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どうせだから、もっと紹介しようと思います・・・
動物カードに費やした自分の苦労がここにアップすることで報いられるような気分がします。

それにしても、本当に思い入れて描いてるカードは自分で言うのもなんですが、急いで描いたわりには結構いい線行ってる気がするんですよね。

たとえばこれ。
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この名前をかのカードゲームからもろパクッたカブトムシなんて、ちょっと関節の下の微妙な盛り上がり具合が上手くできてるじゃありませんか・・・ 飴色の光沢もいい感じだわ・・・

でもって、このらくだの「ラクボー」も、中東に暮らしていた経験が背景の黄土に染み入ってて、とってもエキゾチック☆
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そうかと思えばこのアラスカ生まれの熊の「クマゴロー」の体躯もなかなか。
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で、これ・・・
イリオモテ。
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怖い。
子供にもこれは「怖いからいらない」と拒絶されました。

ざっと見て、集中力を注いで描いた雰囲気のカードは以上。

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レオ兄弟。
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トラのトラー。
こんなネーミング付けられても嬉しそうにカードを眺めていた息子が不憫になってきた。

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ゴマ・ベビー。
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ゴリラのリラちゃん。
メスだったとはね!

珍しい動物も発見しました。
ウォンバット。
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名前は「ウォンさま」。
韓流っぽいですね。

しめくくりはうちの猫、ゴルム。
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左下は生息地なんですが、リスボンになってます。
うちの飼い猫が一番ガサツな仕上がりになってます。ハートでガサツさをカバーしようとしている狡い手段がまた安っぽいイメージに一役買ってますね。

以上、ヤマザキ製作自家製動物カードでした・・・
もし増えるようなことがあったらまたご紹介します。(・・・もうないと思うけど)
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日本から届いた小田扉の「団地ともお」を読んでいたら、登場人物達が自分で作った手製のカードで遊ぶというエピソードがでていました。
たぶんこれ、一時期子供らの間で激流行していた「ムシキング」がモチーフになってるんだろうと思うんですけど、このカード、一枚100円もするそれはそれはにくったらしいシロモノで、ともおみたいに大したお小遣いももらえてない子供は愚か、親にとっても子供がこれに没頭してくれるのはあんまりありがたいことじゃなかったんじゃないかと思われます。

だって、バトルするのに、何十枚とか必要だったりするわけですよ!?
紙に何千円も払わねばなんないんですよ!?

わたくしに関しては、ムシカードだけじゃなくて、あの、中に何入ってんだか買ってみるまで中の見えないいろんなカード、あれも「勘弁してや・・・」な代物で、息子にはなるべく早く興味を失ってくれまいかと切願してるくらいです(現在進行形)。

もう数年前のことになりますが、ポルトガルに引っ越してきて間もなく、日本のお友達と離れてしまった息子は一緒にカードをしてくれる相手がおらず、いつも私に「やろうよやろうよねええ~」と執拗に要求し続けていました。
でも、ぱっと見た目、これらのカードってルールが複雑で、あたまの悪いおばさんにはさっぱり意味が理解できません。

「よし、わかった。ママがもっとすっごいカード作ってやろうじゃないか。それでだったら遊んでもいいよ」

うっかり口走ってしまったその一言で盛り上がる息子。

そこから毎日のように悪夢の「カード作り」の日々が開始されたのでした。

ともおを読んで急にそれを思い出し、今息子に持ってきてもらったんですが、これ、今見るとなかなか凄いカードです。

私のやる気がある日とない日で作られたカードの完成度の格差には目を見張る著しさがあります。

やる気のあった日のカード、例えばこのイルカシリーズなんて「おお、なかなかキレイだ」と自分で感心するほどの感性度ですが・・・
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いきなりこういう甲冑着せられたのがでてきたりします。
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あとルールは息子が作ったので、私は結局あんまり意味がわからんままです。
ちなみにこの辺なんか、もう投げやりもいいとこです。
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動物の選択が際どいっていうか、ハコエビなんて誰が知っとるんか!?って感じです。

