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更新されております:

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第78回 「『きょうの料理』から『ジャングル大帝のテーマ』まで、感性が尋常じゃない冨田勲さんの思い出」

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記 第78回

(上の漫画は集英社グランド・ジャンプに不定期で掲載している“Musica Nostra"で嘗て描いた冨田氏とジョン・ウィリアムス)
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by dersuebeppi | 2016-05-19 12:45
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来る6月18日福岡西南学院大学にて斯様な講演がございます
福岡近辺にお住まいでご興味のある方、宜しかったら是非いらして下さい。
(内容は、私が子供の頃からどんな本を読んできたためにこんな大人になったのか、というような感じで難しい話はいたしません)

概要:

「テルマエ・ロマエ」などの作品で知られる漫画家のヤマザキマリさんが「ニルスから貰った力」をテーマに講演するほか、同大生と語り合います。コーディネーターは山田順・国際文化学部准教授。聴講券が必要。
 
【日時】6月18日(土)午後1時半~同3時【場所】西南学院大学チャペル(福岡市早良区)
【応募方法】はがきかファクス(03・3217・4309)で。①西南学院大学聴講希望②郵便番号、住所③氏名、年齢④職業⑤電話番号を明記し、〒100・8055(住所不要)読売新聞東京本社活字文化推進会議事務局へ。
メール(katsuji@yomiuri.com)でも可。
定員500人。
締め切りは6月6日。
応募者多数の場合は抽選。問い合わせは同事務局03・3217・4302(平日午前10時~午後5時)。
 
主催=西南学院大学、活字文化推進会議
主管=読売新聞社

 読書教養講座 詳細

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by dersuebeppi | 2016-05-19 01:30
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タイトルは " Palmyre au musée 〜美術館のパルミラ〜"
只今発売中の集英社グランド・ジャンプで掲載中です。

この漫画は今年7月22日より六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催される
ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の展示用に描き下ろした作品です。


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この展覧会はルーブル美術館が2003年より行っている「ルーヴル美術館BD(バンドデシネ)プロジェクト」の一環として開かれるもの。フランスには古くから「バンドデシネ (BD)」と称される漫画文化があり、漫画自体が「第9の芸術」と呼ばれているそうです。

プロジェクトのコンセプトは、ルーブルを題材に漫画家に好きなように作品を描いてもらう、という事で、私はルーブルにパルミラの発掘品があったことを思い出してそれをテーマにしました(といっても9割舞台はパルミラですが)

HPに私が寄せたコメント:
「私がかつて暮らしたシリアには、パルミラという古代遺跡があります。 かつてシルクロードと欧州をつなぐ交易都市として発達したこの街には、数々の貴重な遺跡が 残されていました。つい最近まで。 私はこの古代都市遺跡が大好きで、シリア滞在中には何度も足を運びましたが、今となっては 地球で一番遠い場所になってしまいました。ルーヴルの古代ギリシャ・ローマセクションの中には、 このパルミラからの素晴らしい出土品がいくつか展示されています。 今回の企画では、そのパルミラの出土品と戻れぬ国への思いというものを、ここで育った人物 の目を通じて表現してみようと思いました。 未来への平和を願いつつ」


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(この作品は2015年ISによって殺害されたパルミラの考古学者ハレル・アサド氏に捧げております)
   Khaled al-Asaad
                     
 
ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」

会期: 2016年7月22日(金)−9月25日(日) ※会期中無休
開館時間: 10:00−20:00(最終入場19:30)
会場:森アーツセンターギャラリー
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1(六本木ヒルズ森タワー52階)
(2017年春まで大阪、福岡、名古屋を巡回)


参加作家:
ニコラ・ド・クレシー
マルク=アントワーヌ・マチュー
エリック・リベルジュ
ベルナール・イスレール
荒木飛呂彦
クリスティアン・デュリユー
ダヴィド・プリュドム
エンキ・ビラル
エティエンヌ・ダヴォドー
フィリップ・デュピュイ
谷口ジロー
松本大洋
五十嵐大介
坂本眞一
寺田克也
ヤマザキマリ


ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」HP
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by dersuebeppi | 2016-05-18 01:08
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今になって考えてみれば、ツイッターというソーシャルメディアのTLは、時々イタリアの公園に集まって暇つぶしをしているおばちゃんたちの、嫁への愚痴や近所の噂話、テレビのドラマやニュースについてのおしゃべりの、あの雰囲気を彷彿とさせるものがありました。

