ラブ絵葉書

昨日東京からポルトガルへレンタカー一周旅行にいらした3人家族のお客様を、リスボン半日観光にご案内いたしました(午前中のみの半日で終わらせるつもりが、結局鯵やイカのグリルだの食べてたら夕方になってしまいましたけど)。
その急ぎ足での半日観光中、ふだん通らない小路なんかに入ってみたところ、ポルトガルの昔の商品などを再現した様子の物を扱ってるお面白いお店をみつけ、そこで2枚の絵葉書を購入いたしました。

この画像では見えませんが、小さく下の方に「Para ti, meu amor」(君の為に、愛する人よ)と銀文字で印刷されております。ラブ絵葉書として用いられていたのでしょうか。
そしてもう一枚はこの続きで撮影されたものらしく、同じ登場人物で背景が変わっています。

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一枚目:
男)「ねえ、すぐそこにとってもオススメのスポットがあるんだ、行ってみないかい?」
女)「え~、あたしもう歩くの疲れたわよ、なによそのオススメのスポットって・・・」

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二枚目
男)「ほうら、どうだい。なかなかいい場所だろう?」
女)「そうね、かなりしょぼいけど、この上に乗れば見晴らしもいいわね。あんたのことちょっと見直したわ」

気になるのは女性モデルの気の乗らなさそうな表情です。ちっとも楽しいデートに見えないのですが、男性の額に波型の皺を寄せながらの必死で気を配る様子が痛々しくもあります。
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30年ほど前のものだと思われますが、巧妙なつくりの合成写真でございます。

ところでこの3人ご家族ご一行様はその後オビドスという町目指して出発されましたが、ご主人は飛行機の中でも眠れず、しかもリスボンに着いたその夜も日本から仕事の電話が掛かってきて一睡もできなかったんだそうです。
「・・・The 日本の働きマンだ・・・」と衝撃を受けるも、ご主人はその疲労感を体の細胞の中から外には放出させない術を持っているのか、見た目至って平気。私もそうだけど、ガタイのでかい人って疲労感醸せないんですよね。
でも昼飯で大好きであろうはずのアルコール摂取をかたくなに拒んでいるのを見て「かなりキてるな」と察知。見知らぬ土地での遠距離車移動、大丈夫かしらと思うも、奥様と12歳のお嬢さんが物凄い「しっかりものオーラ」でお父さんを支えている様子がわかりました。
見送った旦那も「あのシニョーラが一緒だからきっと大丈夫だね」と安心した様子。
今頃どこぞで旨いポルトガル料理でも召し上がってるころでありましょう。
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by dersuebeppi | 2007-03-25 18:26

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