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シリア文化保護についての国際会議におけるオープンシンポジウムでの県談も無事終了。


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能舞台での県談だったのですが、我々のプログラムの終了後には大蔵流狂言師達による『棒縛(ぼうしばり)』の公演もありました。
海外からの参加者もうっとりしながら鑑賞。

翌日はロンドン在住のシリア人ジャーナリストから、前日のシンポジウムで私が語った日本における漫画のあり方、漫画という表現の持つ影響力についてのインタビューを急遽受けることになったのですが、「あなたは漫画というツールでシリア国内で起っている深刻で残酷な事態や政治情勢でさえも真実を表現することが可能だと思っているのか」「文字ではなく絵での展開は想像力を限定的なものにしてしまうのではないか」「今回のシンポジウムのように文化遺産に特化したテーマでなければ日本はシリアについて興味を持ってくれないのか」といった深い問いかけもありました。
私はジャーナリストではありませんし漫画そのものにも読者は報道としての役割を求めているわけではありません、でも我々のように想像力の駆使を許される表現者にこそ伝えられる真実のかたちもあるはずですと答えると、感慨深い表情で首肯いていました。このジャーナリストは日本へ向かう飛行機の中で、もうすっかり大人の日本男性がずっとiPadで漫画を読んでいるのを見て心底から驚いたのだそうです。漫画が彼にとって(彼と限らず多くのシリアの人にとって)未だ理解しきれない媒体であることが伺えました。
しかし、扮装で孤児になったり大きなトラウマを抱えた次世代の子供達を支える新しいツールとして注目されているのが漫画であること、将来漫画の力で彼らの精神を復興させシリアの元気と取り戻す事もできるのではないか、という話にまで発展。
最後に、ジャーナリストの故郷だというアレッポ北西部を訪れた時の写真を見せた時、それまで攻撃的な姿勢だった彼の目にうっすら涙が浮かんでいました。

素晴らしい国シリアに1日でも早く平和が戻ってきてほしいと願うばかりです。


そして本日はシリア移民の息子であるスティーブ・ジョブズ最終巻の発売日です


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長い間読んで下さった読者のみなさま、ありがとうございました。




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by dersuebeppi | 2017-07-13 08:40
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更新されております:

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第131回 「“勝ち目無し”とう名のアリ。小さいけれど侮るなかれ」





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by dersuebeppi | 2017-07-11 21:59

奈良

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に滞在しております。
前回来たのは12年前。平均年齢65歳のイタリアおばちゃん11人からなるグループを連れてきたのでした。
みんな土産物屋で「これいいわよ!」って木のこん棒買ってたのを思い出しました。

明日はこちらの県談に出ます。

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奈良または奈良近郊にお住まいの方でもしご興味があれば是非いらしてください。
チラシには抽選とありますが、最終的には先着順になりました。


奈良公園内のがちゃがちゃで出てきた阿修羅と金剛力士像

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by dersuebeppi | 2017-07-10 18:37
7月13日最終巻発売です:

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by dersuebeppi | 2017-07-05 22:48

今年10月から、NHKテレビイタリア語講座内で全4回に渡って「プリニウスの伝言」と称して古代ローマの土木技術や自然科学の話をする予定ですが、このガーディアンの記事にあるように、石灰と火山岩を混合したローマン・コンクリートは古代が生んだ最強建造素材と言えるでしょう。しかも現代のコンクリートよりもずっとエコだというのだから、古代から学ぶ事は本当に多い。






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by dersuebeppi | 2017-07-05 10:53
豊田議員の「ハゲ」罵声でいろいろと考えた、女性の理性制御崩壊。
ここに取り上げたイタリアに限らず、女性の理性制御崩壊がわりと日常的な国はまだありますけどもね....
とりあえず間近だと、うちのオシュウトメサマとか。

ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記 第130回目 更新されております:






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by dersuebeppi | 2017-07-04 18:37

夏らしいもの



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初スイカと巨大化した金魚2匹

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心霊百科


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by dersuebeppi | 2017-07-02 15:40
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来る7月11日、奈良県立橿原考古学研究所主催のシリアのパルミラをテーマにしたシンポジウムで記念座談会に出席します。ご興味のある方は先着順で聴講できますので詳しくはこちらをご参考下さい(上の案内には募集期日がありますが後に先着順に変更されました)。
座談会のメンツはシリア考古学博物館総局総裁マアムーン・アブドゥルカリーム氏、前文化庁長官で東大名誉教授の青柳正規氏、そして私。
ルーブルNo.9展で出典した「美術館のパルミラ」の原稿の展示もあります。
シンポジウムの専門家パネルではこの漫画で描いた古代パルミラの研究者でISによって殺害されたアスアド氏の息子さんふたりも参加されます。

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日時:2017年7月11日(火曜日)から13日(木)まで
会場:奈良春日野国際フォーラム甍 能楽ホール
主催:シルクロードが結ぶ友情プロジェクト実行委員会・奈良県立橿原考古学研究所

後援:UNDP(国連開発計画)、外務省、文化庁(申請中)、独立行政法人国際協力機構、日本西アジア考古学会

シリアでは2011年にはじまった紛争により、世界遺産パルミラをはじめとする多くの文化遺産が破壊や盗難の被害にあっています。シリアはこうした文化遺産を保存・修復し、将来に継承していくための国際的な協力を必要としています。
本年度、奈良県立橿原考古学研究所はUNDP(国連開発計画)からの委託を受け、シリアの文化財関係者の人材育成事業(シルクロードが結ぶ友情プロジェクト(The Silk Road Friendship Project))を実施します。今回はこの事業のキックオフ・イベントとして、下記のとおり国際会議を開催します。

●7月11日(火)14:00−17:00オープン・シンポジウム『シリア文化遺産の保護と日本の役割』
●7月12日(水)9:30−17:00専門家パネル『パルミラ遺跡の現在から将来へ』
●7月13日(木)10:00−17:10シンポジウム『シリア文化遺産の次世代への継承』

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by dersuebeppi | 2017-07-01 00:43
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「銀座百点」の対談。
漫画の話から政治、日本の出版業界のありかた、ルネッサンスに古代ローマからSNSについて、2時間の制限時間いっぱいお互いに喋りまくりました。特にパオロ・ウチェッロがどれだけ変な画家かという話で爆笑盛り上がり。年内に山田さんもそういう内容の面白そうな本を出版される予定だそうです。楽しみだ。

「銀座百点」は祖母の部屋の引き出しに何十年も前のやつがしまってあったのを読んだりしておりましたが、銀座の印象はと聞かれ、他の商業地域に比べて時代に譲れないハイグレードな職人的空気感が沈殿しているところじゃないかというのが私の答え。

対談の掲載号をどうぞお楽しみに。

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パオロ・ウチェッロの聖母子像を見てうけるマサッチオの図(芸術新潮7月号)


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by dersuebeppi | 2017-06-29 15:43

谷口ジロー特集

只今発売中の芸術新潮7月号
表紙はアルチンボルトです。

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そしてもう1つの特集は今年亡くなられた漫画家谷口ジローさん。
大友克洋さんと並んで私も「漫画家から見た谷口ジロー」というテーマでエッセイを寄稿しております。

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写真に谷口さんと一緒に写っているのは特集の中でも県談をされている元双葉社の佐藤俊行さんご夫妻ですが、実は私がまだ漫画家になることなど全く考えてもいなかった1980年代末、一時帰国していた日本からイタリアへ戻るアエロフロート機で隣に座られたのがこのご夫妻でした。

当時のフィレンツェのボロ屋にもご招待したり、その後日本へ帰国した際にはご飯を御一緒したりしたのですが、その頃は佐藤俊行さんが谷口ジローさんの編集者だったことなど全く知りませんでした。

それから後、佐藤夫妻とは音信が途絶えてしまいましたが、2011年に開催されたイタリアのルッカ・コミックフェスティバルに谷口ジローさんとともに招待された折りに、谷口さん経由で夫妻と20年ぶりに再会したのでした。


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ルッカ・コミックフェスティバルのサイトより



アエロフロートでお会いした時はちょうど「坊っちゃんの時代」を担当されていたとのこと。そんなこと全然仰ってなかったですよね、と驚くと「ヤマザキさんはあの頃、まったく漫画に興味が無さそうだったじゃないですか」と佐藤氏。確かにあの時は自分が漫画家になる日がくるなんて想像すらしていませんでした。
不思議なご縁です。


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静かで謙虚で決して自我を表に出すことも無くこつこつと丁寧に素晴らしい作品を生みだし続けてきた作家谷口ジローさん。
この特集を読んで谷口さんの漫画家としての世界観にあらためて感慨深くなりました。

そして:
とりマリの連載漫画「Gli Artigiani」。今回は私の大好きなパオロ・ウチェッロの過去話。(和名:とり・パオロ)
幾何学模様と遠近法は大好き、だけど人物が不得意だった奇天烈なこの画家は次回も登場予定。

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by dersuebeppi | 2017-06-28 08:44

漫画家ヤマザキマリのブログ。連絡先等はプロフィール欄をご覧下さい


by Thermari
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