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スコセッシの「沈黙」 

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トレイラーをやっと発見
遠藤周作のあの原作がスコセッシ監督でどのように映像表現されたのか
制作発表からずっと気になっていましたが……



撮影は台湾で行われたそうです。
そういえばラスト・サムライはニュージーランドで撮影され、画面にも日本にはえていないような植物が写っていましたが、台湾ならそれはないでしょう。安心。

外国の人が表現するキリスト教を扱った日本文学と世界観、いったいどんな仕上がりになっているのか。

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日本での公開は2017年1月
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by dersuebeppi | 2016-11-23 19:16

猫の手

忙しい私を慮ってくれたのね

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by dersuebeppi | 2016-11-23 14:30
本日発売のSPUR、増刊号で占いの女神ウラニアの表紙を描きました(つまり今月号は表紙が2バージョンあるのです)
付録として橘さくらさんの占星術別冊本が付いておりますが、彼女の占い特集号は大抵直ぐに売り切れますので興味の有る方はお急ぎご購入を!

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そして、ウラニアが手にしている丸いものはいったい何なのか!? 
「運命的な出会い、卓上占いマシーン!」
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by dersuebeppi | 2016-11-22 17:19
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敢えて言う事でもありませんが、イタリアでも戦争や戦中戦後の社会的混乱を捉えた映画は沢山作られてきました。
特に代表的な作品の殆どは「ネオレアリズモ」というカテゴリーに属するものでしょう。

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「ネオレアリズモ」と称される作品群が持っているエネルギーは独特です。

作り手から溢れ出る戦争に対する怨嗟や憎しみや悲しみといった情動性が、その中で描かれている戦争というひとつの現象の巧みな描写自体によって覆い被さるように抑え込まれている。
作り手自身が自らの思いや訴えかけ、人々と共有できるはずの感情を、作品の中で自らの意志で抑制する。
そんな傾向を私はこの時代の一連の作品から何気に感じます。 

あれらの作品は、実は映画というフィクションの体裁を取ったドキュメンタリーであって、登場人物達への感情移入を避けられず涙も止まらなくなるけれど、同時にまったく乾ききった気持ちで、冷静に、事象としての戦争のありかたを俯瞰視できるところも、ひとつの特徴と言えるかもしれません。

「ネオレアリズモ」の時代からは外れ、イタリアを代表する戦争映画の監督というわけでもありませんし、どちらかというとコメディ映画が代表作になっていますが、私は個人的には深刻なテーマをユーモラスさと辛辣な皮肉で引っ張るマリオ・モニチェリ監督の作品が好きです。

特に『La grande guerra』 (邦題:戦争・はだかの兵隊) 1959年 などは戦争というもの至近距離で捉えているのに妙な思想や情動の干渉に邪魔されない傑作だと思っています。

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(内容の憶測が難しい同一作品のポスター2種)

戦争映画に反戦的思想が込められているのかどうか、そもそも戦争を表現した作品というのは戦時中のプロパガンダ作品も含めて、基本的に作り手の思想や考えを読み取ったり納得したりするためのものではなく、見る人の感じたものが作品の概念になるのだと、冷静で客観的なモニチェリの作品などを見ていると感じさせられるのです。


感情的、且つシニカルでクリティカルなイタリア人の捉える『戦争』を知りたい人には、是非見てもらいたい、そんな作品です

Mario Monicelli マリオ・モニチェリ
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by dersuebeppi | 2016-11-20 15:39

奇想天外動物本

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リスボンで調達した、「プリニウス」の資料としても最高な本
「Animalario Universal do Professor Revillod」

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作者はJavier Sáez Castánさん(古い本に見えますが刊行は2003年)
スペインの絵本なども手がけているイラストレーター兼作家の方のようですが、これはポルトガル語版
(ここに並ぶ博物学者達の肖像画の左端は我らが大プリニウス先生)

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中は縦に三つに割れていて、それぞれを捲ると突飛も無い動物に変化するという仕組み。
組み合わせによって4096種類の動物が現れます。

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動物の名前も変わるし、裏面に印字された生態や生息地も変わる。

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面白い。素晴らしきアイデア。

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いろんなことに息詰ったとき、これを捲っていると至福な心地になれるのでしたとさ
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by dersuebeppi | 2016-11-18 14:26

リスボンの小さな公園

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リスボンの家の近所にあるJaridm da Paradaという小さな公園
そこには午後になると、近所中の老若男女が集まってくる。

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子供達のはしゃぎ声、立ち話をするお母さん達、読書する若者、カードゲームに熱中する親父達

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渾然一体となった人々の開放感と幸福感が凝縮したような空気に圧倒させられる。

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裕福でもなんでも無い国だけど、人々には何かであらねばらならない虚勢も自我自己主張も無く、生活も言葉も慎ましく、ほんの小さなことで嬉しさや喜びを覚えられる

長きに渡る他国との拘わりの時間の蓄積で、様々な人種が混じり合っていることに大袈裟な意識もないし、某かの問題が発生しても敢えてそこに責任追及する事も無い。
地球ってのは所詮そんなもんだという潜在意識での強い諦観と寛容がそこはかとなく感じられる。

