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今まで結構いろんなところ行きましたけど、一番私が心置きなく馴染める国といったら、もう文句なしにブラジルですね。
十数年暮らしたイタリアよりも、生まれた日本よりも、断然ブラジル。

日本だけではなく、イタリアでさえ疲れ知らずのエネルギー炸裂女と見られがちな私が、ブラジルへいくと極一般的な、いえ、むしろしおらしいくらいの女性に見られるのは大変ポイントが高いですね。
この国に居る間は信じられないくらい体調が良くなり、ふだんでは考えられないような病気知らずの健康体になることからも、私がブラジル馴染み体質であることが判断できます。
多分まあ気候だとか、食べ物だとか、人々のライフスタイルだとか性格ってのが、ストレスの要素に全くならないからなんでしょうね・・・
確かにここポルトガルも穏やかで良いのですが、皆あんまりはしゃがないんですよね。
ポルトガルの女の人って基本的に静かだし。
それに比べてブラジル女のエネルギーたるや、さすがいろんなところの血が混じってるからかしりませんけど、際限なし!!
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(あ、これはサンパウロで居候させていただいたお宅です。プールつきペントハウス。隣はアイルトンセナの住んでいたマンションです)

ある日日本から飛行機に20何時間も乗ってサンパウロへ行った、その到着日に迎にきてくれたブラジル人の友人が組んでくれたスケジュールをちょっとここに書いてみますと、

11:30 日本からサンパウロ着
13:00 イビラプエラ公園で一時間ウォーキング(というか、他の友達たちと合流)
14:00 友人宅でご両親を含めてのウェルカム昼食会
16:00 やっと部屋でくつろぐ
17:00 友達が「友達たちが待ってるから」と街中のビール&ピザ屋へ我々を連れ出す
19:00 盛り上がる。さっき食べたものが消化してないのにもうピザを食べる。しかしそうこうしていると、とつぜん友達が「あ、いけない!はじまっちゃう!」と焦りだし、再び我々を車に乗っけて移動。
(はっきり言って日本を発ってから寝ていません)
20:00 ライブハウス着。 サルサナイト。 激しく踊る。
22:00 盛り上がっていると、いきなり友達が「あ、いけない!! はじまっちゃう!」と再び我々を車に乗っけて移動。移動先、でっかいイベント会場。
23:00 バイーアの人気グループ、Chiclete com Bananaのライブコンサート。オールスタンディング。しかも皆片手にビール。これで飛んだりはねたりするから全身ビールまみれ。ふらふらだが、周りの盛り上がりに煽られて一緒になって両腕を振りながら、サルバドールのカーニバル踊りを踊る。 

この辺まで来ると、もうハイ状態になっていて疲労感とか、眠気とか、一切感じない状態。

02:00 コンサート終了。 さあ、これでやっと帰れる!と思ったら「これから皆で一杯やりにいかない?」と友達。 日本から一緒に来ていた友達がもう完全にKO状態なので、丁重にお断りして家に連れていってもらう。
08:00 人様の家だし、と思って気を使って起きて挨拶しにダイニングに行くと、友人は既に仕事へいく準備万端。ニコニコ笑いながら「昨日あの後も盛り上がったのに、残念!」。そのまま一切寝不足感を醸さず軽やかに仕事へ。

日本から一緒に来ていた友人は熱が出てその日から二日間ほど寝込む。

と、まあ、私の場合こんな感じのたっぷりな1日をブラジルへ行くと一週間に3回から4回は過ごすわけですよ。書き出して見ると信じられない感じですが、意外にこれがあっさりできちゃうんですね。
自分がブラジルに行っていたときの写真を見ると、周囲への同化っぷりに驚きます。
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日本にいた時よりもこちらからブラジル行く方が近いんですけどね、ついなんていうか、近いと腰が逆にあがらなくなるというか。
でももうそろそろエネルギー補給に戻りたいところです・・・
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by dersuebeppi | 2007-04-12 04:33
先日、只今Bethで連載している「それではさっそくBuonappetito」の担当のMさんから、立派な小型の箱の小包が届きました。

うちに荷物を送ってくれる人、例えば母などは、輸送量削減のために煎餅やらスナックも、「ゆうパック」の手提げ袋に入れて送ってくれるので、毎回私達は袋の中でばりんばりんのこっぱ微塵になったそれらの菓子の原型を拝めた試しがありません。

Mさんはしかしそんなみみっちいことはせず、小型でありながらもがっしりと頑丈な箱でとあるものを送ってくれたんでした。

「なに?なにが入ってるの!?」
と目を輝かす息子。
普段「ゆうパック」の簡易小包しか見ていないので、今回はなにやらとんでもない豪勢な物が送られてきたにちがいないという確信に満ち満ちた瞳が光っています。

厳かにテープを剥がし、中身が現れました。

「なっ・・・!?」
肩を落とす息子。
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中身はパン粉で二袋でございました~!!

パン粉は確かに「ゆうパック」の袋で送って破裂したりしたら、もう収集つきませんからね。これくらいの完全確実包装でこそ、ぱりぱりの、ふわふわの状態のパン粉がユーラシア大陸の果てまで届くってもんですよ。

そもそもなんでパン粉なのかっていうと、先日連載中の雑誌Bethの打ち合わせでMさんと電話で喋ってて、欧州には日本みたいなパン粉が存在しない!という話で盛り上がったんでした。
例えばイタリアのCotoletta alla milanese(ミラノ風子牛肉のカツ)だの、ポルトガルの干し鱈のコロッケなど、衣になっているのは確かにパン粉なんですが、粒子が極めて小さい砂のようなもので、あの日本のトンカツのようなサクサクな感触を醸せる類のものは存在しません。

一度普通のパンを乾かしてバラバラにしてパン粉作りをトライしてみたこともありましたが、それだけでもう食事を作る、という意気込みが萎えてしまって途中で諦めてしまいました。
かといってあの細かい粒子のようなパン粉のトンカツやエビフライはそんなにそそられないし・・・

なーんて事を言ってたら、Mさんがご親切に日本のパン粉を送ってくださったわけです。
あ、もちろんこれをネタに漫画を描くっていう事で・・・ははは。

で、早速つくりましたよ、倍焼造り生パン粉でサクサクのトンカツ!
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んまああ~っ!!

トンカツ大好きな息子も大満足で、「夢がかなうならトンカツにまみれて暮らしたい」とか言ってるし、揚げ物が苦手な旦那もトンカツだけはあっという間に平らげてしまいます。

たかがパン粉、されどパン粉。
しかも「倍焼造り」ときたもんですよ。凄いな、日本の製品製造技術って半端じゃないな。
ありがとうMさん!

で、関係ありませんが、今日のおやつはブラジル名物「ポン・ディ・ケージョ」。
作りすぎて食べ過ぎて胸焼け炸裂。
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でもこれが食べたしたら止まんないんすよ。

ここ数日間の摂取カロリーについては考えないようにしよう。

ああ、そうだ、それと!!おいしいものついでに今ポルトガルでオンエアされているコカコーラのCMです。
「イワシに愛されて」
これをご覧になっていただくと、いかにポルトガル人が「イワシ、ラブ」かがお分かりになられると思います。
コピーはズバリ「彼らを引き離すな!」
イワシとコカコーラ、意外なかんじで結構いけそうです。
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by dersuebeppi | 2007-04-08 21:13
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只今子供の学校が「復活祭休み」中です。

復活祭休みってのはつまり、日本で言うところの「春休み」ってところなんでしょうけど、長いですね、2週間。
それだけの時間があるのだから、いっそ飛行機に乗ってブラジルだとかアフリカだとかに行きたかったんですけど、そうこうしているうちにイタリアのお姑さんから案の定「あら、そんなに休みがあるのなら、こっちにいらっしゃいよ」攻撃も掛かりだし、「い、忙しいんで!!」という咄嗟に出てきた口実上遠くへ行くことは諦めねばならなくなりました。

で、結局車で今まで行ったことのないポルトガル北部、Douro川付近やポルトガルで一番高い山のEstrela山脈やらを訪ねてみよう、ということになったのでした。
リスボンから車で3時間くらいですかね。
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Douro川沿岸地帯はポートワイン等の葡萄が収穫されるところで有名で、山の傾斜が一面見事な葡萄棚状態。イタリアのチンクエテッレよりもダイナミックで、まさかこんなに規模の大きいものだとは思っていなかったのでびっくりしました。
泊まったホテルの窓の外の景色も、部屋に飾ってある絵もこの葡萄棚斜面に覆われた山。
こんなところになる葡萄を収穫するのは相当な気合入れないとダメなはずです。
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いや、実際Douro川沿岸の葡萄収穫の過酷さはかなり有名なものらしいですね。
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で、この川を3日間くらいかけて巡るクルーズもあります。
調度私達の前を、そのクルーズ船が通り過ぎて行きました。ここに生きるのは過酷でも、眺める分には確かに最高の景観であります。

我々の泊まったLamegoという街も、時間の経過が齎す様々な物質的現象をそのまま残してある、赴きたっぷりのところでした。
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教会の外観も中もなんとも強烈な重みを醸すものがたくさんです。イタリアの教会なんかでは感じられない、ちょっとこう、スピリチュアルさが深めの空気っていうか・・・
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街をゆく買い物帰りのおばさんも気合入ってます。
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あと、世界的にも有名なポルトガル産ワイン「マテウス」の街も訪れました。
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ボトルのラベルの描かれているお館、ここにあったんですね・・・ へえ~
っていうか、この街はこの建物とあと数件の家があっておしまい、って感じのこじんまりしたところでした。世界に名だたるマテウスの生産量を考えると、随分謙虚なたたずまいの街です。

それから、ポルトガルで一番高い山脈エストレラ。
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ここはポルトガル屈指の絶品チーズで有名なところですが、冬はポルトガル人憧れのスキーのメッカ。実際頂上付近まで行くとまだ雪が残ってました。
細くて長いピンカーブがセーターの網目のようにいつまでも続き、普段酔わないわたくしも終いにはストップを掛けてしまうほどでしたが、とりあえず国で一番高い山をたずねた安堵感には見舞われました。
エストレラ制覇!(って歩いて登ったわけでもないのに・・・)
でも、なんで高い山があると登ってみたくなんでしょうね・・・

帰りに窓から外を見たら、猫みたいな雲を発見。
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最初はクマに近かったんですけどね。
で、この後首がどんどん伸びて引き千切れてしまいました。あっけないですね、雲の形って。

今回の旅の収穫;
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べっこう飴の味のする超素朴なアメと、「世界各国で数々のメダル受賞」とどうみても80年は経っていそうなパッケージに記してあった、これまた超素朴なクッキー。
添加物一切無使用。
たいして美味しくないんですけどね、こういうものこそポルトガルくらいででしか食べれないものなんじゃないかって気がします。
今回の旅もこの菓子のように、素朴だけど歴史の深みたっぷり、って感じの旅でした。
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by dersuebeppi | 2007-04-07 03:44
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うちのネコはお風呂場の、便座の向かいにおいてある木製の物干しの支え棒で爪を研ぎます。

朝、ベットから起き上がったその足でそのお風呂場のドアを開けると、さっきまで足元で寝ていたネコもささーっと軽やかに私の足元をすり抜け、すぐにその爪とぎ場へ行ってバリバリやるわけですね。