このカブトガニの衝突も発想が普通じゃないですね。
あ、カブトガニしゃなくて「カブガニ」か。
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ちなみにあたくしの切り札カードがこれ。
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「パンポリン」
ネーミングの適当さも際立ってます。

この象なんかも、これ、疲れてる時に描いたんだなあ~と思いますが、耳は人間なんっすよ。牙もへんだし。
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カード総数全部で55枚、なんの稼ぎにもなりゃしないのにこんなに熱心に自家製カードを作ったかつての自分に感動を覚えるわたくしでありました。
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昨日の単行本刊行に引き続きまして、本日発売の「コミックビーム」という青年漫画誌に
「THERMAE ROMAE」(テルマエ・ロマエ ローマ風呂)という読みきりを載せていただいております。

夏に届けた原稿ですが、やっと掲載が決まって私的にはひっじょーに嬉しい次第です。

だって、初の青年誌(読者対象がジェンダー無用系雑誌というか)・・・
自分のマニアックな部分を思う存分晒し出せた漫画だし。
絵柄も・・・多分これが本当の私流。
少女漫画やギャグエッセイはそれなりにかわいらしくなるよう意識してますけどね、多分何も意識しないで漫画や絵を描いたらこういうタッチになると思います。

目尻や眉間の皺とか膨れ上がった鼻の穴とかヒゲの剃り残しとか、そういうのをバンバン描きたいのよ!

内容は、古代ローマ人がタイムワープして1970年代の浅草の銭湯の湯船から出現するというアホなストーリーですが、描いてる私もかなり楽しめて描けた作品です。
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風呂文化ってのは世界のいろんな地域に見受けられるものですが、「湯に浸かって交流する」っていう見解でいくと徹底的なのは日本人と古代ローマ人ですからね。この共通項は見逃せなかったわけです。

これをきっかけにもっと沢山ローマをテーマにした漫画が描けたら本望でございます。
よろしかったらどうぞご覧になってください~

こちらがビームの2月号表紙ざます。
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by dersuebeppi | 2008-01-12 03:08
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本日発売の単行本です。
この漫画についてはブログでも何度か取り上げておりますが・・・

カバー用イラストは自分的には描きこみ過ぎた感じがしてたんですが、デザイナーさんのテクニックでこんなステキな仕上がりになってます。すばらしい!!
バックの升目は昔のノートっぽいし、写真の周辺のイチゴやハートのシールもツボです。
昭和臭が漂ってまいります。

でもこの画像はアマゾンで入手したものでございまして、私が実際この単行本を手に取るのはいつになることやら・・・・

ですので、皆様もし書店でお見かけしたら是非立ち読みをっ!!

・・・・と言いたいところですが、カバー掛かっててムリですね。


それにしても私はなぜこんなに小学校時代の記憶を鮮明に思い出せるのか不思議です。最近の事なら簡単に忘れてしまうのに。
それくらいインパクトの強い出来事が沢山あったってことでしょうか。

確かにあの時代は人間も今よりはるかに人情深くて人間らしかったし、子供もじゃんじゃん外に出て遊んでたし、好きなものなんかあんまり買ってもらえなかったし、貧しい家もたくさんあったし、ドリフのギャグで大笑いできたし・・・
今では稀有な事ばかりです。

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リスボンというノスタルジックさ満載の街に住んでるお陰で描けた漫画とも言えるかもしれませんが、多分自分でも絶対に忘れ去りたくない良き時代の思い出を刻印したかった、というのがこの漫画を描く一番の理由だったかもしれません。

読んでいただけたら嬉しいです。
(オマケページもオススメでございます)
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by dersuebeppi | 2008-01-11 06:14
アップが遅くなってしまいましたが、皆様明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

私は例年通り北イタリアの夫の実家で年末年始を過ごし、2日にリスボンへ戻って参りました。

今年はいつにもまして・・・疲れてます。はい。
疲労が全身の筋肉の中に凝り固まってて、一旦停止するともう動けません。飯炊きも掃除もやる気ゼロ・・・ってくらいでございます。

