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ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記
第118 「喧嘩でものを破壊するだけじゃない、知られざるイタリア女性の実像」


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エッセイでも触れていますが、私の見る限り、ここにある項目の幾つかはそのままイタリア男性にも当てはまるのでは?……という気も致しております。

ちなみに↓これがゴッド・ファーザー1でのシーン。



ブラジルですが、数日前ネットに上がっていた夫の別の女性との現場を突き止めた妻大暴れの動画↓



正直、どこの国籍だろうと暴れる女は暴れるんですよ。
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by dersuebeppi | 2017-03-28 21:07
久々に外へ出ました。

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天文台(今は大学の天文学部)

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のそばの川辺裏で魚をねらっていたお方
綺麗だのう

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野良猫とも遭遇 

いいあんばいの体格

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そして日本よりお先に散ってしまった桜…ではなくおそらくアーモンドの花びら

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春だ

家では相変わらず距離を置いた場所からじっと観察されているのだった

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by dersuebeppi | 2017-03-28 04:02
只今発売中のKu:nel5月号
よりエッセイの新連載が始まります

タイトルは「わたしの扉の向う側」
今回はフィレンツェ時代にアルバイトをしていたことのある、ポンテヴェッキオのそばのカメオ屋さんの話。

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よろしかったら是非。
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by dersuebeppi | 2017-03-25 14:56
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『私の友人である谷口ジロー氏は柔らかさを彩る天分を授かっていた』
"Il mio amico Taniguchi possedeva il dono di colorare la leggerezza"

イタリアの日刊紙 La Stampa に本日アップされていたイタリアの漫画家IGORT氏の記事です:
"Il mio amico Taniguchi "


谷口氏とは20年来の友人であるイゴルト氏は、この記事の中で、谷口ジローという作家が日本よりも欧州で評価されていたこと、その欧州で「漫画界の小津安二郎」と呼ばれる事が負担だという胸の内を語ったことにも触れています。

全文を訳したいところですがざっと抜粋すると:

«Perché, non ti piace Ozu?» scherzavo io. E lui, che ovviamente amava il lavoro di Ozu, uno dei massimi registi e narratori della vita minuscola in Giappone, si schermiva «no, non è questo».
「なぜ漫画界の小津と呼ばれるのが嫌なのですか?」とふざけてみた。日本の些細な日常の傑出した表現者である小津監督の作品を勿論彼も敬愛しているはずだが、「ちがう、そうじゃないんだ」と庇った。

Non gli piaceva essere inscatolato, non amava le etichette.
箍を填められたり、レッテルを付けられるのを好ましく思っていなかったのだ。

Ero a Tokyo quando lo cominciò e andai a trovarlo nel suo studio in periferia. .... Sembrava un sogno, quella velocità di produzione. Ma Jiro San, che aveva, all’uso giapponese, 4 assistenti che lo aiutavano negli sfondi, era considerato un disegnatore pigro.
東京では郊外にある彼の仕事場を訪れるようになった。……その作業時間の早さはまるで夢のようだった。しかし、4人のアシスタントに背景を手伝ってもらうという日本の方式で仕事をしているジローさんは、それでも自身を怠惰な作家だとしていた。

Malgrado la sua rapidità fosse un miraggio per un disegnatore occidentale, rispetto ai colleghi giapponesi era poco prolifico. Contravveniva alla regola della quantità, e della continuità opponendo una ricerca ossessiva della qualità.
欧州の作家にとっては彼の作業の早さはまるで幻影のようだったが、日本の同業者たちに比べると彼は寡作だ。品質への追究を徹底するとなると、量産と継続の法則には従えないだろう。

«Sono troppo lento per lo standard giapponese! Igoruto San», così mi diceva spesso.
『イゴルトさん、僕は他の作家に比べたら遅過ぎるんですよ』ということを、彼はいつも口にしていた。

....(la sua opera Harukana Machie, Quartieri lontani, avrebbe venduto oltre 300.000 copie solo in Francia) un giorno nel suo studio mi confessò: «sono povero».
(『遥かな街へ』はフランスだけでも30万部も売れた)、ある日彼の仕事場で『でも僕は貧乏なんだよ』と告白してくれたこともあった。


Jiro ascoltava musica, spesso, quando lavorava. Gli piaceva il rock. Era quasi infastidito dal fatto che si pensasse che lui ascoltava solo musica classica. «Mi piace», ma preferisco il rock.
ジローは作業中にはよく音楽を聴いていた。ロックが好きだったようだ。クラシック音楽しか聴かないように思われるのは迷惑がっていた。『好きだけど』、でもロックのほうがいいな、と。


Un giorno a Bologna mi disse «sono allergico all’olio di oliva». Al che risposi: «andiamo bene, Jiro San, in Italia è come dire che sei allergico all’aria, l’olio d’oliva è dappertutto, in quasi ogni piatto». Cercavamo ristoranti giapponesi, o cinesi.
かつてボローニャで『僕はオリーブ・オイルアレルギーなんだよ』と言われ、『ジローさん、それはヤバいですよ、イタリアでオリーブ・オイルのアレルギーだってことは空気のアレルギーだって言うようなもんだ。オリーブ・オイルはどこにでもあるし、どんな料理にも使われてるし』と答えた。そんなわけで僕らは日本食か中華のレストランを探して歩くことになった。


Dopo tanti anni, Jiro si ammalò, andai a trovarlo a casa, un onore che i giapponesi concedono solo agli amici intimi. Mi mostrò quel che stava disegnando. C’erano disegni meravigliosi, come sempre e un senso di pace che amavo. Quando lui e sua moglie Takako mi accompagnarono alla metropolitana Jiro mi disse: «disegnerai le tue storie per chissà quanto tempo ancora».
だいぶ年数が経ってから、ジローは病気になり、日本では信頼のおける友人しか許されないことだという敬意を抱きつつ、家まで彼に会いにいったことがある。彼は作業中の絵を見せてくれた。素晴らしい絵が沢山あり、それはいつもと同じ私の愛する平和的な感覚であった。奥様のタカコさんと一緒に地下鉄の駅まで送ってくれた時、ジローが私に「君はまだこれから先もずっとお話を描いていくんだろうね」と言葉をかけてきた。

«Anche tu Jiro San, voglio vedere tante storie nuove tue».
「ジローさん、あなたもです、あなたの新しいお話を沢山見たい」

Poi fu il momento dei saluti e lo guardai fisso negli occhi, che brillavano di tristezza.
それから別れの挨拶を交わすときとなり、私は悲しみが潤み輝く彼の目をじっと見つめた。

………

イゴルトさんは、この谷口先生へのオマージュ動画の一番最初に出てくる半纏を来た人です:



谷口先生は日本でももっと評価されたいとおっしゃっていたけど、実はまだ欧州では偏見を持たれがちな“日本の漫画”というものの多元性や幅の広さ、経済的生産性にとらわれている作品ばかりではないという側面を、それぞれが1枚の絵画のように丁寧で、かつ奥行きのあるお話と演出を叶えた珠玉の作品を通して確実に伝えてくださった、私にとっては本当に本当に本当に掛け替えの無い大先輩です。
このインタビュー記事を読んでいても、そのアプローチがしっかりと欧州の作家にも届いていたことが把握できて、読んでいて胸が熱くなりました。

ありがとう谷口先生。
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by dersuebeppi | 2017-03-23 19:40
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朝7時にパドヴァを出て10時からのフィレンツェ・アカデミア美術館を皮切りに、終日フィレンツェのディープ取材。
中井貴一さんが巡るルネサンスの巨匠ミケランジェロの旅番組にフィレンツェ・ルネサンスのご意見役として登場させていただきました。

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昨年は中井さんが案内人でレオナルド・ダ・ヴィンチを辿る紀行番組があったのだそうですが、今回はそれに続くかたちの番組で、ミケランジェロが焦点になっているそうです。

私は 『偏愛ルネッサンス美術論』でも触れておりますが、このミケランジェロという人があまり得意でありません。一抹のいい加減さもスキも許さないハーバード大学のエリート学生みたいな作品の有様には、初めて見た時から息苦しさと圧迫感を感じていたからです。でもディレクター的にも毎度の敬愛的発言とは違うものもたまには必要かということで、勝手なことを色々喋ってまいりました。
「賞讃ばっかりじゃその人物の本質は見えてこない」「毒がなければ美も引き出せない」と中井さんも、私のこの当時の画家や彫刻家に対する歪曲した見解を熱心に聞いて下さっておりました。


それにしても、毎度無人の美術館を見られる至福は何にも代えられないものです。
ありがたやありがたや…

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ちなみにメディチ家礼拝堂の地下にあるミケランジェロの壁の生々しいデッサン画には思わず戦慄が。
フィレンツェの社会情勢が不安定だった中、メディチ家礼拝堂の設計をまかされていた彼がここに15日間も閉じ籠らざるをえない状況にいたり、その間に描いたとされるもの。

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この閉ざされた空間の空気のせいもあるのでしょうが、なんというのか、この人がどんな状況におかれようとも、どれだけ自分に容赦ない性格だったのかが窺い知れるようでした。

メディチ家礼拝堂の取材を終え、私は夕方の電車で帰宅。中井さんご一行はタイトなスケジュールでの取材がまだ数日続くそうです。
ご苦労様でございます。
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途中、私がおすすめのフィレンツェの“サラメシ”も味見して頂けて良かった。


そして帰路の列車の中のイタリア・サラリーマン達。

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by dersuebeppi | 2017-03-21 13:37
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木々には花が咲きまくっております。


実家の雷に打たれて歪んでしまったアーモンドの木にも。
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本日はたいして手伝わされることはありませんでしたが、義父はずっとキッチンで壊れた手押し車の修理をしておりました


