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この映画では去年から既に沢山の賞を獲得しているジャン・デュジャルダンですが、やはりアカデミー賞でのスピーチとなるとそれはそれでまた思い溢れるものがあるのでしょうね。

喜びと興奮が許容範囲から溢れ出て、言葉よりも表情にそれが滲みでてしまっている感じが素敵です。



(途中で出て来るブラット・ピット夫妻や、監督のとなりに座るぺネロ―ぺ・クルスのどっしりと落ち着いた貫禄が印象的・・・)

かつて1999年にイタリアのロベルト・ベニーニが「ライフ・イズ・ビューティフル」で主演男優賞を獲得した時も、壇上のソフィア・ローレンから「ロベルト!!」と、まるで自分の親類の名前を口にしたように呼び出された彼の興奮の様にはしっかり感動しましたが。

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(ロベルトの喜び過ぎ受賞スピーチ: http://www.youtube.com/watch?v=8cTR6fk8frs)

ジャンもロベルトも立派な俳優だったり監督であったりもあるのですが、それ以前に自分達の国では大人気のコメディアン。
その井出達だけで人を笑わせるオーラを持つ人達です。

文学でも何でも私にとってはそうなんですが、どんなにシビアな内容のものでもユーモラスという巧妙なテクニックを駆使するだけで物凄い幅と奥行きと色彩が付くもんなんですよね・・・

昨日寝る前に授賞式を見てしまったせいで興奮して全然眠れなかったので、本日は眠気と格闘しながら仕事をすることにします・・・
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by dersuebeppi | 2012-02-27 23:39
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今年のアカデミー賞にノミネートされた時点で興奮してこのブログでも取り上げましたけども。
フランスのコメディアン+俳優のジャン・ドュジャルダンがジョージ・クルーニーを差し置いて主演男優賞を受賞いたしましたとさ!!!

めっちゃくちゃ嬉しいんですけど。
まさかここまで嬉しい気分になるなんて、私ったら、実はそんなにこの人の事が好きだったのね・・・

思い起こせばまずこの南仏の黄色いバカサーファーをきっかけに彼の虜になり・・・
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それからへんな007パロディー映画にはまり・・・
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なのに深い感動を観衆に齎す一級の俳優要素も彼の中にはあるわけで・・・
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多元的。
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夫も認める私のジャン・ドュジャルダン熱。

アカデミー賞自体は別にそんなに関心は無いのですけど、かつてインドの「スラムドック・ミリオネア」が作品賞を受賞した時もこのブログに興奮したまま鼻息の荒い投稿をしましたっけ・・・

今回ジャン・ドュジャルダンの主演した「アーティスト」は主演俳優賞だけでなく、最高の賞である作品賞も監督賞も作曲賞も衣装デザイン賞も取って結局5冠。

フランス映画としては史上初。

結局アメリカにおける由緒あるアワードでアメリカ以外の国の映画が受賞をするという事に、ある種の気持ちの解放感を感じると言うのもあるんだと思います。

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感無量。
執拗ですが、凄く嬉しい。
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by dersuebeppi | 2012-02-27 14:34
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大盛況だったそうです!!
舞台物に関しては世にも厳しい観衆で有名なイタリア人が爆笑の嵐だったそうで。
ああ、よかった・・・・
この映画の製作に携わった全ての方達のただならぬ力量は評価されてしかり!
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阿部さんと上戸さん、束の間のローマでこの満面の笑み!!!

あとは日本の公開日を待つのみです。ドキドキ・・・

ついでにこんな写真もアップしておきましょうかね。
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しかし、皆本当日本人なのか!?
左から、ケイオニウスの北村一輝さん(4月からのNHKイタリア語講座は彼におまかせ!)、わたくし、エキストラのTeresaさん(初めはマルクス、その後ケイオニウスにぞっこん、間に私が割り込んだ)、マルクスの勝矢さん(あったかくてでっかくて男らしいマンモス西)、そして、リー・ヴァン・クリーフさん。あ、すみません、宍戸開さん(アフリカで原住民の人と狩に行ったりしてましたね、顔も中身も国境の無い男)


テルマエ・ロマエ、
イタリア語版も2巻まで刊行中!(まもなく3巻も出る予定、Amazon itで購入できます!)
間もなくフランス語版も発売されますよ。
ついでにイタリアとフランスでも上映して頂戴!!!
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by dersuebeppi | 2012-02-26 23:20
似ていると思うんですけど・・・
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すみません、それだけです。
仕事に戻ります。
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by dersuebeppi | 2012-02-19 00:05
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2月も既に半ばに差し掛かろうとしていますね。

日本へ遠征し、テルマエの関係者用完成試写会を見てからもう一カ月も経つわけですが、こんな調子だと4月28日の公開日なんてのは「あっ!?」という間に訪れるのでありましょう。

