養老昆虫館と養老先生
2018年 05月 24日
先日箱根にある先生の別荘『養老昆虫館』にお邪魔してきました。
勿論先生の甲虫(ゾウムシやハムシ、タマムシにゴミムシ等もうキリが無い程様々なあれこれ)の美しき標本を拝見したり、ライカの走査型電子顕微鏡で1mmにも満たない小さな甲虫を見せて頂き、もうそれだけでも大変嬉しかったのですが、何より昆虫から歴史から植物から地質学に虫歯、たわいない昨今の世間話まで、どうでもいいような事でありながら、実は果てしなく振り幅が広く奥行きもある多元的な会話が猛烈に楽しかったです。
私もあらゆるスイッチ全開で、気遣いや気兼ねを一切払拭し、ありのまま、気の向くままにお喋りができて最高でした。
喋っているとつい先生が自分よりずっと年上であることをすっかり忘れてしまうので、オーバーヒートしないように時々注意してはいましたが、結局随分と長居をしてしまいました。
もしや、大プリニウスもこんな人だったのだろうか。
いや、多分違う。
養老先生は、やっぱり養老先生だな。
by dersuebeppi
| 2018-05-24 10:24