怒涛の日々とブログ本二冊

ご無沙汰しております。
更新をずっと怠っておりました。
申し訳ございませんでした。

シカゴに戻ってきてから時差が全く治りません。
正午に徹夜明けみたいな睡魔が来て、16時に爽やかな目覚め。午前0時ごろ無理矢理寝てみるも、2時間後には爽快な目覚め。早く元通りにならないだろうか・・・

シカゴからパリへ経ったのが3月半ば、パリでの書籍イベント&テルマエ・ロマエ仏版のプロモート活動を経て、日本へ到着・・・ シカゴを開けていたのは2カ月弱。
それにしても怒涛の、まさにドトウの春でした。
テルマエの映画のプロモの為に奔走しまくり、原稿もこなし。でもそれだけで貴重な日本滞在を決して終えたくないという意地で無理矢理楽しい事も詰め込み。沢山の素敵な人に出会い、午前様は日常化し。
人間ってやれば一日を2倍くらい引き延ばした感覚で過ごせるじゃないの!? などと良い気になった代償が毎日の睡眠3時間。だけど健康です。睡眠不足の原因が良質の高揚感だと、生理的なダメージには結びつかないのかもしれません。

映画の方も順調な様で何よりです。
私はローマでのロケ初日から撮影現場を見ていますが、テルマエの映画化を思いついたプロデューサーのIさんが、いつも濡れた仔犬のような目で「お金が足りないかもしれない、売れなかったらどうしよう・・」と両腕で自分を抱きしめながら不安がっていた姿が鮮明に脳裏に刻印されており、そんな彼が今回満面の笑みになっているのを見て、心底から安心することができました。
そりゃそうですよ、こんなヘンな漫画を映画化にするだなんて、相当な冒険ですからね。
とにかく良かった。
やはり阿部さんをはじめとするキャストのみなさん、監督、制作スタッフ、全ての方が渾身で頑張って下さったその結果なのだと思っております。特に阿部さんは、とんでもないシーンばっかり、本当に良くやって下さった。感謝の念に付きません。
5月13日には今回のヒットに関する記者会見があるそうですが、そこでちょっとびっくりなニュースもあるはずです。
私は少なくともビックリしました。
エンターテイメントの力って本当に強力ですね。

さて、そんな混乱の日々の最中に私のブログ本が2冊刊行されました。

一冊は「リスボン日記」(テルマエは一日にしてならず)
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これは私が2004年に日本を離れ、漫画家友達の松田洋子さんに誘われたMixiで綴る日記に遡り、テルマエを書くまでの、シリアやイタリアやポルトガルに暮らしてた当時のものをまとめたものです。
ブログで読むのと、一冊になったものを読むとではこんなに様子が変わるのですね・・・
バチカンの一騒動とか、本当に色んな事があったよな・・・と感慨深くなる一冊。怒涛の暮らしが決して今だけじゃない事が把握できる一冊。よろしかったら是非お読みください!

もう一冊は「テルマエ戦記」。
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こちらは「リスボン日記」から引き続き、テルマエの原稿を出版社に持ち込んだあたりから、現在の台風の渦中に巻き込まれるまでのさらなる怒涛の過程が纏められています。
テルマエのプロトタイプとなるセリフ無しの古代ローマ漫画「Victoria」もこちらに収録されています。これは自分的にとっても自信作なので、宜しかったら是非!
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by dersuebeppi | 2012-05-10 21:45

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