それにしても、凄い映画が出来てしまったものです・・・

沢山の方やメディアのインタビューで必ず「なぜこの漫画を描こうと思ったのですか」という質問受けますが、理由らしきものはいろいろあります。

中東のシリアみたいな未だに何千年前の様々な文明の遺跡がふつーに残っている場所に暫く住んでいたせいもあるでしょうし、イタリアに長らく暮らしていた事も、夫がも子供の頃からの古代ローママニアだったこともあるでしょうし。
リスボンに居た頃に心を奪われたHBOのドラマ「ROME」の影響もでっかいと思います。

でも何よりもまず、今まで暮らしてきたそれらの国々の家に風呂が無かった、これが最大の理由でありましょう。
子供の頃から銭湯や温泉が大好きだった私にとって、熱い湯に満たされた公衆浴場どころか湯船に浸かれない日々を強いられるというのは、過酷この上無い事なのでありました。

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(↑日本でのロケ地だった栃木の北温泉)

そんなわけで脳内イメージとして、ある日アイロンがけをしていたら急に頭の中に沸き出した、古代ローマ人が日本の風呂に出て来るという「テルマエ・ロマエ」のイメージなんですが・・・・

この完成した実写版を見てまず何を最初に感じたかと言うと、それは
「これが、これが見たかったわけだよ、だから仕方なく漫画に描いてみるしかなかったわけだよ!!」
という感慨でありました。

原始の時代から、人は何かに強い欲求を感じると、絵にしてきました。
それを岩窟に描くのもよし。
石板に残すもよし。
フレスコ画にするもよし。
わたしは漫画という日本ならではの方式で、見てみたかった世界を描いてみた、と。

それを映画というものは、色鮮やかな実世界として表現してしまうわけです。
こんな当たり前過ぎることを、私は猛烈に興奮しながら感じ続けた、そんな試写会でございました。

いやーーーーーーー
すっごい出来栄え!!!!
何でこんなに見事に、いにしえの、2000年も昔の古代ローマ世界を再現できてしまうのでありましょうか!?
ローマのチネチッタのセットはまあ、何百億円掛ったHBOのドラマのお陰で凄い事はもともと周知でしたが、その後美術スタッフが日本で再現したローマ世界の完成度の驚くべき高さ・・・

やっぱ日本人って徹底的な職人気質の一筋縄じゃない器用民族なんだなあ~と痛感しました。

あともう、キャストの方々の素晴しさったら・・・・

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全員素晴しい。
濃い顔のローマ人も平たい顔も全員。
余すところなく。
平たい顔に関しては、よくぞあんな漫画と同じお爺ちゃん達を集められたものだと感心してしまいます・・・
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(こちらは平たくない平たい顔族↑)

そして何よりも上戸彩さんの存在がデカいです。
彼女の可憐さが備わってくれていなかったら、男の裸とじじむささと加齢臭に満ち満ちたこの映画は一体どういうことになっていたのでありましょうか。
いや、それもそれなりにいいでしょう、加齢臭男裸祭り映画。ただ、そこに別のテイストが加わることにより、更にその強烈さが強調されるのです。
ヒロインってのは実はとても大事なのだと言う事を思い知りました。

へんな例えですが、よくアラレで煮干しやアラレや昆布みたいなのが混然一体となって一つのパッケージに入っているのがあるじゃないですか。
あれって、しょっぱさや甘辛さやダシや、いろんな味覚を触発されてなかなか止められませんよね。
そんな感じですよ。
ただアラレばっかり食べているともっと別の味を欲してしまう。
テルマエでの上戸さんは当然甘味担当なのだけど、敷居の高い高級スイーツというよりも、日本人なら誰でも欲する懐かしく優しい甘さ・・・・こたつの上なんかに乗っている器に入ったおばあちゃんのお菓子の甘さ、的な感じ?
ほっ・・・とする甘さっていうか・・・ああ、これこれ、この甘さ!って感じの。そんなイメージです(無茶苦茶な表現ですみません)

可愛らしくて、セクシーで、しかもかなり変人(青年誌系マッチョ漫画家を目指すショールーム務めのマミちゃん)。
彼女のあの雰囲気じゃないと、ちょっと出来なかった役どころかもしれません。


ちなみに何度も言っていることですが、映画とテルマエ・ロマエⅣ巻の内容やキャストは全く関係ありません。 (まだあの4巻の急展開にそう思い込まれている読者の方たちが随分大勢いるみたいなんで)

まあ、そんなわけで、公開日まであと2カ月ちょっと。
監督もプロデューサーも制作に携わった全てのスタッフの方も本当に御苦労さまでした。
私の中に突如沸いた無茶苦茶な脳内イメージを、あんなにリアルに再現して頂いて、感激この上ありません。

それでは皆様、こうご期待!

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by dersuebeppi | 2012-02-12 12:31

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