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 テルマエ・ロマエのⅠ巻が刊行されたのが、去年の11月26日、「良い風呂の日」でした。
 素っ裸の石造をモチーフにした表紙のあの本、本屋で「なにこれ!?」と弾き飛ばされたらどうしようと物凄い不安が募っていたのを思い出します。でも奥村編集長の「とりあえず俺とあんたがおもしろければいいんだって!!」という言葉にしがみついて、頑張って一年なんとか乗り越えてきましたが・・・早いですね一年。
 私にとっては人生で最もワケのわからんかった一年でした。あれから突然テルマエが定期連載になり、表紙になり、マンガ大賞と手塚治虫文化賞の短編賞を頂いたり、テレビとかに何度も出たり、インタビューをしたり、イタリアで旅行会社がコラボでポンペイツアー企画したり、ゲームになったり、・・・と、本当にどれだけの事が展開されたことか。
そしてそれは今もなお続行中なんでございますよ・・・

 前もブログで取り上げましたが、箱根のユネッサンで展開中の「テルマエ・ロマエ風呂」。
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 ローマ式の浴槽の中でテルマエ・ロマエの一話目を読めるようになっているそうですが、ローマ浴槽の中でローマ風呂マンガを読む、一体どんな感覚になるもんなのか自分でも体験してみたいところです。だって今、世界中探したってローマ風の浴槽をわざわざマネして新しく設置しているのなんて、日本の温泉地くらいですよ。笑ってしまいますよ、ほんと。そりゃ海外でもローマ時代から続いている温泉やら、こじゃれたスパリゾートなんかでローマっぽくしてるのありますけどね、水着きてなきゃダメだし。日本の温泉や公衆浴場は欧米人にとっての「療養」的な意味合いだけに限定されてませんからね。その辺の感覚は悪いけどやっぱり日本人がいちばんローマ人と近かったのではないかと私は胸を張りたい。
 この箱根ユネッサンのテルマエ・ロマエ風呂は12月31日までだそうです!! 行けそうな地域に居る方は是非私のかわりにローマ風呂に浸かってきてください。
 こちら「旅の発見」のプランをお申込みいただくと、なんと非売品のお土産もついてくるそうです! 私はこの入浴剤ってのを送って頂きまして、シカゴの狭くて浅い浴槽にこの入浴剤を入れたお湯を張り、すっかり体温以下になるまで意固地で浸かりました。
 箱根…行きたいなあ…シカゴは今日はマイナス7度です…箱根…


 それと、最近私、コミックゼノンという雑誌で北条司先生作品のトリビュートやらせていただきまして、お題は「古代ローマ風キャッツ♡アイ」。ポンペイの壁画風に来生姉妹を描いてみまして、それが吉祥寺にございます「カフェ・ゼノン」で展示されております。
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 キャッツ♡アイは、私がイタリアで画学生をしていた時にアニメが絶賛放映中でしておりまして(イタリア語でOcchi di Gatto, 私、主題歌も歌えますよ、未だに)何だか毎回見てしまっておりました・・・ この三姉妹のセクシーさがイタリア男性陣の嗜好のドツボだったらしくて大人気だったんでございますのよ。当時チビッコだったわたくしの夫も「将来はこんな女性と付き合いたい」とキャッツ♡アイを見ながらワクワクドキドキしていたそうです(それがこんな嫁を貰うことになるだなんてね・・・申し訳ないわね)。
 夫にポンペイ壁画のトリビュートを見せたら「・・・こんなマニアックなの、誰にもわかりゃしないよ・・・」って冷たく笑われました。でもあの三姉妹はギリシャ・ローマで言うならば完璧な三美神。これを古代壁画風にアレンジしなくてどうするのでしょうか。コミックゼノン、創刊2号ただいま発売中でございます。付録の冊子にも他の大先生たちと一緒にポンペイキャッツを載せて頂いておりますので、是非ご覧ください。

というわけで、未だにテルマエがらみでいろんなことやらせて頂いております。
単に自分が風呂ナシの生活に辛さを極めていた結果出来た欲求不満疑似体験作品だったのに・・・
こんなにたくさんの方に読んで頂けて、こんなにしていただいて本当に感無量です。
来年春には3巻が発行予定です。
引き続き、みなさまどうぞご贔屓に・・・
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by dersuebeppi | 2010-11-26 22:30
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昨夜、風呂に入ろうと思ってバスタブに湯を張って、ちょうど良き湯量になったところで蛇口を閉めようとしたんですが、どんなに閉めてもお湯の排出が止まりません。止まらないどころか熱湯がじゃんじゃん出てきて、凄い状態に。普段は別に何が起きてもあまり動じない私も、昨日ばかりは映画「タワーリング・インフェルノ」を思い出して大パニックになってしまいました。
結局夜中だったにもかかわらず点検の人が見に来てくれたのですが(とりあえずお湯は止めてくれました)、直すにはこの60階あるビルの水道を全て止めねばならぬとのこと。今日これからその作業に来るそうです。
60階建てでも築20年強・・・いろいろありますわ。

