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「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画された“ルーブルNo.9"。

漫画家たちに、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうというこの企画には、フランスと日本の漫画家総勢16名が参加。
私の作品「美術館のパルミラ」も出展されます。

ですが開催日は日本に居ないので、昨日早速私の作品のみが設営された場所でテレビのインタビューを受けました(これは近日中のNHKおはよう日本で放送予定)。

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考えてみたら、14歳で1人で一ヶ月間欧州を旅した時の最終目的地がルーブル美術館でした。
その時は、人だかりが凄かったモナリザやミロのビーナスよりも他の作品のほうに圧倒的に関心が向いてしまったのを覚えていますが、今回私が選んだパルミラの出土品コーナーは、ルーブル美術館の中でもほんの片隅に飾られた、多くの人が多分目にとめることもない展示物かもしれません。

昨日は来日されていたルーブルの文化制作局のファブリス・ドゥアール氏からも「タイムリーなテーマを選びましたね」と言われましたが、ルーブルがコンセプトである今回の展示会ではあっても、自分の中にずっと募ってきた、嘗て暮らしたシリアと、そしてパルミラという遺跡保存に尽くした考古学者への思いを作品に託してみました。


参加アーティストは以下のような方たちです。

Nicolas de Crécy
ニコラ・ド・クレシー
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Marc-Antoine Mathieu
マルク=アントワーヌ・マチュー
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Éric Liberge
エリック・リベルジュ
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Bernar Yslaire
ベルナール・イスレール
Jean-Claude Carriere
ジャン=クロード・カリエール
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Hirohiko Araki
荒木飛呂彦
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Christian Durieux
クリスティアン・デュリユー
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David Prudhomme
ダヴィド・プリュドム
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Enki Bilal
エンキ・ビラル
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Étienne Davodeau
エティエンヌ・ダヴォドー
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Philippe Dupuy
フィリップ・デュピュイ
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Jirô Taniguchi
谷口ジロー
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Taiyo Matsumoto
松本大洋
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Daisuke Igarashi
五十嵐大介
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Shinichi Sakamoto
坂本眞一
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Katsuya Terada
寺田克也
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Mari Yamazaki
ヤマザキマリ
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“No.9”とは何かということ、こういうことらしいです。

『ルーヴルが欲しがった9番目の芸術、「漫画」。
世界最高峰の美術の殿堂「ルーヴル美術館」――1793年の開館以来、200年以上の長い歴史を持つルーヴル美術館が21世紀、「漫画」にその扉を開きました。フランス語圏には古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化があり、大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑 で技巧に富んだ作品も多く、子供から大人まで鑑賞して楽しめる側面を持っています。
そうした特徴から、フランスで漫画は「第9の芸術」とされ、近年では評論や研究の対象となっています。
「ルーヴル美術館BDプロジェクト」は、「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画されました。

プロジェクトはさらなる進化を遂げ、この度、フランスと同様、独自の漫画文化を発展させてきた日本で、展覧会が開催されることになりました。エキサイティングな演出と共に数百点に及ぶ原画や資料を一挙公開。本展のために新たに、有名日本人漫画家たちが作品を描き下ろします。ルーヴルと漫画家たちの華麗なるコラボレーションを、どうぞご堪能ください。
※フランスにおける芸術の序列。第1から8までは順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」とされる』

【日程】
2016年7月22日(金)~9月25日(日)
【会場】
森アーツセンターギャラリー

詳細はこちら
ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」

只今発売中の「MOE」(白水社)にも私のインタビューが載っております。
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素晴らしい作品ばかりなのでこの機会に是非お出かけ下さい!
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by dersuebeppi | 2016-07-17 09:06

八文字屋

京都での風呂ライブの後は、イトケンの双子の兄に連れられて(イトケンは京都がホーム)写真家・甲斐扶佐義さんのバー「八文字屋」へ。
そこに堆積している物質も空気も全て時空の澱になっているような濃い空間。

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甲斐さんとイトケン兄

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イトケンととり・みき

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しなしなの枝豆を出されるがイトケン兄に「手をつけるかどうかはあなたの勇気次第」と言われ、そのままテーブルのオブジェと化す。
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最後の一冊というシミだらけでボロボロの「辻うらあそび」。良い写真が満載で思わず三千円だけど買ってしまった…

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by dersuebeppi | 2016-07-16 19:38

