アルカンタラの橋

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数日前、寝しなに塩野七生さんの「ローマ人の物語」の賢帝の世紀を読んでいたら、古代ローマ帝国初の属州出身皇帝トライアヌスが作った(というかサポートした)橋が未だにスペインのポルトガル国境寄りにある、と記述されていたのを見て旦那に確かめたところ

「明日行ってみっか」

ということになりました。
風邪引いたり仕事づくしだったりでかなり煮詰まってたので調度良い息抜きになりそうです。
彼の指ものさしで地図上の距離を測るとリスボンから2時間もあれば着くというので、ゆとりの気分で出発。

・・・4時間掛かりました。
しかも周辺、何もナシ。
人もナシ。
トイレもナシ。
旦那の時間の尺度はどんなに几帳面であっても結局イタリア式なので、アテになったためしはありません。

だけど橋は健在!!
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古代ローマのパワーは素晴らしい~ はあ~
惚れ惚れしてしまいます。
一度450年程前に壊れたそうですが1900年前の基礎はそのまま、修復をなされてからはずっと実用の橋として今もその上をトラックや車が通過しています。
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でも自分たち以外誰もいません。
あんまり観光スポットではないようですが、それが逆にいい感じです。
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橋からそんなに離れていない場所に、Alcantara(アラビア語で橋)という村があったので、そこでお昼ご飯を食べようということになりました。
村、って言っても誰もいません。皆家の中に引きこもっているのでしょうか。
唯一見つけたレストランはその経営者家族の居間化していて、付けっぱなしのテレビではシンプソンズがスペイン語でいろいろ喋ってました。そして小学生くらいの坊主が椅子に座っていつまでもそれを眺めておりました。
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こんなド田舎になぜこんな凄い橋が・・・と思いますが、1900年前は古代ローマ帝国の属州ヒスパニアとルジタニアを結ぶ重要な道路の一つだったそうです。

イベリア半島には、スペインにもポルトガルにもこのような素晴らしい建造物がさりげなくあったりするので驚きます。

帰りの道、道路わきの街路樹にぶつからない為の配慮でしょうか。
目がちかちかして逆に衝突しそうになります。
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by dersuebeppi | 2007-12-13 02:42