セビリャのホテルで大喧嘩

a0087957_2131250.jpg


仕事がいつまで経っても終わらないっす・・・
日本のゴールデンウィークのせいで締め切りがいろいろ繰り上がってるせいもあるんでしょうが、なんか外が28度とかで、毎日晴天で、しかも窓から潮の香りの風が吹き込んできたりして、めちゃくちゃ仕事に集中でき難い雰囲気になってるざます!!
が、がんばらなきゃ・・・
仕上げなきゃいけないネームが2本。ファイト!!

ところで前回までのスペイン旅行の続きざます。

何が宿泊先のホテルで起こったのか、といいますと・・・

実は私たち家族はこのような小旅行に行く時、いつもペットの猫を持参していくんですが、ホテルを予約する場合は当然ペットタブーのところは避けて選んでいたわけですね。
または連絡して「子猫ちゃんが一緒なんですけどいいですかね?」と断り、承諾を得ておく(実際は大猫ですけど)。それでダメだった例ははっきりって一度もなかったんですね。

まあ今回もそんなわけで深く何も考えずに猫を持って行ったら、フロントで「ダメです」と即答。
ホテルのサイトにはペットの項目は空欄で何も書いていなかったんで「これきっと大丈夫だよ」って楽観してたんですが、そこは世界に名の知れた大型チェーンホテル。ロビーにもアメリカ人がぎっしり。ああ、これは確かにダメだなとその場で納得した我々に「猫はガレージに置かれている車に入れておいてください」と指示してくるフロント。
地下の狭い、しかも排気ガスが充満したそんなところに猫を2晩も置いておくわけにはいくらなんでもいきません。
とりあえずセビリアのペットホテルを探してもらってそこに急遽猫を連れて行くことにしました。

a0087957_214555.jpg

                          うちの猫
 
セビリア近郊の何も無い広大な土地にぽつんとあるペットホテルに猫を預け、再びホテルに戻ってきて、そして翌日古代ローマ遺跡イタリカへ。
散々歩き回り、近所のサンティポンチェとかっちゅうイタリカの現在形のしょぼい村で死ぬほどまずい飯を食べて体力気力全て抜かれた状態でホテルへもどったのですが、2枚あるカードキーが何べんトライしても開きません。

おかしいなと思ってフロントへ「磁気がおかしくなってるみたいなんですけど」と言いに行くと「あんたたち、ゆうべ猫を部屋に入れたまま寝たでしょ。ペットホテルに連れて行くふりして、後でまた取り戻しにいったんでしょ。今朝ベッドメーキングがあんたたちの部屋で猫を目撃したというから鍵は使えなくさせてもらいました」
とエラソ~に言い放つオバサン。

・・・・
ふだんめったに他人に突出した憤りってのを感じることなんて無いんですけどね。
このときは違った。
特に旦那がヴェビオス火山の如く大噴火を起してしまいました。
でも当たり前ですよ・・・
な、なんていう言い草!? っていうか、猫見たって何!? 幽霊!? ホテルに止めてもらえなかった我らがゴルムの生霊か!?!

その場でペットホテルに電話をしてフロントとしゃべってもらい、確かに猫は夕べからペットホテルに居たことが実証されました。
一気に青ざめるフロントの者たち。
「支配人を呼びなさい」と表情一つ変えずに指示する旦那。
奥からしょうぼそーなオッサンが出てきて支配人だと名乗ります。
「あんたが、この場できちんと誤ってくれるまで、ここから動きません。さあ、謝罪してください!」

オヤジ、すぐに誤りました。
でもどこか釈然としない様子。

「あなたのお名前を伺ってもよろしいですか?」と旦那。
支配人、一瞬ためらってから自分の名前を紙に書きました。
それから旦那はフロントの女性の名前、ベッドメーキングの係りの名前を全て確認し、紙に描いてもらい、「これからこのホテルの総責任者宛に手紙を書かせてもらいます」と一言。

宿泊者アンケートに「支配人は解雇するべきです」とでっかく一言。

手紙はまだ書いてませんが、「俺は本当にやる。あんな屈辱は許せない!」と未だに憤っております・・・・

a0087957_2155043.jpg


なんていうんだろうなあ、セビリアには何度も来てますが、来るたびに著しく観光化してる様が肌で感じられるというか、地元のお店やレストランの対応も、昔住んでたフィレンツェが見る見るうちに「何もしないでも金が入ってくるからサービスには努力しなてくもいい街」的な横暴さを膨らませていった雰囲気を彷彿とさせるものがあって、ちょっとがっかりしたというか。

街中に溢れるアメリカ人の観光客の多さにもびっくり。
夕飯に食べたタパスも「うん、まずい!!」
a0087957_2163249.jpg


これからどんどんエスカレートしてくんでしょうねえ。


という苦々しさを抱えて3日目に猫を迎えに行き(ペットホテルでの待遇は最高だったらしい。日の当たる一番いい部屋をあてがわれていた)、そのままポルトガル南部の温泉保養地Monsiqueへ。

a0087957_216535.jpg

温泉って言っても日本のソレとは全然ちがいます。
暖かい湯に使って「ああ、染みるワイ」というような場所ではありません。
でっかいプールがあって、それがジャグジーになってて、水温32度。さむいんだよ!!
広いプールなので泳いだら起こられました。「ここは保養にくるところ。激しい行動は避けてください」だそうです。
仕方ないから蒸し風呂とサウナで体を温め、ホテルの部屋に戻って蛇口から出てるのも温泉水だというのでバスタブに湯をためようとしたのに湯が出てこない!!
なんったる・・・・
「時間帯によってお湯に出量が下がる場合があるのでお待ち下さい」
って、朝まで待ってもぜんぜ湯は出ず。

苦い!!! ポルトガル初めての温泉体験にしては苦すぎる!!!
っつーか、寒いよ、体が・・・ なんで温泉でこんな思いをせにゃ・・・

でも近所の村で食べた「黒豚のヒミツ」は今までで最高に美味しかったです。
せめてそれくらいでも得した気分にさせてもらわんことにはお話にならんですからね

という、今年の我々の復活祭休暇でございました。
[PR]
by dersuebeppi | 2008-04-04 21:08

漫画家ヤマザキマリのブログ。HP) http://yamazakimari.com


by dersuebeppi