ところで・・・
親友に漫画家の三宅乱丈というのがいるのですが。
彼女とはまだお互いが漫画家として軌道に乗る前に知り合いました。
私は当時イタリア文化関係の仕事をしておったのですが、三宅さんの従妹がその職場にいらしたわけです。
私はイタリアから帰って来たばっかりで、乳飲み子を抱えて大変あたふたしていた時期だったのですが、帰国後一番最初に出来たお友達がこのふたりなのでした。

私もぼちぼち、当時講談社から出ていたMIMIという雑誌にフィレンツェのルポ漫画かなんかを細々載せていましたが、漫画家としてはまだ殆ど何のキャリアも無い状態。
方や三宅さんはいろんな雑誌に投稿しては入賞する、という繰り返しの状況が続いていたようですが、まだデビューはされておらず、スーパーでビールの試飲とかのバイトをしていた記憶があります。

そんな彼女と今同じ雑誌で連載を持てているこの不思議さ・・・この運命の素晴らしさ。
テルマエ・ロマエを連載しているコミック・ビームとは勿論既に「イムリ」を連載されていた三宅さんのお誘いでテルマエの1話を見ていただくことからお付き合いが始まったのですが、人生いろいろと面白いもんです。
(ちなみに彼女がうちの息子に買い与えたレゴの総額だけで凄い事になってると思われますが、6歳の時のお誕生日プレゼントはエイリアンのフィギュアでした)

で、彼女とはよく国内外旅行をしたりもするんですが、去年の春に東北へ車で温泉巡りに出かけたときに、旅先(後生掛温泉)から一枚の絵手紙をビーム編集部に送ったのでありました。

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そしてその絵手紙がなんと今一枚のTシャツになってしまったのでした。

これは友情の証として一生大切にしておきたいTシャツでございます・・・
こちらで購入できます!!
みなさまも今コミック・ビームれ連載中の三宅乱丈作「イムリ」、昨年は文化庁メディア芸術祭の漫画部門で優秀賞も取っている作品で頗る面白さですから、もう、是非読んでみてください!!
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ちなみに私と彼女が出会った後に連載の始まった「ぶっせん」(仏教専門学校)

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これは私も細かい着物の柄なんかも手伝ったりしていろいろと懐かしい作品ですが、腹の底から笑いたい、という方には絶対お勧めです。私はフランダースの犬の最終回を見た直後でも、この「ぶっせん」で腹の底から大笑いできてしまいます。
あと笑いエキスを供給してもらえるのに「まちこ船」ってのもあります。
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これはもう、何時も机のそばに置いていて、行き詰まりそうになったらすぐに読みます。この人の笑いのセンスは本当に異常です。半端じゃないです。

Tシャツの宣伝をしながら三宅さんの宣伝もしてしまいました。
でもほんと、テルマエでも少しは笑えたわ☆というあなたには今上記で紹介しました2作品は確実にくると思いますので、ぜひ読んでみてください!! イムリもよろしく!!
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by dersuebeppi | 2010-11-22 22:26

今日の昼飯
Finocchio(フェンネル)のパルメザンチーズグラタン
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ただこのフェンネルを茹でてオリーブオイルを掛け、塩・こしょうに上から結構大量のパルメザンチーズを掛けてオーブンで焼いただけのもの・・・・

単純だけど美味いですよ。
フェンネルさえ美味ければ美味い料理ってことですわ。
以外に向かいのスーパーにある野菜のクオリティーは高くて、野菜系のものなら何作っても結構美味く仕上がります。

