VIVA!風呂文化

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今年のつかの間の日本滞在で、実行したくでもできなかった沢山のことの中でも最も心残りなもの、それは何かというと

銭湯へ行けなかった事

ですね。
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ここ、リスボンの我が家には風呂桶がありません。
真新しく改装したてホヤホヤのこの家を初めて見たとき、バスルームに備え付けられているこれまた新品のシャワーボックスを見て「ああ、風呂が無いのか・・・でもまあ、これで大丈夫かな」と楽観的にとらえたものですが、はっきり言ってそれは大きな間違いでございました。

「ええ~、うちにも風呂桶あるけど~面倒だからお湯溜めて入る事なんて滅多にないよ~」とのたまう日本のお友達の発言も、それは風呂桶が設置されているからこそ出てくるゆとりの発言としか私には思えません。

だって、あたくし、週に一度は必ず温泉か風呂に浸かる夢を見るんですよ!?!

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で、仕方がないので、大分前ですけどIKEAで赤ちゃん用プラスチック製お風呂(要するに楕円のタライ)を買ってきて、それにお湯を入れ、狭いシャワーボックスの中で体育座りでその容器の中に浸かってます。
足と尻が湯に触れるだけまだ良いのですが、はっきり言ってそのタライ、全体の深さの5分の1くらいも湯を溜めたらもう充分。中に腰を沈めるとあたくしの体積でタライの淵までお湯が満たされますが、そんなわずかな湯ははっきり言って体を温めるまでには至らないのです。
ほんっとにこれこそ気慰め、ってやつです。

古代ローマ遺跡に行くとかならず出会う「浴場跡」。
なぜこの文化が現代のヨーロッパに継続せんかったのか。
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キリスト教の影響なんですけどね。ローマ人の風呂が廃れた理由は。
裸万歳のローマ的理念から裸タブーのキリスト理念、
この変化はでかかったですね。

もしあのまま古代から風呂文化がここポルトガルでも継続していたら・・・
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そんなことをアホみたいに考えているうちに1日が過ぎて行くのでありました。

ちなみに先日業者の人に風呂桶設置の見積もりをしにきてもらいました。今年の冬はなんとしても風呂桶に浸かりたいです。

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それと次回日本に帰ったら昭和っぽい銭湯と、スーパー銭湯、このふたつにはどんなことをしてでも行きたいと思っております。
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by dersuebeppi | 2007-10-02 17:41

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