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それにしても、この表紙はよく見ると凄いなあと思います。

小さな少女が手拭いを姉さんかぶりにして、モンペ姿でカブを引っこ抜く。
これすなわち、しゃかいのがくしゅう。
しゃかいですよ、確かに農家の収穫のお手伝いは。

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だけど、このカブのでかさは一体・・・・
あ、桜島大根だそうですよ。
裏に出てました。

今から32年前のしゃかいのがくしゅうです。
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by dersuebeppi | 2006-09-29 06:31
ここ最近妙に自分が小学生だったときのことを思い出してばかりいます。
ポルトガルという土地が、日本のような激しいキャピタリズムの中で、物欲を刺激しまくられるような環境とかけ離れているせいかもしれません。
ここは日本のように建物もそんなに建て替えたりしないし。
何十年も乗り切ってきたような古い商店もいっぱいあるし。

小学校3年生か4年生くらいだったかなあ、このラッセルヨーヨーってのが大流行したのって。
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もう欲しくて欲しくてたまらんかったですよ、わたしは。
ファンタのロゴのやつね。
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で、「犬の散歩」などの妙技を習得してみたかったんですよ。
でも高かったんですよ。カンタンに変えない値段。
値段覚えてないけど、とにかく当時にして500円以上だったと思う。

母親は「暮らしの手帳」の愛読者だったんで、こんなアメリカ資本主義万歳みたいな代物は駄々をこねても買ってくれませんでした。

だけど、最終的には一人でこっそり買いにいったんですよ。
ちょっとづつ貯めた小遣い持って。
近所の「喜多商店」に。
しかもファンタが欲しかったくせに、最終的には透明なコカコーラのロゴのやつを入手しました。

ああ、すばらしい充足感だったなあ。
あんな底抜けの青空みたいな充足感、大人になってからは滅多にないですよ。

結局犬の散歩という妙技は最後までできませんでしたが。
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by dersuebeppi | 2006-09-28 20:09
漫画家としてお恥ずかしいことですが、私の描く漫画の絵柄には一貫性がありません。

ドラマチックな少女漫画にはそれ風に。
原作者付きれあればその作品の内容によって絵柄を変えます。
経済学者の本のイラストであれば、またそれ用のタッチに変えます。
ギャグショート漫画であれば、もちろん登場人物は2頭身ないし3頭身です。
(まあ、それぞれ自覚はなくてもちょっとは個性が露出してはいるんでしょうけど)

毎度このような試行錯誤のようなことをしていてはいけないと思うのですが、どうもむかしっから模写だの肖像画だの描いてばかりいたせいで、独自性を生み出す能力が欠けてんのかもしれません。

私のギャグ漫画を読んだ方が「どれ、もっとこの人の漫画読んでみるか」と思って下さって、うっかり前に取り上げた内館牧子さん原作のドロドロ漫画「有名人」や、ハーレクインロマンス(本出したことあり)などを購入された場合のことを思うと、ちょっと焦ります。

でも考えてみたら、漫画だけじゃなくてカラオケのナンバーも一貫性ないし。
(ハクション大魔王、サラ・ヴォーン、山下達郎、ちあきなおみ、シンディ・ローパー、越路吹雪、フランク・シナトラ、堀ちえみ等を歌います)

昔読んでた漫画も一貫性ないし。
(小学校のとき大好きだった漫画:がきデカ、マカロニほうれん荘など秋田書店モノ全て、萩尾望都、竹宮恵子、梅図かずお、土田よしこ、一条ゆかり、つのだじろう等を愛読してました)

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この一貫性のなさ、スタイルのなさが自分的には心地よいので、まあ別にこのままでもいいんですけどね・・・

(写真は「モーレツ!イタリア家族」)
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by dersuebeppi | 2006-09-27 03:23
さきほど届きました。
待ちに待っていた小包が。

私も参加させていただいた同人誌「赤い牙」6号の詰まった小包が・・・・
(震えています)