それぞれ聞き手の注意を集めるのに一生懸命で、できるだけ声を大きくしたり、インパクトのあるセリフをはさんだり、それをその場にいる全員がやるものだから、多重音声になってしまって誰が何を言っているのかさっぱりわからなってしまう。やがて、各自の情報の断片がへんなふうに混じり合って、そこでありもしない新しい噂が発生してしまうのです。


実例)
夫の実家ではいつもあることですが、日曜日になると家に10人くらいの親戚友人が集まって、食事の場でおしゃべり大会が始まります。
ある日、私が日本のゴキブリというのはイタリアのよりもはるかに大きくて、機敏で、夏は街灯の下をぶんぶん飛んでいたりする、という話をしているところに、隣に座っていた姑がいきなり大声で「あたしなんかこんなに大きなサソリをみたもんね!」と両手で30センチくらいの間隔を作ってみせて私の話を遮りました。そのあと、話題は姑がエジプトで見た巨大サソリの話に移行、私の日本のゴキブリについての話はそこで途絶えてしまいました。

その数日後のことです。
実家の近所にある喫茶店に入ったら、そこのボーイさんに「日本って30センチくらいの巨大なサソリが電燈のしたをぶんぶん飛んでるんだってね、怖いね」と話しかけられ、愕然となりました。

私がツイッターを止めた理由は、ちょっと無責任で噂好きなそんなおばちゃんたちのおしゃべりを、どことなく思い出してしまうところにもあったかもしれません。そもそもああいうおしゃべりの場では1つの話題を深く掘り下げたり、真相を様々な観点で突き止めてみたり、なんてことをするのはふさわしくもありませんからね。

もちろん、その軽さ故に気軽に手軽な言葉の交わし合いを楽しめるところががツイッターの良さでもありますが。


ところで、私がツイッターを止めたのは、どうも過去の契約トラブルを振り返った数日前の連続ツイートが原因ではないかという噂が何気に流れているようですが、それは一切、まったく、関係ありません。
イタリアおばちゃん方式で、突然ツイッターを止めた事にどうしてもドラマチックな理由付けをしたかった気持ちはわかりますが、残念ながら違います。

補足しておきますと、今現在私が拘わりを持っている出版社数社とは円滑なやり取りをしておりますし、仕事を進めていく上では何のトラブルもありません。

なのに誰が広めたのだか、止めた後までこんな顛末を知らされるのは何ともとほほな気分です。


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写真は古代ローマに起源があると言われているカーニバル時期のお菓子"Chiacchere" (おしゃべり)
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by dersuebeppi | 2016-05-17 05:03
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ダンスチーム”s**t kingz”
次回の舞台の原作をやらせて頂きます。

タイトルはWC (Wonderful Clunker)
つまり舞台のテーマはトイレです。


ダンスのストーリーを作る…しかも『トイレ』に関わるストーリー…
これは私にとって始めての試みですが、原作の依頼を頂いた時は水回り関連なのでこれはやらなきゃ、という気持ちになってしまいました。
世界で様々なトイレに遭遇する度、この人間にとって一番無くてはならない場所が、なぜ場所よってこう捉えられた方が変わるのか、トイレとは人にとって何なのか…など、実は人間にとってのトイレのあり方に関しては地味に様々な考察をしてきております。
そんな私が考えるトイレと人間に纏わるお話を、s**t kingzが一体どんな演出にしてくれるのか、もの凄く楽しみです。

Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-
[作]ヤマザキマリ(「テルマエ・ロマエ」)
[振付・出演]s**t kingz

HPより:
s**t kingz × ヤマザキマリ × トイレ…?!
いま最も勢いのあるダンスクルー”s**t kingz(シットキングス)”の快進撃は止まらない!
2年ぶり待望の新作公演は、漫画「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリ氏による完全オリジナルの書き下ろし作品!今回の舞台は…“W.C.(トイレ)”?!
誰にも予測できない全く新しいダンスエンターテインメントの幕が上がる!!



Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-スケジュール等
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by dersuebeppi | 2016-05-16 04:31
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まあ、よく考えてみたら、ツイッターを始める前、私はこのブログに日々のありとあらゆる出来事や、考え事、そして感動したこと、とにかく言葉として表現したい全てを自由奔放に書きまくっていて、それは最終的に2冊の本に治まる程の量になりました。

ツイッターを止めた特に具体的な理由はありません。
ただなんていうか、私はやっぱりバーチャルであっても、どうも何かのグループに帰属したり、集団組織の中に混ざっているのは苦手な体質なのかもしれません。

たくさんの方々の様々なジャンルの呟きの升目の合間に、自分の呟きの升目が混ざっているのを見て、ふと「ああ、窮屈だな」と、そんな気持ちになったのに過ぎないのです。

私には結局何をやるにしても身勝手なのが一番自分の性にもあっているようです。泳ぐのもプールより海。子供の時からずっとそうだったように。

そんなわけで、また何かいろいろと思う事があったり、うちの猫の写真をアップしたい時には、こちらのブログに投稿することにします。
出版物、ネットや雑誌での記事、イベントなどの告知も全てこちらのほうで行っていきます。


ツイッターで今までフォローして下さった方でこちらのブログもご覧頂いている方、今後ともどうぞお付き合いの程宜しくお願いいたします

ヤマザキマリ

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by dersuebeppi | 2016-05-15 01:21
NHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境」:
特集2回目は奥地の無法遅滞で金を掘って一攫千金を狙う男どもガリンペイロについてだった。
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かつて読んだJ.アップダイクの「ブラジル」という小説の中で、アマゾンの奥地で金を掘る荒くれ者達の生々しい描写があって、こんな地獄のどん底みたいな人間の生き方が現実にあるんだろうかと思ったものだが、このドキュメンタリーが捉えていたのは現実どころか、それを超越して、マジックリアリスムの領域に差し掛かっているくらいの驚くべき世界だった。
想像やフィクションの力では、これほどまでに壮絶で生々しい演出は叶わないだろう。

番組の最後のあたりで、スタッフが帰る前日に、赤ん坊の時にゴミ箱に捨てられていたのを拾われたというガリンペイロの男が、一緒に食べようと捕まえてきた動物(恐らくタピールというアマゾンのバク)を捌くシーンがある。

腹を割くと中から胎児が出てきたが、男は仲間に他の臓物と一緒に『捨てろ』と指示をする。
テーブルの上に横たわる自然から寵愛をうけているかのような美しい獲物と、貪欲さのみで命を繋いでいる身も体もボロボロの男たちのコントラストも印象的だった。

視聴者の心境の安定を慮り過ぎた演出にもなっておらず、だからといって報道要素に偏り過ぎてもなく。現実がどんなフィクションよりも過酷で残酷で、そして詩的でもある、ということを痛感させられた良質のドキュメンタリー。
アマゾンという場所が舞台でもあり、月並みだけども、このガリンペイロ達を見ていてもやはりレヴィ・ストロースの「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」という言葉を必然的に思い浮かべずにはいられない。


是非オンデマンドなどで視聴してみて下さい。
ここ数年で見たドキュメンタリーの中では、私的には一番衝撃的でした。
NHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境」

こちらにディレクターが綴ったこの取材に関する記事もあります:

ガリンペイロ――黄金に憑かれた男たち 密林の中の「王国」へ 黄金に憑かれた男たち

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by dersuebeppi | 2016-05-13 19:02
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このたびリリースされたMarisa Monteの新アルバム「Coleção 」
生前のセザリア・エヴォラとのデュエットあり(ドリヴァル・カイミの名曲 É doce morrer no mar )、何度か自分達のライブでとり・みきさんとお披露目しているPaulinho da Violaとの「Calinhoso」デュエット、Velha Guarda da Portelaとの「Volta Meu Amor」あり、 デヴィッド・バーンとの「3月の水」など、これまで自身や別の人のアルバムに収録されていたものや、Youtubeでしか聞けなかった曲が纏められていて大変嬉しい。
マリーザのアルバムはやはりなんていうか、今回みたいに多様な嗜好性がミックスされているのが一番好きです。
http://www.marisamonte.com.br/pt

ところでマリーザ・モンチとは:

ブログ1
ブログ2
リスボン時代途中まで作って投げ出したマリーザ専門ブログ
Querida Marisa Monte
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by dersuebeppi | 2016-05-02 18:11

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari