2017年 11月 17日 ( 1 )

これからの季節、クリスマスの贈り物としてもご自分用としてもおすすめの本、ということで番組でご紹介したのはこちらになります:



1)「トムテ」著者:リードヴェリ/ウィーベリ

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3)「てぶくろ」著者:エウゲーニー・M・ラチョフ

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4)「冬の犬」著者:アリステア・マクラウド
この本は中継の都合で時間が取れずご紹介できませんでした。なのでこちらに紹介文を上げておきます。

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アリステア・マクラウドは樵、炭坑夫などを経験し、こつこつと勉強をして博士号を取り、英文学の教師をしながら地道に作品を書きつづけてきた、寡作な作家です。31年の作家人生において16作品しか残しておらず、ベストセラーになったのも63歳の時。

私はそんなマクラウドの作家としての姿勢も大好きです。


この短編集の中におさめられている作品は、カナダの東端にある極寒の地ケープ・ブレトン島で、自然や動物と生きる人々のさりげない日々と命のありかたと向き合う飄々とした描写が切なく、哀しく、だけどどこか暖かくて、とても印象的です。


表題にある作品を始めどれでもほんのりと物悲しさが漂う内容になっていますが、北国という雪と氷に包まれた空間でなければ育まれない美しい感性というものがあることに、読者はきっと気がつくでしょう。私も子供の頃は北海道暮らしですが、北国は人間を内省的にさせるのかもしれません。

楽しく元気で過ごしていたくても、たまにはこういう本を読んで、哀しさや淋しさ、生きることの儚さに浸ることも人間には必要なのだと思います。


私にとっては、マクラウドがこの世に残してくれた、素晴らしいプレゼントです。



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Alistair Macleod






5)「それはさっそくBuonappetito!」著者:ヤマザキマリ

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by dersuebeppi | 2017-11-17 10:00

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