イタリアの家で私がせっせと蓄えてあったなけなしの体力が全てバキュームされ尽くした、と言うのが適切な表現になりますでしょうか。
でもって、今回は日本から母がお友達3人引き連れてきたこともあり、そちらとこちらとでもってあたくしの処理せねばならぬ仕事が全部ミックス。
母も「あんたよくやってるね・・・」と絶句するほど、やはりこの実家のハードさは半端じゃないらしいです。いつも客観的になれずに「こんなもんだろう・・・」と思ってヨメの義務を果たしているつもりだったのですが、母のその一言でとても不条理なものを感じてしまいました。
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他の人達が楽しい冬休みを満喫している間、私はまず潰した豚の腸詰作りに明け暮れ、一時間置きのストーブへの薪くべ、でもって掃除に洗濯で気が付けばもう夜、へとへとになりながら自分の仕事を深夜まで。という毎日。

休みを必ずどこかで取り直さねば、このままでは納得できません・・・

目出度さ感があまりに希薄で、なんだか一体いつが正月だったのかさえ思い出せないくらいです。でも確実に今はもう2008年なんですよね・・・?
一段落したら雑煮でも作って自分ひとりで正月祝うしかないですね。

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これはクリスマスの写真ですが、私にとってはこのツリーの飾りつけだってプレゼントの設置だって誰がやったと思ってんだ!!みたいな怒りがなんだかどこからかあふれ出て来てしまうショットです。でもプレゼントはしっかりもらいましたよ。黄色い財布とカバン。これでもうがっつり金運に満たされた2008年を過ごしてやろうではないですか。


でもそんな中、ほんの少しだけ許された自分の自由時間で映画を一本見て参りました。
私の青春時代を支えた作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス原作「コレラの時代の愛」。
日本での公開予定はあるのでしょうか・・・

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キャストがびっくりするほど自分の好きな俳優ばかりで、そのお陰で以前同作家原作の映画「予告された殺人」でがっくりきていた私の不信感を一気に払い落としてくれました。

ハビエル・バルデム
ジョバンナ・メッゾジョルノ
そして私の理想の女性
フェルナンダ・モンテネグロ
その他いろいろ。

原作の舞台はコロンビアですが、撮影はブラジルで行われたそうです。
アメリカ映画なので、まあ、原作を知ってる人には若干エキゾチックさが強調されすぎてたりする感じもしますが、全体的には美しい画像だし、俳優は見てても苛立たないし(ヒロインのジョバンナ・メッゾジョルノがちょっとイメージと違ったけど)、まあ楽しめました。
音楽もよし。
作家がコロンビア人なので、同国のシャキーラも参加してます。でもなかなかいい感じです。

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ストーリーは手っ取り早く言うとロミオとジュリエット的顛末を強いられた若者がその後50年以上の月日を経てまた再会する・・・って感じですが、男の方は結婚もしないでその一目ぼれの女性を一途に思い続けるわけですね、途中700人近い女性と関係を持ちながらも。
温厚で純粋で内向的。だけどとんでもなくドラマチックな感情を抱え込む男。
これをハビエル・バルデムが見事に演じてくれてます。
実らない自分の思いに苦悩する時、静かに苦しむハビエルの声を殺して泣くその顔を見ただけでも感動。たとえ彼の私生活がどうであれ、私にとっては男性の俳優ではナンバーワンですね・・・
でもって、こんなに老人役を上手く演じる若手俳優もそんなにいないでしょう。
以前の「海を飛ぶ夢 Mar adentro」でもそうでしたが、こう言う人のことを俳優になるべくして生まれてきたと表現するべきなのではと思う私(大絶賛)。

それとこの映画のコンセプトはもう一つ、愛と結婚という定義についてですね。
なかなか感慨深いものがあります。

というわけで、日本ではいつ公開になるかしりませんけど、昨今の世の中の歪みに疲れた方には見ることを心からオススメしたい愛の映画。
「コレラの時代の愛」

最後にハビエル扮する主人公が「生は、死よりも限りない」というような感慨を打ち明けますが、凄くこれが心底に焼きつきました。
至上の喜びを知った人間にとっては生きることこそ限り無さを感じさせるものなのかもしれないですね。

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どうぞ見なさまにとってもそんな気持ちが醸される2008年でありますように。
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by dersuebeppi | 2008-01-04 20:30