれて育った生粋のナポリっ子で「この博物館も私の家みたいなものです」というだけあって、古代ローマの知識たるや半端ありません。ご自身も考古学に関する書籍を出していらっしゃいます。御年83歳だそうですが、そのいちいち細かい事に動じなさそうな悠然とした佇まい、豊富な知識、なとなくプリニウスを思い出します。

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しかも彼は1944年に起った一番最近のヴェスビオ火山噴火を目のあたりにしており、「噴煙の中から何かがぶつかりあうような金属音みたいなのが聞こえてきた、閃光がいくつもみえた」とその目撃描写もリアルです。「怖かったですか」と聞くと「いや、もっとそばで見たかった」
さすが。プリニウスに似ているのはその大柄な体躯だけではありません。

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1944年のヴェスビオ火山噴火


ちなみにネッコさんはRAIではおもにスポーツジャーナリストて活躍されており、丁度マラドーナがメキシコでのワールドカップで手でゴールをした際に強烈なコメントをしたことで国民的にもその知名度が広がったそうです。

こちらがネッコさんの動画↑


1巻の表紙のプリニウスの表紙を持って写真撮影。

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ネッコさんに気がついた人達が集まって来た



ヴェスビオ火山の麓では養蜂場を訪ねたり、当時の耐震構造の工夫についてなど、漫画版『プリニウス』でもピックアップしている古代ローマの驚きの数々を、イタリア語を学びながらご覧下さい。

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ヴェスビオ山麓の養蜂家夫婦 蜂を「子供達」と呼ぶ



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古代ローマの男根型魔除けを紹介中のわたくし


放送日が近くなったら再び告知致します。

(ちなみに私はこの撮影中に体調を崩し、ノロウィルスに感染していたことが発覚。ナポリーパドヴァへの5時間の列車の中では殆どトイレに閉じこもっておりました。ああ大変だった)

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風光明媚なナポリとヴェスビオ火山



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by dersuebeppi | 2017-06-13 16:56

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


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