それはまあ、いいんですけど、異常なのはそれを見つめながらトイレに座って用を足す人間の言葉ですよ。

「んまああ~ うんまいねええ~ すごいねええ~ つめとぎじょんずだねええ~ いいこいいこお~ おりこうさ~ん」

今朝はこんな台詞を日本語でつぶやく旦那の声が風呂場の向こうから、ネコの爪とぎの音と一緒に聞こえてきました。

日本語を話せぬ彼がなぜ流暢にこんな脳細胞がどうかしてしまったかのような日本語のネコ撫で声を駆使できるかというと、それは明らかにわたくしから感染したからです。
耳にする機会の多い言葉ほど覚えるのも早い、というわけですね。

それから

このネコは私が仕事を始めると必ず机の上に来て横たわるのですが、それをどうしても追い払えないわたくし。
追い払えないどころか顔を彼の白い毛に覆われた腹にうずめてふんがふんが匂いを嗅ぐ。
それがもう、なんていうか、いい匂いでしてねえ~
こう、仕事なんてもう二の次?みたいな気分にさせられる、そんな覚醒作用を催させてくれるのです。

そんなことをしていると旦那も「あ、ずるい!」と走りよってきて、同じように顔をうずめて匂いを嗅ぎ、目を空ろにしながら
「おほおお~ むふうう~ 」
揚句
「これぞしあわせのにおいだ~」
とかため息ついてるわけです。
ネコはじっとしてますけどね、たまに虫の居所が悪くて頭叩かれることもありますよ。

もう完全にネコ毒にやれてますね、うちの家族は。

「もじょもじょなのねええーん」」
「こんなにもこもこに生まれたのオ~ えらいねええ~」
「んまああ~まんまんまあるいの~ いいわねええ~ すてきねええ~」

意味不明。

ところでうちのネコは4年前、シリアのダマスカスに暮らしていた時、マンションの入り口付近で車におびえてぶるぶるしているところを見つけ出され、無理やり我が家の一員になったのでした。当時は手のひらに乗るくらいの大きさでございましたから、多分生後一ヶ月とか、そんなもんだったんじゃないでしょうか。

アラビア人は犬は嫌いますが、猫は何だかんだで愛でていて、あの近辺だけでももうおびただしい数のネコが暮らしておりまして、それぞれのコロニーみたいなのも形成されておりました。みんないつも堂々と道路に備え付けの大型ゴミ箱周辺をうろつきまわり、人間が近くに来ても逃げるでもなく威張り腐っています。
多分うちのネコももれなく、そんなゴミ箱の中で生まれた猫の一匹に違いなく、多分彼の祖先から受け継いできた細胞の中には飼い猫だった記憶などは一抹もありません。
だからかしりませんけど、物怖じ一切なし!!

普通ネコって、環境変わると家の家具の下にもぐったり、隠れたり、そういうことするじゃないですか。
でもうちのネコはダマスカスの家につれて来られた時も、地面に足をつけたその瞬間からまるでそこに住んでいたかのように振る舞い、食べ物を催促し、飛行機でシリアからイタリアの実家へ移ったときも、その後に2500キロポルトガルまで車で移動した時も、それからいろんな場所へ旅行で連れて行ってホテルに泊まるときも、どんな時もまず怯えた試しがないのです。どこもかしこも、まるでそこはもともと彼のテリトリーであったかのような落ち着きっぷり。

ポルトガルに暮らし始めてからは、ちなみに3階のベランダから2回ほどハトを捕まえようとして落ちましたが、怪我ひとつせず、それどころかたった1日行方不明の間に裏の駐車場を我が物顔で練り歩いて周辺の人に目をつけられたほど。そのお陰で私達も人づてに彼を見つけられたのですが、今は首輪にしっかり電話番号を書き記してあります。
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こいつは多分、一度外に出てしまったら、瞬く間にドラネコに舞い戻るのでありましょう。

「爪とぎ うんまいねえ~ まあるいねええ~ん  大しゅきい~」

などとアホな声を発する飼い主のことなど一瞬にして忘れてしまうのでありましょう。

恐るべし、人間への媚を一切知らないアラビアドラ猫。
でもあと中毒になってしまった私達のために30年は生きてもらわんとね!!
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by dersuebeppi | 2007-04-04 03:05