帰り道、冬の間山から降りてきていた羊の群れと遭遇。
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これからまた長い道のりを辿って山に帰っていくのだそう。


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未年の牡羊座生まれとしては何気にシンパシーを感じる生き物でもあるのでした。
(車から降りて近寄ってみたら群れの強烈な臭さとハエの襲撃に速攻で引き返しました)
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by dersuebeppi | 2017-03-20 02:08
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イランのお菓子。
1月の末パリでの滞在中、詩人で翻訳家の関口涼子さんから頂いた、たくさんのイラン食材(実は好物)の中に入っていたものです。

サフランテイストのふわっと暖かい食感の綿菓子。

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しかし、袋の中味を取り出した旦那が「これトランプの頭髪じゃないか!」と冗談を言ってくれたおかげで、それにしか見えなくなってしまいました。
そしてまた、これがイランの菓子というところがポイントです。

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とはいえ気がつけば美味しさに釣られて完食、世の中には不思議なお菓子があるものです。
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by dersuebeppi | 2017-03-19 15:53
イタリアへの帰路 エンターテイメントプログラムを観ていたら北條すずさんが。

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それにしても、この漫画のアニメーション化が実現したら素晴らしいなという思いでクラウドファンディングに参加してから数年後、ハッと気がついたらなんと大手飛行機会社の機内エンターテイメントでも観られるほどの大ヒットになるなんてこんなに感慨深いことがあるでしょうか。

今回は前回観た時気がつかなかった発見が沢山あり、しかも映像を巻き戻したりできるので、涙目になりながらも細部をいろいろ見直すことができて大満足でございました。
昆虫達もどんな種類のが出て来ているのか今回はしっかり確認できたのと、あとすずさんのミニえんぴつを見ていて、自分も小学校のころ鉛筆のおしりの一面を削ってそこに「やまざき」って名前書いてたのを思い出しました。
どんなわずかなことでも、そこに精緻な考証がなされていることが、この作品の素晴らしさを為している大事な要素であることを痛感。意識には届かなくても視覚の情報察知は容赦ない、ということだと思います。
切り取られた一瞬の時間の中に託された丁寧な思い入れ。そこからも、人の中にある様々な感性を、フルに万遍なく稼働させることのできる監督の技には改めて驚かされるばかりでした。

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東京上空

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シベリア上空

前回こちらのブログで取り上げた、試写会を観た直後の私のコメントはこちらにございます。

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そして久しぶりのパドヴァ (鹿児島の西郷煎餅と大分のザビエルを窓辺裏に置いて大聖堂撮影)
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行きつけのメシ屋Bacaro Padovanoでいつものエビ料理を頂く。
ピスタチオとシチリアのレモンの皮で味付け(酸っぱく無い) 相変わらずうまい!
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久しぶりにオーナーの親父と。
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この写真を見て「見ろ、ワシの禿げアタマが光っとるじゃないか! こりゃ聖人じゃあ!!」と喜ぶ親父。
何より。
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by dersuebeppi | 2017-03-19 00:06
今回の日本滞在中テレビのニュースは森友学園問題で明け暮れていましたが、ロシアにもこんな学校がいつのまにか設立されていたのを知りました。ガーディアンの記事です:

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'Russia's soul is monarchic': tsarist school wants to reverse 100 years of history
Patriotic financier known as the ‘Orthodox oligarch’ funds school that seeks to prepare students for the ‘inevitable’ return of monarchy


"Orthodox oligarch’ funds school "



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校長室にはニコライ2世の大きな肖像画。
「将来のロシア君主制のために新しいエリートを育成する"正教会のイートン"」というコンセプトのもとに設立したこの学校では、学生たちは“大間違いだったロシア革命”以前の、ロシア王朝時代のような、健全な道徳観、宗教観、知性と愛国精神を身につけるのだそうです。
この学校はクレムリンとも繋がっているコンスタンティン・マロフェイエフという謎の投資家の資金によって設立されたそうですが、彼によれがプーチンがロシア新王朝の新ツァーリになる日もそう遠くは無いそう。

過去の教育理念に帰依した学校がもしかしたら今後欧州にも出没する可能性もなきにしもあらず。
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by dersuebeppi | 2017-03-18 02:55
それにしてもあれだ
華々しい幕開けはいいのだけど、わたくしの身につけている衣装やバッチリなお化粧と、わたくしという中味自体が如何せん不調和な様子に思えてならないが、着物を着たからといって中味まで咄嗟に変えるわけにはいかんのだからやむを得まい。

「ブルガリ アウローラ アワード 記者会見動画」


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”ブルガリが今もっとも輝く女性たちに贈る「ブルガリ アウローラ アワード」が、今年も国際女性デーの3月8日にスタートした。記者発表には、受賞者である漫画家・随筆家のヤマザキマリと、推薦者の俳優・阿部寛が登場し、華々しい幕開けとなった”
Text: Yukari Shimada
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by dersuebeppi | 2017-03-17 12:15