そんなことを感じられる場所はこの世がどれだけ広しといえども、もう滅多に無い。

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(ペソアさん家の外壁)

春になったらまた戻ろう
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by dersuebeppi | 2016-11-17 13:04
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昨夜遅くにパドヴァの自宅に帰宅
身体中が疲労の結晶体みたいになっている
やはり年なんだなあと思う
この行ったり来たりもあとどれくらい続けられるんだか……

ミュンヘン空港でのトランジット6時間、ターミナル内を朦朧と彷徨っている間に、気がついたらおもちゃ屋さんでこんな買物をしていたのだった↓

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シュライヒ製のロバ 親5.9ユーロ 子供3.9ユーロ
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同じく白鳥親子5.9ユーロ。

疲労と寒さに消耗し、優しさと温もりを欲していたゆえの衝動買いと言えましょう


お知らせ:

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『たけしのニッポンのミカタ』でイタリアの市場の話をします
放送日:2016年11月18日(金)22:00〜(テレビ東京)
「たけしのニッポンのミカタ」


ナゾの取引現場に潜入!知られざるニッポンの市場
【ゲスト】ヤマザキマリ、西畠清順 ※順不同
現代日本人の身近に起きる様々な社会現象をテーマに、“今”を捉える知的エンターテインメント番組。
アカデミックな論文から商店街の声まで幅広く取り上げ展開します!
みどころ
▼高いモノしか売らない!?奇跡のスーパー
▼神社の一角に!好事家が喜ぶ「豆」の市
▼1枚数千万!?ホテルの一室にバザール出現
▼職人が集う!百年の計で「育てる」売り物
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by dersuebeppi | 2016-11-16 18:45
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10月からの日本滞在で今回3回目の北海道

今回は私が幼少期を過ごした千歳市の図書館での講演会と、パッケージデザインを手がけた地元の菓子店「もりもと」の雪鶴の地元の新聞用広告の撮影をしてまいりました。

千歳図書館は子供の頃から本当にお世話になった施設。
神社山と称する森の中にこの図書館はあるのですが、雨上がりの日差しのと濡れた落ち葉のにおいが心地よく、なによりやはりすばらしくよい空気でございました。寒い所は苦手なのによくここで暮らせたものだと思う反面、やはりこの北海道の大自然の、身体の中を貫くような空気の美しさにはたまに触れていないとダメだなあ、と痛感した次第。
講演会の模様はこちらの記事をどうぞ。

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「もりもと」での撮影の準備は社長室で。
神棚のそばに、なにやら気になる写真が…

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下北沢のとり・みきさん主催の忘年会に提供された雪鶴を手にしたわたくしととりさんの写真ではありませんか!

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千歳なのに下北沢感漂う不思議空間。

雪鶴、お歳暮やお年始で一気にまた需要がたかまるらしいのですが、まあ、でもやっぱりこのお菓子美味しいですよ。札幌から来たスタイリストさんやメイクさんともずっとこのお菓子がいかに美味しいかを語りまくってしまいました。
皆様もどうぞごひいきに。
もりもとのサイトはこちら

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by dersuebeppi | 2016-11-15 08:06
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日伊国交樹立150周年記念展覧会もいよいよ大詰め。
私も日本で随分沢山の記念イベントに携わってまいりました。
ボッティチェリ、ポンペイの壁画、ダヴィンチ、カラヴァッジョ…そして今度はティツィアーノ。
今住んでいるのも旦那の故郷もヴェネト州、ヴェネチアはなんだかんだで縁が深いのでありました。
というわけで宜しかったら是非。来年の2月でございます。

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ヤマザキマリさん(漫画家)スペシャルトーク

開催日:2月24日(金) 14:00~15:30(開場13:30)
会場:東京都美術館 講堂(定員225名)

*聴講無料、観覧券提示(半券可)
*事前申込制(応募者多数の場合は抽選となります)
申込方法:
往復ハガキの「往信用裏面」に郵便番号・住所・名前(ふりがな)・電話番号、「返信用表面」に郵便番号・住所・名前を明記のうえ、下記までお申し込みください。1枚のハガキで最大2名の申込可。2名の場合は、それぞれの名前を必ず明記してください。
申込先:〒150-8551
東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル3F ユース・プラニング センター内
「ティツィアーノ展スペシャルトーク」係
申込締切: 2017年1月10日(火)必着

詳しくはこちら
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by dersuebeppi | 2016-11-11 21:50
国会中継が入ることになったそうです。

国会中継で私が出るはずのスタジオパークがキャンセルになるのはこれで2回目。

前回は安保法案の決議の時。
今回は…TPPの件でしょうかね。トランプのせいですね。

まあ、別に自分の出る出ないはどうでもいいんですけど、それにしてもスタジオパークに出演予定でここまで国会中継に愛された人はそんなにいないだろうな

1月に延期だそうですので、その時にまた告知させて下さい。

うちの猫の写真でも貼っておきますわ
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by dersuebeppi | 2016-11-11 18:13

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari