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前回の投稿から2ヶ月近く経ってしまいましたが、やっと、やっと今落ち着いてPCと向き合える状況になりました。

取り急ぎ今の私の脳味噌の状態で思い出せることだけ書いておきます。
後日その他語るに値するようなネタがあればってことで・・・

この2カ月の間いったい私は何をしていたのかというと、まずイタリアの農場(実家と呼ぶのはやめて今後このように称させて頂きます)に滞在中、急遽9月初頭締め切りの漫画の読みきり原稿44Pのリクエストがあり、持ち込んでいた別の原稿と平行でネーム作業に明け暮れ、気がつくと息子と二人で日本へ出発する日に。
直で北海道の母親の家へ向かったはいいものの、間もなくして私は10日ほど灼熱の東京に向かい知人にあったり仕事をしたりして過ごし、帰ってからは食べ物コラムの締め切りが迫っているのでそれもやりながら44Pの読みきりも平行して作業をし、はっと気づくと誰かにあったり念願の旨いもの三昧をしたわけでもないのにイタリアへの飛行機に乗る日になっていたわけですよ。
正直、北海道で好きなことして過ごせた時間は「ゼロ」でございました。

で、本当はこの44Pは日本で仕上げてイタリアから郵送するというリスクを避けたかったんですけど、それは達成できず、仕方なくイタリアへまた持って帰って作業を続け、置き去りにされた旦那が楽しみにしていたイタリア北アルプス登山に同行する前の日にぎりぎりフィニッシュ。トーンを貼る私の前で仁王立ちになった夫が「絶対終わるんだろうね!?山に持っていくとか言い出さないだろうね!?」とプレッシャー掛け三昧。
とにかく無事終了。あとは送るだけ。
以前イタリア郵便に原稿を委託したところ「一週間」のはずが「一ヶ月」かかったので、今回はどんなに高くても民間のDHLで輸送、2日後には担当の手元に到着。お金には変えられないですからね、もう今後一切イタリアの郵便は使わない方向でおります。

それで、

そうそう北イタリアアルプス登山、これは今回イタリア農場に置き去りにされた旦那からの「5日間だけここを離れたい」という要望によって企画されたもので、私ははっきし言って登山ダイっ嫌いなので反発したかったんですが(最初の予定ではローマに行くはずだったのに・・・既に何度も行ってるし・・・人ごみと暑いのがいやだっていうから・・・とほほ・・・)、已む無く登山靴やらナンやらをリュックに詰め込んで出発。
「ハイジみたいにいいところだから!絶対マリも気に入るから!」とこっちに必死で気を使う旦那、小さいころから両親に連れられていつも来ていた場所なんだそうです。
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着いてみると、おお、確かにここにはアルムの空気が・・・!
とにかく山がやっぱちょっと半端じゃないスケールです。あのハイジがフランクフルトで夢に見ていた夕方に赤く染まる山々の映像・・・あれが、あれそのものが目の当たりにあるじゃございませんか。
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ちなみにこのあたりのアルプスのことを「ドロミテ山塊」と称するのですが、登山愛好家にはたまらん場所なんだそうです。

で、早速翌日から登山の日々開始。
それはいいんですけど、朝の気温3度。
しかも雨が降るとかなんとか予報では言っていたのですが、実際には初雪。びっくりしてベッドの布団にくるまる旦那と息子を「雪だ!」の一言で飛び起きさせ、持ってきた服全てを着こんで出発しました。
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雪は止む気配もなくどんどん物好きな素人登山を試みる我々の上に降り積もります。
標高が高くなれば高くなるほど雪の量も半端じゃありません。
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私は舅から「キノコを取ってきてくれ」という使命を託されてきていたのですが、それどころじゃありません。目にも鼻の穴にも雪がどんどん入り込んできます。
やっと見つけたキノコは真っ赤に白い水玉がステキな毒キノコ。
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っていういか、どこを見ても食べられそうにもないキノコしか生えてないじゃないですか。
遭難もしかねない吹雪の中でキノコなんかに気をとられているわけにはいきませんから、どんどんヒュッテを目指して上ります。
途中牛の大群に出くわしました。
牛の歩く方向に我々も歩みを合わせます。きっとヒュッテで放牧している牛なのでしょうが、突然の雪にどうもみんな落ち着きを失った様子でモーモーと激しく鳴きまくっています。正直これに混じって歩くのはかなり怖かったです。

でももっと怖かったのは、ヒュッテ付近でもっと高い標高から突然あらわれた軍隊の行進です。
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この辺は第一次世界大戦の戦場でもあったそうなので、雪の中にぼんやりと浮き出てきたこの行進は一瞬亡霊行列とも見まがうものがありました。
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行進は牛と遭遇したあと、動揺するでもなくそのまま下へどんどん降りて行きました。
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そんなわけでヒュッテ到着。
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窓から暖かい家の中を覗くかわいそうな牛の視線を尻目にあたたかいスープとキノコを食べて生きている喜びを実感した私たち。

雪が小ぶりになったところで下山。
イタリア農場で2カ月も夏を過ごした旦那はここで思いっきり息抜きをしたかったらしいのですが、翌日私と旦那が大変な筋肉痛に見舞われ急遽登山中止。

っていうか、あたりまえだ!!!
登山と息抜きは別もんですよ、私にとっては。
若い旦那は2日後に直ってましたが、私はいまだに太ももが痛いです。チクショウ。

・・・・長くなりましたが、まあそんなことをやってからリスボンまで2500キロ、3日掛けて車で無事帰宅した私たちですが、帰宅後3日間はトイレに行くのも億劫なほど脱力してました。
しかもPCのエクスプローラーがなぜだかイタリアに居た時からずっと開けなくて、やっと本日問題が改善した次第。

息子は明日から新学期(夏休み3ヶ月)。
私もそれに便乗して明日からいろいろまた頑張ります。モモは痛いけど。
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by dersuebeppi | 2007-09-17 03:31