それから本日のベレンちゃん。
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そばに居てくれると仕事の疲れは吹っ飛ぶんだけど、ただ・・・居場所が・・・
でも可愛いからどけられない。
我慢してこの状態でペン入れ。
腕の筋肉が鍛えられます。
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それからあとこれもアップしておこう。
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9月のイタリア取材で奥村編集著と懸命に探して見つけ出した古代ローマ時代の入浴アイテム「ストリジル」のレプリカ。青銅製のかなり気合入ったやつです。
ブログを読んで下さっている方でこれと同じ形状のものをギリシャで入手されたとありましたが、どこで製造しているのでしょうか。Made in Chinaって表記は無いのでヨーロッパではいかとは思うのですが・・・
でもこんな需要の無さ気な物を地道に作っている職人も、そして売る店もエライなあと思います。
ちなみにこの店では他にローマ時代の筆記具である蝋板(tabulæ)のレプリカも発見。
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私や奥村さん以外にどんな観光客がこんなものを売っている店に興味を持つのでありましょう・・・と思ったけどローママニアってのは世界中に結構いるんですよね。うちの旦那とか。
お値段はこのストリジルが2万円くらいだったかな・・・結構高いっす。でもストリジル2本(一本は奥村さんに献上)と油を入れる壺がついて、どっしりと思いです。しかもサイズもでかいです。まあそんなもんだろう・・・手作りだと思うと決して高くもない。
青銅製ですからね、なんてったって。


カメラがあるとブログも何かとアップしたくなるってもんですな。
例え締め切りが目白押しであっても。
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by dersuebeppi | 2010-11-17 09:31
古代ローマの辺境で「Shintoの神社」を探してさまよい歩く日本人の団体さんにお会いしたそうだ。
良い夢見てるじゃないの、旦那。
というか、寝ている間彼の脳はローマ人化しているのね・・・
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↑イタリア・ポッツォーリのそばにある大涌谷ないし地獄谷Solfatara
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by dersuebeppi | 2010-11-12 22:16
おしゅうとめさまが2週間の滞在を終えてイタリアへ帰られてからもうしばらく経つというのに、なんだか仕事のペースなどが未だ元に戻らず。
間もなく年末だというのに・・・いろいろと大変でございます。

今日は寝違えで首が回りませんし、でもいろいろと締め切りが行列して待ってますし。
自分を働かせるって冷静に考えると結構大変なことざます。子供の教育よりも大変だと思います。
本当ならどんなに昼まで布団の中でダラダラして、買ってあるのに読めていない漫画を読み耽って、スナック菓子を摘まみながら日がな一日過ごさせてあげたいと思うのに。
「今日くらい怠けさせてください」という自分の心の甘い訴えかけを無視してオニマネージャーのようにそれを振り払うこの辛さ、難しさ・・
早い話がまあ、だらだらしたいんですよ、だらだら。
しゅうとめさま疲れからもすっきり解放されたいんですよ、わたくし。

まあいいですわ、
明日の夜は在シカゴブラジル領事館の領事(小説家)と奥様(画家)とお食事会です。
せめて楽しんできます。
でも旦那曰く「領事の奥さんってお母さんの雰囲気に似てるんだよね…お喋りで、旦那を尻に敷いてて・・・」
あ。そう。
いいよ、もう免疫がっつりついてるから。
っていうか、あんたのかあさん上回る人なんてきっとそんなに居ないから。

そんな流れで今年の年末は家族ともどもリオで過ごしてきます(仕事持参)。
私にとっては完全なエネルギーチャージ滞在です。

あと、近況と言えば・・・ネパール滞在中のサイバラさんからメールを頂きました。素敵なご家族の写真付きで。
しかし彼女の行動力も半端無いですね。

それと・・・
11/14(日)11時から東京ビッグサイト西1・2ホールで開催のコミティア94にて、私も混ぜてもらっています物凄いプロ集団同人誌『赤い牙8』が発売されます。
表紙はわたくしが描いた犬神様です。(テーマは擬人化)
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参加している作家様達は:安倍吉俊 上野顕太郎 小田扉 オノ・ナツメ カサハラタクゾー カサハラテツロー さそうあきら 鈴菌カリオ 清田聡 古屋兎丸 槇小夜伽 松田洋子 真鍋昌平 三宅乱丈 安田弘之 山田参助 ユカリンコフという錚々たる顔ぶれでございます。あたくしも短いですけど2話乗っけてます。

思えばテルマエ・ロマエもこの同人誌がきっかけで生まれた作品なんですよね。恐れ多いです。

それと・・・
アマゾンで100ドルで買ったデジカメの性能が素晴らしく良いので写真もこれから頻繁にアップできます。
朝5時に起きると毎朝こんな朝焼けが窓から望めます。
ミシガン湖の水平線に上る太陽。真っ赤に燃えてます。
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朝ってさわやかなのに凄い威圧感。いやだわ・・・
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by dersuebeppi | 2010-11-12 21:27