ここ数日間のいろいろ

と言っても旦那が帰ってきていたあの怒涛の一週間程ではありませんが・・・・

*旦那、凄く辛そうにシカゴへ帰る。
*旦那の両親がまたもはるばるイギリスまで60年前の中古車を購入に行き、帰りにドイツの田舎で壊れてえらい目にあう
*お迎えに住んでいるJさんのご好意でポルトガル国立バレエ団の「Coppelia」を見に行く
*日本から送られてきた「おくりびと」を見てナイアガラ並に泣く
*ご近所のOさんが日本で放映された歌手ジェロのドキュメンタリーを見せてくれて、また泣く
*漫画のネームが1日2枚以上仕上げられない
*今日から友達家族Bさんの暮らすパリへ行く

舅、ほんとに最近やばいです。
自分の仕事は完全に後回しになってます。
もうあの創作バイクでどうこうする意欲はもう消えてしまったのだろうか・・・・
イギリスまでこんな車を買いに行くという恐ろしいエネルギーはあるくせに・・・

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しかも帰りに3度程故障し、そのうちの一回はドイツの森の中だったそうです。
姑は「もうこれで人生も終わった」と思ったそうですが、親切な森の樵に助けられて(いや、まあ、近所に住んでる人)なんとかイタリアまで予定から一週間遅れてで帰ってこれたので何より。
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こでれあの家の意味不明な中古車は4台になりました~☆
いいんだろうか・・・
まあ畑といくばくかの家畜がいるので強気でいられるのは分かりますが。


それから「Coppelia」は面白かったです。バレエはたまに見るといいもんですね。
テレプシコーラを読みまくったせいで技術に少なからず知識があったおかげもあり、今まで以上に楽しめたような気もします。日本の漫画って凄いよなあ、のだめのクラシックにしてもスポーツにしてもこうやって一つの文化世界を一般大衆に浸透させるって、他の国ではないことですから・・・

という観点で考えると、「おくりびと」を見て納棺師になろうって思う人とかもいたんじゃないでしょうかね。
チェロを奏でる事と納棺をする感性がマッチングするというあの雰囲気、なかなかなもんだと思いました。
シカゴの旦那に欧米版サイトを見せたら「・・・・あんたの漫画もそうだけど、日本のセンチメンタリズムって物凄いものがあるよね・・・・」と言われました。西洋合理主義を徹底する、しかも学者の固まった頭を持つ旦那には判るまい。
いわばね、ギリシャ悲劇の概念と同じですよ。
泣いて精神を浄化させ、国民の精神バランスを保つ。
しかもこれは悲劇ではなく、可笑しさも織り込まれているのでホノボノ効果さえ演出されてるわけで。ギリシャ悲劇よりも見た後の気持ちはさわやかなわけですよ。
という薀蓄を垂れてみるが「自分はそういう映画はあまり」と答える旦那。
まあいい。いづれ強制的に見せよう。

というか、私はとにかく山崎勉に目が釘付けでした。
山崎勉、最高。


そんなわけで1日2枚しか進まないネームを一端中断してフランス行ってきます。
ルーブルで古代ローマのセクション見てこよう。そうすればもっとじゃんじゃんネームも進むかも・・・

それではまた。
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by dersuebeppi | 2009-04-02 17:13

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