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というタイトルの、新しい読みきり漫画が本日発売された講談社KISSの13号に掲載されてます。
先日ブログでも出来上がった原稿の一ページをアップしましたが。
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この昭和の小学生ルミちゃんとマヤちゃんという姉妹を主人公にしたシリーズはこれで3回目なんですけど、有難きことに次回からは隔月の別冊誌の方で連載にしていただけることになりました。私の小坊時代の思い出整理も兼ねられるので嬉しいです。

でもこういう30年前の記憶をたどった漫画を描けるのも、私が日本から遠く離れているからなんでしょうね。しかもここがまた、古いもの尊重第一、新しいものはいりません!みたいな風潮の強いポルトガルだったりするから尚更なんだと思います。

だって、ちょっとその辺散歩行くだけで「ここ開いてんのか!?」みたいな中が豆電球しかともってないような店屋とか、または電気代節約のために全く電気がついていないところとか、なんかこう、ほんっとに昭和の4,50年代を思い出すスイッチだらけなもんですからね、思い出さずにはいられないというか。

今回の内容は筆箱が要になってるんですけど、あたくしが未だに使っている筆箱も30年前のもの。何かの絵画コンクールに入選した副賞かなんかだったと思うのですが、長持ちするもんっすねえ~!!
いや、まあ、中学生ころから大人になるまではどっかに埋蔵されてたんですけど、それをまた引っ張り出してきて使ってるわけでして。
見てるだけでいろんなことを思い出してしまうわけですよ。
買ったばかりの新しい筆箱のビニールのにおいだとか、不必要に開け閉めするせいで折れ目に亀裂が入ったり、ペンを差し込むオビみたいなのに無理やりサイズ合わないでっかいペン差し込んで壊したり・・・
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まあ、そんな感じでぼうっと見つめていた筆箱から芋づる式にいろいろ思い出してきた出来事を描いた漫画でございます。
宜しかったらコンビニなどでお立ち読みくださいませ。
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by dersuebeppi | 2007-06-25 20:49
息子が学校で見せられた映画なんだそうです。
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ある日、DVDレンタル屋へ一緒に行った時に脇から「この映画面白かったよ、ママも見てみなよ、クジラに乗る女の子の話だよ」と差し出されたんですけど、ちらっとカバーに書いてある粗筋を読んでみると「ニュージーランドの民族色を押し出した自然環境映画」という印象がして、「うーん、なんか今日のママはこういう映画の気分じゃないんだけど」と答えてしまったわたし。
「でも本当に面白いよ、ママが好きそうな!」と、彼にしては珍しくプッシュしてくるので、気乗りしないまま借りてきたんですが。

見ているうちに家の中の空気が映像の中と一体化したんじゃないか!?と思うぐらい、なんだか空とか海とか空気や風が、視覚を通り越して伝わる映像にまず引き込まれ、主人公の女の子の飾らない素朴さが痛々しいほど可愛らしいのとで最後まで一気に見てしまいました。
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マオリ族ってそれまで良く知りませんでしたけれど、彼らにとっての海洋世界の神聖さってのも把握できましたし、ニュージーランドの大自然やクジラみたいなスケールの大きな動物が用いられる為に、民族だ、伝統だ、男だ女だとのたまう人間のこちゃこちゃした感じがかなり具体的なコントラストになって浮き出されて、なかなか感慨深いものがあります。

どことなく「風の谷のナウシカ」に似ています。

それにしても子供ってどうしてこう、甘やかされない、むしろ世の中の様々な不条理さを突きつけられつつも、なんとかそれを乗り越えて懸命に生きている方が可愛らしく感じられるんでしょう・・・
中東やアジアや南米の、大人でもやりきれないような社会環境で生きる子供に焦点を当てた映画って結構ありますけど、映画世界じゃなくても実際こういう土地に行くと、本当にみんな一生懸命に生活してるし、ダレの子って言う前に自然の申し子として生きている!という感じが素晴らしいです。
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この映画のマオリの少女も、民族と伝統を要に歪みを醸しだす家族の中で懸命に生きていながらも、まさに自然の申し子というオーラがたっぷり出ていて、映像の中の空や海と同じ色のまま、他の登場人物とは重ならない雰囲気を始終保ってました。

いい映画見せてますね、こっちの学校。
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by dersuebeppi | 2007-06-14 17:22
仕事できました。
1日かけて1ページ。でもそれなりに手の込んだ仕上がりになったので満足。

昨日もう一度ジーン・ケリーの「雨に唄えば」を見て、やる気を一気に固めたざんす。
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なんでジーン・ケリーなのかというと、このミュージカルはまあ子供の頃から好きだったんで見てると緊張感が緩むのと、あとなんと言ってもこの作品の完成度の高さ。
24年ぶりに見て、ほんっとに感動いたしました。
24年前はこのサントラをウォークマンで散々聞きまくり、しかも人前でジーンケリーの踊りの真似をするのが好きだった私ですが、はっきり言ってこのミュージカル映画の完成度を把握するにはわたくしは若過ぎました。
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この時代のアメリカって、トムとジェリー見てても感心するけど(あ、私はディズニーより圧倒的にMGM派でございます)、ほんっとになんだか完成度が高い!!
今みたいにCGとかの融通が効かないから、本当に完璧に一つ一つのシーンが作り出されてて、しかもジーン・ケリーの踊りや歌もさることながら、爆発する家に駆け込んだり、オートバイで何十メートル下の川に落ちたりするスタントマンのシーン、あれ本人がやってたっていうじゃないですか!!

いかりや長介の何倍も体張って仕事してて、もう驚き。

あと不思議なのは、あんなに踊って唄って激しいことしてんのに、息切れとかしてないみたいに見えるのはなんでざましょうか!?
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そういえば、トムとジェリーのトムがとあるエピソードでリストの曲をピアノで弾くとき、鍵盤がばっちりその音を叩いているのにめちゃくちゃ驚いたことがありますけど、ジーン・ケリーの完成度の高さも凄いもんだ。
1950年代のアメリカは真剣勝負だったんですねえ!!

共産圏が生きていたころ、それらの国々の人達も激意的テクニックを持って様々な分野でいろんな技を披露してましたけど、ジーン・ケリーみたいな「も、ほんっとに踊ったり唄ったりが好きなもんで!」みたいな、天真爛漫さを醸すのはさすがに不可能でしたからね・・・みんな国に言われてやってます、みたいなね。あれが見ててなんかこう、たまらないものがありましたね。コマネチとか。(古!)

いやあ、いいですよ、「雨に唄えば」。
たまにこういう映画を見ると体中青空!!みたいな気分になります。
見る人を楽しませるっていう点ではもう最高点じゃないですかね。
エンターテイメントはここまでやってもらわんと。
驚くことにユーモラスのセンスも未だに通用するし。
予定してなかったのに、思いがけず大爆笑するシーンがありました。
あ、でも考えてみればトム&ジェリーも未だに大爆笑できるし(DVDで全作品持ってます☆)
・・・凄いな、MGMのセンス。

ジーン・ケリーとまではいかなくても私もまあ、甘ったれすぎない様に頑張ろう。
どんなに激しく踊っても息切れせずに白い歯を見せて笑うジーン・ケリーの写真でも机の傍らに貼っておきますかね。
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by dersuebeppi | 2007-06-13 03:13
忙しい、忙しいと散々言い散らしておいて、実はぜんぜんお仕事がはかどってません。
はい。

あ、でもとりあえず津原泰水さんの小説「人形がたり」のイラスト、アップしておきます。今日送ったばっかりのやつと、先月号のと。
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人形をテーマにしたこのお話、今回は殺人事件が絡んでくるざます!!
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なんでちょっとこんな雰囲気で。
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でもこれ以上のお仕事にはほとんど手がついておりませんです。

じゃ1日何して過ごしてんのかというと、PCの前に座りっぱなし。
またはDVD見まくり。
最近Youtube中毒のようになっておりまして、しかも見て満足するだけでは足りず、その動画をダウンロードすることに拘りはじめてしまいました。
一件すると、過労死するくらい頑張って働いている事務職の人のようにも見えますが、はっきり言って明日の糧になるようなことは一切してません。
それどころかPC立ち上がってるついでにネットオークションで服などを見つけては買ったりしてしまい、生産性を失っているどころか散財女王みたいになってます。
まじでやばいです。