す、すばらしいっ!!すばらしすぎっ!!!
こんな凄い作家さんたちと一緒に載せていただいて猛烈興奮!!!
(あ、ご興味のある方はこちらで注文していただけるみたいです:http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/10/94/040010109497.html)

自分の漫画そっちのけで皆さんの作品を薄笑みを浮かべて読みまくるわたくし。
興奮して血の巡りがへんになってる心地を味わいつつ(こういう生生しい感覚は歳をとらないと把握できないと思われる)

し、しかもなんだか旨げなものまでどっさりと入ってるじゃないですか・・・・
しかも空間を埋めるために詰めてある新聞も面白そうじゃないですか・・・
(すべて皺を伸ばしました)
Mさんが連載されてる雑誌まで・・・

おまけに暖かいお手紙と一緒になんだか懐かしい写真まで入れていただいて(何年前だ、これ?ただただ楽しい一夜だったことはずっと覚えとります。朝まで新宿でカラオケオールナイトしましたっけ)。
ああ、今度東京行ったら必ずまた朝までカラオケしたいわあ!
そのときは必ずゴールドフィンガー歌うよ!

もう、ほんとにありがとうございますMさんSさん。

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「赤い牙6」の私の漫画「VICTORIA」


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小包と新聞を広げたところ


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懐かしいお宝写真(皆さんに会いたい・・・)
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by dersuebeppi | 2006-09-22 21:07
私が漫画を描くようになった経緯です。

私はかつてフィレンツェのアカデミアという美術学校で油絵を専攻しておりました。
ですが、オリジナルな作品よりも数多く手がけたのは模写。
そしてその模写をやり続けていくうちに実物に使われたのと同じ顔料を摘出したくなり、やがて興味の方向は美術史へ転換。そしてそれに便乗して古い絵の修復。
アルバイトとしては、故人の肖像描きなんてのもやりました。
亡くなってホヤホヤのじい様の顔を描かせられたこともありましたっけ。

しかし、そのどれをとっても安定した収入源にははらず、アパートの電気は切られ、ガスも止められ、アンデルセンのお話にでも出てきそうな過酷でひもじい日々が続くようになりました。
そんな私に見かねたアカデミア時代の友人(ハイグレードなオタク)に薦められ、漫画を描くようになったのでした。

漫画、そういえばむかしキャンディキャンディとか読んでたよなあ・・・と少女時代の漫画の熱意を思い起こし、いろいろ描いてみることにしました。とはいえ、私にとってその当時漫画を描くのに参考できた唯一の作家が「つげ義春」(唯一持っていた漫画本)。しかも投稿作品は新聞紙にくるんで発送。
投稿先は今はもうありませんが講談社から発行されていた「Mimi」という少女漫画。
「なんだ、これ」というのが、初めて私の作品を目にした当時の担当のご感想だったようです。

そしてデビューして数年後に単行本(内館牧子原作)「有名人」を出していただきました。
画家が主人公の原作なので、私にやってみないかということになったみたいです。

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原作を読んだ時は、想像を絶するストーリー展開に腰が抜けそうになりました。これを漫画にせよと!? という思いを必死で抑制して描きつづけた作品です。ちなみに主人公は有名作家で、だけど売れなくなってレズになってアル中になって、最後に復帰します。
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by dersuebeppi | 2006-09-21 23:01
単行本に載せる写真のひとつです。
右手に食べかけアイスのコーン。
左手に携帯電話。
彼女の運転する助手席に座る私はいつも決死の思いを強いられます。

漫画では、いかにも「イタリアのおっかさん」という様子で描かれている姑ですが、実際はこんなです。痩せて、メガネも掛けていて知的な外観です。

でも彼女の人格を私の脳内フィルターで漉して絵にすると、漫画のような登場人物になるわけです。

中身は漫画のまんまです。
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9月の最初にイタリア語をお教えしていたお嬢さんが日本から2日間遊びにいらしたときに撮っていただいた家族ショットも添えておきます。
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お父さんと夫に関しては漫画も実態もあんまり変わりないです。
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by dersuebeppi | 2006-09-21 18:28
イタリア実家における50日間ワーキングホリデーの影響で、リスボンの自宅に帰ってきてもなかなか仕事起動モードにならず、「まずい、そろそろやらないと!!」という焦りを呪文のように頭の中で繰り返し続けるばかりの一週間を過ごしてしまいました。