京都 風呂ライブの1日

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去る7月14日、京都の梅の湯で「とりマリ」のライブが行われました。
客席(?)の皆さんとの距離も近く、アットホーム感満載で、お湯こそ張られてはいませんでしたが、終わった後は疑似風呂上がり感が。
先日亡くなられた永六輔さんへのオマージュもかねて「いい湯だな」ボサノヴァバージョンも初お披露目。
今度はお湯を張った状態でやってみたいもんだ……

当日お越し下さった皆様本当にありがとうございました。
企画して下さったベースのイトケン、相変わらず素晴らしいアコーデオンで酔わせて下さったみっちゃんもお疲れさまでございました。

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by dersuebeppi | 2016-07-16 19:28
更新されました:
ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第86回  「“熱帯雨林の昆虫”のようでも、異性は意識しない男性たち」

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記

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by dersuebeppi | 2016-07-13 10:38
7月16日、このようなタイトルで60分程おしゃべりを致します。
日伊協会のイベント内での講演となります。
イタリアにご興味に有る方は是非。

[第5回]日伊文化交流 夏のフェスタ2016のご案内

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by dersuebeppi | 2016-07-07 09:23
更新されました:
ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第85回 「テロリズムの蔓延はどこまで続くか」

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記

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by dersuebeppi | 2016-07-05 17:40
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イタリア語では「ちいさい人」ですが邦題は「ちびくろおじさん」
再版はされておりませんが、私にとっては子供の頃大好きで仕方がなかった絵本です。

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イタリアの絵本だと知ったのは大分後になってからでしたが、最初に読んだ時はこのちびくろおじさんが肩にぐるぐる巻いている、先端にタンブル・ウィードみたいなのがくっついたものの具体的な使用法の想像が付かず、もどかしい思いをしたものでした。

その後メリー・ポピンズを見てそれが煙突掃除用の用具である事を具体的に知り、それからもっと大人になってイタリアに移り住んだ後は、この道具が現役で使用されている現場を目撃して感動したことがあります。
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それはいいとして…

わたしはとにかくこの絵本の主人公ちびくろおじさんが大好きで、正直この主人公の存在が私の男性の嗜好性を決定付けてしまったのではないかと思っています。

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....確かにチューリップハットを被った“わが道を行く”的な人に惹かれてしまう傾向があるようですが、要は謙虚な仕事を一生懸命にやっている繊細で控えめな心優しい男子、っていうものにどうも弱いようです。


久々にこの絵本を読み、最後のページに学研版「世界の幼年童話」を見てみたら、ここに出ている全てを読んでいた事に気がつきました。「けんこうだいいいち」とか「たいようぼうや」「おっとあぶない」「しあわせなちょうちょう」とか大好きだったなあ… 是非また全部読み直したいものです。

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「ちびくろおじさん」の作者であるレナート・ラシェルさんは俳優であり、歌手でもありました。
彼も自身の小柄さをウリにしていた人であり、背の高い素敵な男子に生まれてきたかった願望が作品にも現れていて微笑ましいです。

(ミーナとワルター・キアリとレナート↓)


(レナートの歌↓)


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 Viva il piccoletto!
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by dersuebeppi | 2016-07-03 08:52

s**t kingzと打ち合わせ

9月の舞台の原作を手がけておりますs**t kingzブログを添付しておきます
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http://ameblo.jp/shitkingz/entry-12176123217.html#cbox
ヤマザキマリさんと打ち合わせ!

この打ち合わせで舞台の内容がどんどん具体的になってまいりました
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by dersuebeppi | 2016-07-02 07:55
私がイラストを描かせて頂いている北海道の銘菓「雪鶴」の製造元の会社にお勤めのM氏が、どういうルートでか調達したという、今から20年前に札幌でテレビリポーターをしていた時代の私が出ている幻のチーズ本。

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共和町というところでフランス系のチーズを製造している職人さんのもとで自分もチーズ作りを経験し、料理研究家でも何でも無いのにそのチーズを使った偉そうなレシピまで紹介しているというこのムック本の記事の事は殆ど私にとっては忘却の彼方にありました。

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日本へ久しぶりに帰国し、漫画では一応デビューはしていたもののそれだけでは食べて行けず、大学やら何やらでイタリア語を教えたりテレビの仕事をしたりと、あの頃はとにかく自分にやれそうなことならと、様々な職業を手がけておりましたが、この本もそれら沢山の仕事のうちのひとつ。(いろいろやっているのは今も同じですけどね)。

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チーズ作りに没頭している自分の写真を見ていたら、あの頃子育てに必死で我武者らだった自分が久々に思い出された次第です。

(今確かめてみたら、アマゾンでも古本は入手可能な模様)
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by dersuebeppi | 2016-07-01 11:15

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


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