・・・ああ、でもって気づいたら6月の半ばにさしかかってるじゃありませんか・・・・

しかもなんとショックなことに、7月の半ばに予定していたイタリアの夫の実家行きが6月の末に早まらせたいという主旨のことを言われてしまい、「ちょっと待ってよ、あたしから自由を奪わないで~!」と夫に叫びついてしまった私。
「こんなふうにだらだらとPC依存症になっているように見えるだろうけど、実はこうしながら徐々に次への作品に注げる最良の集中力を貯蔵してのよ!!」 
・・・なんて言い訳は効果ゼロ。

実は実家の姑、なんと今月22日までブラジルへ行っております。
先ほど電話が来て「あんたたち23日に来なさいよ!23日ならあたしも帰ってるし!」みたいなことを言っていました。冗談じゃないって!

この姑の長期に及ぶブラジル滞在ですが、出発の前日まで私に隠していたところがほんっとに憎たらしゅうございます。

何でブラジルへ行ったのかといいますと、前にも書きましたけども私に尻を押されて夫の妹が南部の町に留学しておりまして、ブラジルのようなフレンドリーな国にいながら「おともだちがひとりもできない、え~ん」という、25歳の女性とは到底思いがたい内容の電話をここの家やらイタリアの家やらに毎日のようにかけてくるんでございました。

「そんなはずはない!!ブラジルていったらあんた、世界で一番友達作りやすい国だよ!?あたしなんてブラジルを離れる前の日に会った女性に別れを惜しまれて泣かれたような、そういう国だよ!? なんでそこで友達できないわけ!?」と叫んでみたところで、答えはこう。
「いいの、どうせあたしが悪いのよ。あたしがこんなに閉鎖的だから。どうせあたしなんか」

どうやったらあんな土地でここまで落ち込めるのだろう。私にはわかりませんね。

でも事情をよく問い質してみますと、どうやら行って早々出会った同郷のイタリア男にフラれたんだそうです。そこからもうすっかりやる気をなくしてるような様子。

それを心配して、姑は旅立ったわけですが・・・

子供依存にもホドがあるだろ!?え!? 25歳の娘のことなんか放っておきなさいよ、きいい~っ!!! 
だいたいなんで友達を作れないかっていったら、責任はあんた、あんたがいつでもそばに居過ぎるからだよ!!いつでもどこでも困ったときにはそこにママがいる、ってそれ、ダメじゃん。ぜんぜんダメじゃんっ!!

・・・と私が怒鳴る事を想定したのか、私は小姑から「ママが来てくれるみたい」ってかなり前から聞いて知ってたのに、姑は其の件に一切触れず。徹底的に黙り続けてたわけです。凄いですね。

一件ワンダフルなイタリア人の家族主義も、ある意味問題あると思うわたくし。

しかも家に95歳と98歳のばあさん二人残して(留守の為にさすがに誰かを雇ったらしいが)、20日間も娘と蜜月。スカイプで送られてくる写真はみなどれも親子で顔を寄せ合って嬉しさ炸裂な雰囲気。たしかにまあ、婆さんの世話で疲れてたってのもあるんでしょうけど、それなら、あえて、どんなに娘に会いたくてもこの際半年だけだし我慢して、お友達でも誘ってどこか家族とは関係ない土地にでも行けばいいじゃありゃあせんか!?え!?

モーレツイタリア家族を刊行して以来、愛する息子が住んでいても私の存在がかなりでっかいハードルになっているらしく、その分ブラジルでストレスを炸裂させてるんでしょう、きっと。

ちなみにイタリアに20日間ひとり残された舅は大喜びで毎日遊びまくってるらしいです。

そしてイタリアへ行ったら、みっちりブラジル話を聞かされるのかと思うと・・・うう・・・

とにかく。
ブログも更新したし、明日からは必ず仕事しますよ~っ!!! 
こんだけ葛藤してんだから、大傑作になるはずよ(嘘)
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by dersuebeppi | 2007-06-12 02:27