私の中では、ハードデイズで失われたバケーション気分を、一日でも多く感じたかったというのがあったのかもしれません。
でももう、いいかげん、身を引き締めて仕事モードにならないといけません。

というわけで、最近の仕事。

10月13日に発売される単行本「モーレツ!イタリア家族」のおまけページにあたる、旅行会話用イタリア語の最終チェック。
おなじく、ここに載せるイタリア家族の生写真15枚分ののセレクトとコメント製作。
でもって、本屋さんで宣伝していただくための手書きポップ製作。

11月8日にお世話になっているKISS編集部より新雑誌「Beth」が発行されますが、ここで連載するコミックエッセー「それではさっそくボナペディート!」の考案、ネーム、レシピの製作。
でもって、おなじくこちらで小説を連載をされることになっていらっしゃる作家さんの作品用挿絵。

そしてまあ、それ以外の漫画の考案、ネーム製作。

なんだ、書き出してみるとそんなに大変じゃないじゃないですか。
でも忘れてはならないのは、ここが日本ではなくポルトガルだということです。つまり、こちらで仕上げた原稿を締め切り日以内に届かせるには、こちらからの国際郵便配達に要する時間、5日~一週間ってのを念頭に置かねばならんのです。

下手すると行方不明になったりする場合もありますし(まだ経験してませんが)。

そんなわけで、本腰入れて頑張ろうと思います。
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by dersuebeppi | 2006-09-21 00:43
今年の夏は結局日本へ帰らず、イタリアの夫の実家で50日間も過ごしてしまいました。
にもかかわらず、愛する息子が遠くに暮らす苦渋のイタリアン姑にとっては「短すぎる」50日間だったらしく、「子供の学校が9月18日まで休みなんだったらぎりぎりまでいなさいよ!!」と、毎日執拗に言い寄ってきておりました。
しかし、私には何が何でも9月10日までに帰らねばならぬ理由がありました。
その日大好きなブラジル人歌手のコンサートがリスボンであり、私はこの人の生声を聞く機会を15年間切願し続けてきたのです。
決して安くはない、前から8列目の真ん中席を家族分3枚はすでに購入済み。
「どうしても姑がしつこくするなら、あたしだけ先に飛行機で帰ります」と旦那にも断言済み。

もし彼女が自分よりもブラジル人歌手が選ばれたということを知ったら「なんですってええ!!身内の寂しさも省みないで!! きいいーっ!!」となっていたに違いありません。最後まで「リスボンに残してきた仕事が気がかりなので」という口実で通し切り、ベネチアからリスボンまで2500キロ狂った馬のごとき勢いで車をぶっとばし、到着したのはコンサート当日。

コンサートに出かけるエネルギーを無理遣り身体中から絞り出し、目をつぶりかける子供の頬をつねって「10分寝たら10ユーロ損したことになるんだよ」と脅し、前から8列目で歌姫の登場を待ち構えた私たち。

結果、その夏積もり積もった疲労感もストレスも、美しきディーバのオーラであっという間にふっとんでいきました。

Marisa,本当にありがとう。 


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by dersuebeppi | 2006-09-20 02:35
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気が向いたら、日記を更新していきたいと思います。
イタリア人夫の実家から度々召集もかかるので、その場合はイタリアからも。

10月13日に講談社から単行本「モーレツ!イタリア家族」が刊行されます。
内容は私の夫(イタリア人)の実家のお話です。
激しい内容のショート漫画なので、運動不足気味の方にお勧めです。
イタリア旅行情報と簡単旅行会話もくっついてますので、これからイタリア旅行へ行かれる方のお供に一冊どうぞ。
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by dersuebeppi | 2006-09-19 22:06