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松田画伯と清田聡さん滞在中、はっきり言ってうちの猫にとっては「オレ様祭り」状態だったのではないでしょうか。

かつでエジプト人は猫のために隣街と戦争すらしたそうですけどね、なるほどね、こうやって人間の正常な脳をどんどんダメにしていくわけか・・・

子供がPCを使っているときは画面の前に座り、
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私の原稿の上に座り、
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そして置き土産漫画を描いている松田さんの上に座る。
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それでもその場をどきなさい、とは誰からも言われない。

この家の人間すべての視点がこのオレ様に向けられていなければならないわけです。
オレが世界の中心なんですよ、とにかく。

可愛がられすぎて、2人が帰った今はすっかり傲慢な、謙虚さのけの字もない猫になってしまいました・・・・

それでも許される。

猫ってほんとにどうよ!?
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by dersuebeppi | 2008-09-30 07:16
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置き土産としてこんなにステキな漫画を書き残して行って下さいました・・・

松田洋子さんのうちの猫ゴルムへの惚れっぷりは相当のものだったようで、一緒に暮らすわたくしにさえ描写できないゴルムの雰囲気をこの漫画では確実に、そして忠実に捕らえております。
さっすが、すばらしい!

日本ではお忙しい毎日を送られる漫画家のお二人ですが、2008年で初めてペンを握らなかったのが今回のリスボン旅行期間だったそうです。
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にもかかわらず締め切り漫画と格闘するわたくしを慈悲深く手伝ってくださったり、シカゴの夫のためにもこんなの描いてもらったり(うちの夫は戦車好き)、せっかくこんな遠くにまで来たのにふたりは結局漫画を描き続ける羽目になりました。すみません、でもありがとう。

ちなみにこの松田さんと清田さんはプロ集団同人誌、「赤い牙」の編集もなさってまして、私も5,6,7号に古代ローマやシリアをテーマにした漫画載せてます。
ご興味のある方は、こちらで入手できますので是非お読みくださいませ。
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by dersuebeppi | 2008-09-25 16:27
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原稿の締め切りだの来年の渡米の準備に伴ういろいろと面倒な問題の処理など、リスボンのさわやかな青空に反比例した生活が続いております・・・
はあ、疲れた。

そんな日々の最近のできごと。

日本から持ってきた、特大キャベツスライサー。
これを手にしたとき、うわあ、もし間違って自分の指も一緒にスライスしてしまったら相当痛いだろうなあ、と条件反射的にシュミレーションしたわたくしでした。

えっと、今日で事故後4日目になりますね。
ベッピがシカゴに帰る前の日だったかしら。

アメリカでダンキンドーナッツしか食ってない彼にとりあえずトンカツでもたらふく食べてってもらおうと思い立ち、早速キャベツのスライスをこのギロチン型の便利器具で作り始めたわたくし。

あまりにも細い美しい千切りがいともかんたんに出来るを見て、何やらそこにちょっとした開放感のような、悦楽のような、なんとも言えぬ心地よさを感じてしまい、つい必要以上にスライス続行。
たくさん作っておけば、まあ後でも食べられるしね!なんて思いながら。

うわあ、便利だわあ~、人間の知恵ってたいしたものだわあ~、と便利品としては到底新しいとは言いがたいこのスライサーのしゅっしゅっという感覚に酔いしれていると、突如妙な感覚が指先に。

そう、今まで空気に触れたことの無い肉がはじめて外気に接して産声を上げたような・・・(むちゃくちゃな形容だ)

一瞬何が起こったのかわからなかったのですが、よく見ると右手のキャベツを持っていた右手薬指の先端が平べったくなっています。指の先端って丸いじゃないですか、あれが台形になっていたわけです。

一応このスライサーにはスライスする野菜に当てるプラスチックが付いていて、指の事故は避けられるようになっているのですが、私はいつものことですが、そんな道具のことなど無視してスライスしてたんですね。だめですよね、ほんと。

指が切れた程度なら、まあいづれくっつくだろう、って思えるのですけど、今回のこの傷口に関してはさすがの私の脳みそもなかなか「まあいづれくっつくから」という楽観的な思い込みを消化できず、そのうち情報処理能力が狂ってきてそんな思い込みはたちまち吐き気と眩暈にとって変わられました。
噴出する血の量もちょっと今までになかったかんじ。
どんなにティッシュをあてても真っ赤になります。
「指をつめるってのはこういう感じなのかしら!?」などという思いが頭に浮かびます。

でも、これをベッピに見せたらまた私のそそっかしさを非難されるんだ、と思ってひたすら自分ひとりのちからで何とかしようとするものの、やはり黙っていられなくなって「指切っちゃった」と告白。

見せてみろといわれて恐る恐る傷口を見せると、瞬時に「うわっ、これ病院だよ、病院!!」という案の定の対応。

まあ、それからは・・・

救急病院ってほどでもなかろうと旦那を説得し、しかし近所の病院へ行ったら2時間も待たされ、血もすっかり止まったところでやっと診察。「まあ、いづれ新しい皮膚が出てくるからそれまでの辛抱ね」と一応応急処置をされて帰ってきました。今はもう、痛みもだいぶ和らぎましたが。

右手のペンを持たない薬指でも怪我をするとなんかこう筆圧がうまく分散されず、なかなか絵が書きにくくなるということを実感。締め切り前のこんなときに・・・・
すべてはトンカツを作ろうと思い立ったせいだ・・・

