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教養・文化系専門 女ヴァンパイア....

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(写真は今朝の猫 本文とは関係ありません)

昨日のお昼時、とある用事から家に帰宅をする途中旦那と外を歩いていると、彼がいきなり「やばい!」といって反対側の歩道に移動しました。
何故だろうと思って前方を見てみたのですが、障害物的なものはないし、目に入ってきたのはイタリア人には珍しいヒラヒラなミニスカートに大きく胸の開いた服を着た、30歳くらいのお姉さんが携帯を見ながら立っている姿だけ。

良く判らないまま私も旦那の後について反対の歩道に渡りました。
すると、その歩道の脇にあった食料品店の窓に、ヒラヒラスカートのセクシーなお姉さんが旦那に気がついて「あ!」というリアクションをしているのが映って見えました。そして、数歩追いかける気配も。しかし、彼は全く気がつかないふりで先きをどんどん歩いていきます。

「ねえ、あの人なんだか声を掛けたそうにしてたよ」と早足で急ぐ旦那の背中に話しかけると「いいから無視して」という答え。

あとで話を聞くと、一度その女性は旦那の本のファンだといって大学に現れ、その後も執拗にメールを送ってきたり何度も待ち伏せをされたのだそうです。バールでコーヒーを飲んでいたらそこにもどこからともなく現れて、巨乳を然りげ無く押し付けられそうになった、とのこと。
彼女はどうやら旦那に限らず、この街の大学の教官、作家、文化人など、とにかく文科系知的職業の男性に誰彼構わずアタックする「教養人専門パンヴァイア」として有名な人なのだそうです。

「女性にはベルルスコーニみたいに高齢者であろうと外観がどうであろうと、経済力さえあればそれに吸い付けられる人っていうのがいるけど、中にはターゲットが経済ではなく、教養や知性という女性もいる」と旦那。まあ女性にもそれぞれ必要な栄養素がある、ということでしょうけれど。
「あの巨乳とミニスカを武器に大学の先生も何人か餌食になってきたに違いない、大学の先生とか教養人って気弱な人が多いから、あの女性の色気で迫ってこられたら太刀打ちできなくなると思う」
同業者達の立場に立って巨乳を押し付けられて来た時の心境を熱く語る様子を見ていると、相当なレベルの動揺を覚えたのでありましょう。普段「ベネト州には女性の人口ゼロ」などと失礼な事を言っている人にはかなり衝撃的だったのかもしれません。

でも、まあ、そういう女性は日本にもアメリカにもどこにでもいると思います。
by dersuebeppi | 2016-05-28 15:54

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