2017年 06月 05日 ( 1 )

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壊れた雨戸を直しにやってきた何でも屋アントニオ

しかしうちの窓を見たとたんに固まった。

「なんだこの窓は…」
「え、何がですか」
「こんなに枠も古くなって、歪んで隙間風も入り込むのに、ガラス部分が最新二重構造になっているのはなぜ!?」

そんなことを聞かれても...と返答に窮するが、はっと思い出したのは、この家を購入して間もなく、隙間風が入るので窓を新しいサッシのにしたいと義父に相談をしたら、「そんなサッシに付け替えるなんて勿体無いから、ガラスを二重にするなどして寒さを凌ぐ工夫をしなさい」と指示されて、夫は言う通りに家中の窓を2重ガラスにしたのでした。ボロボロの枠はすべていったん外してペンキを塗り直し、結局、最終的に掛かったお金はサッシ窓にするのと同じくらいになってしまいました。

しかし、窓枠が歪んでいる限り、ガラスを二重にしたって隙間風は入るわけです。枠のペンキを塗り直したって、隙間風は入るのです。
何も改善されていないわけです。

そんな単純なことに、いままで、この家にかつて7年もくらしていながら全く気にしたことがなかった私達。

「こんな非合理的で無茶苦茶で意味の無いアイデアはポルトガル人のものではない、どこの誰なんだ」とアントニオ。誰も質問に答えない家族。

雨戸も修繕され、近所のメシ屋で極普通のポルトガル的昼飯。魚のフライとパサパサご飯。うまくないがうまい。


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人の意見に依存し過ぎてはいけない、としみじみ思いながら静かに昼食をとりました。

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by dersuebeppi | 2017-06-05 17:53

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