スライサーですが、せっかく持ってきたのでまだ使おうとは思いますけど、でもほんっとになんっていうか、まあ、便利なもの、車もそうですけど、危険と隣り合わせな代物が多いですよね。そそっかしいひとは特にね。
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by dersuebeppi | 2008-09-16 16:55

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今回を逃したらまたいつチャンスがあるか分からない、夫の実家に滞在中そう思い立って急遽ローマとその近郊2泊3日の旅に行ってきたのですが、今回のテーマは春休みに訪れた南部スペインのイタリカという、古代ローマ五大賢帝のひとりハドリアヌスの生まれ故郷を発端とする、彼の人生の道筋を更に辿ること。

場所はローマから車で20分ほど離れた場所にあるTivoliという小地方都市の近郊にあります。

気温35度の炎天下、北イタリアのバッサーノから車を5時間半かっとばして、そのままの足で別荘跡地へ。

ここはハドリアヌス帝が旅で魅了された風景を再現しようとして作ったのがこの別荘ということなのですが、やはりそれまでの既存の古代ローマ建築のステレオタイプなコンセプトからは大きく違いが見られる、独創的皇帝の嗜好があちらこちらに伺えて、たとえ熱射病になりそうなリスクを背負いながらであっても見ていてわくわくします。

暑くて疲れてキレ気味になっていた息子も、私と夫の興奮気味な様子を見てて完全にあきらめたのか、途中からはもうすっかり黙って後を付いて歩いてきました。
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まあ、何に一番驚いたかっていうと、別荘だって聞いてたからある程度の広さのお屋敷跡地を想像してたのですが、ここはもうひとつの立派な都市ですね。
こきたない際限模型があったのですが、これを見て頂いただけでも雰囲気がお分かりになるのでは。
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あと、ここは偏屈ハドリアヌスがひとりきりになりたい時のために作った、自分用の空間なんだそうですが(小さな住居空間)、水に囲まれています。自分がそこへ渡るときだけ橋を渡すのだそうです。

この別荘がいかにゴージャスをきわめていたのものなのかは、未だにあちらこちらに見られる床のモザイクやタイルや大理石だけからでも十分伺いしれます・・・・1800年以上も前のものだとは思いがたいデザインです。
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ハドリアヌスは風呂好き皇帝としても有名でしたが、この敷地内にも3つの浴場がこざいました。
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っていうか、このスケールのでかさ・・・これ全体がひとつの浴場。
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でもって、今も剥がれずに残っていた風呂の壁や天井を覆っていた漆喰装飾。なにこれ・・・
これを再現するとハリウッドスターのお屋敷も顔負けな浴場になることでしょう。
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暑さで立ちくらみを感じながらも、息子の着ている古代ローマに対して劇的にミスマッチな「映画20世紀少年、8月30日、終わりが始まる!」の背中のロゴを視界の端のかすめつつ、精神力だけを頼りに進んでゆきます。
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するとやがて美しい彫像(とくに男性のね☆)が配置されたこのステキな池に到達します。
これはエジプトのナイルを想定したものらしいです。ナイル川といえば、ハドリアヌスはここで大事な愛人であるギリシャ青年のアンティノウスを失っているのですね。彼にとっては忘れがたい場所のひとつでもあるわけです。
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この池を見ながらハドリアヌスは晩餐をしていたのだそうですが、皆さんもご存知のとおり、ローマ人ってのは寝そべって食事をとりますね? なんと石でつくられたその寝そべりベッドがのこっているざます。半円形になっていて、中心にハドリアヌス、そして位のグレードによってどんどん下のほうまでお客やらなにやらがずらーっとここに横たわり、目の前に広がる美しい景観を見ながらごはんをいただいていたんざます。
(後ろの小部屋で食べたものを鳥の羽で喉の奥を刺激して吐き出し、そしてまたじゃんじゃんご飯をいただくという、食=食欲、ではなく食=味覚な食べ方も有名ですね)
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すごいですね・・・
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ハドリアヌスからはちょうどこんな景観が見えていたのですね・・・(手前のは天井の塊が落ちたものなので、これは無かったってことで)
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当時の道路も残っていたざます。

そんなわけで35度の炎天下の中、熱中症にもならずにホテルへ無事到達した私たちですが、その後は全員死んだように身動きできなくなったのでありました。
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by dersuebeppi | 2008-09-12 06:41


慌しさに身も心もゆだねて過ごしていたら、ぜんぜん仕事ができないまま時間が流れていた、という実につらい現状と直面し、数日間でそれをどう処理しようかと今途方に暮れている最中です。

日本から帰ってきて、すぐにイタリア行って、夫の実家でまた怒涛な日々を数日すごして、それからローマ方面にどうしても取材に行きたくなって行って。
日本でもイタリアでも決してステキなバカンスをしていたわけじゃないのに、怠けて過ごしていたかのような、この仕事のたまりっぷり・・・
しかもシカゴから旦那が一時帰国しているのはいいものの、「アメリカでは毎日ダンキンドーナッツしか喰ってないので、何か美味いものを」とかリクエストされ、疲れているからだに鞭打って手料理を作ったり。
ああ、夫ってこういうとき面倒くさいもんだ。ダンキンドーナッツで十分じゃないか!と、内心ヤケクソ気味なわたくし。

夏休みをしたつもりなど全くないのに、夏休みは終わった様子です・・・

あ、でもローマは死に物狂いで歩き回ったおかげでなかなか良いものたくさん見れました。今までも何度と無く訪れた街ですが、やはり見たいものが具体的にあるのと無いのとでは滞在の密度も変わってくるものですね。
それについてはまた後日。




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by dersuebeppi | 2008-09-09 06:24

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